レブルのエンジンカバーを簡単に取り外ししたい。
世に出ているレブル向けのエンジンカバー製品は、結構装着が簡単なモノが多いです。両面テープマウントになっていますので、それを貼り付けておしまいです。
ただし、「脱着が簡単か」という観点では、両面テープマウントは決して簡単とは言い難いです。一度の取り付け&一度の取り外しだけであれば、両面テープマウントして剥がすだけなのですが、何度も何度も脱着するとなると、もともとの両面テープを剥がして、再度両面テープを貼り付けて…という部分の工程で地味に時間を食います。これならボルトマウントの方が簡単です…まあ、エンジンカバーをそんなに脱着する機会はありませんが、しっかりと洗車したいであったり、プラグ交換メンテ、アーシング、などなどカスタムやメンテナンスをする時にはエンジンカバーを外す必要があります。
というわけで、今回はエンジンカバーの脱着容易化作業をしていこうと思います!
今回使用したアイテム
Diabloエンジンカバー
大前提とはなりますが、Diabloのエンジンカバーが手元に必要ですね。私はこのタイプのエンジンカバーをレブルに取り付けています。
このタイプだけではなく、他のタイプでもやることは同じなので、自身の好みに合わせてエンジンカバーを調達してください!
強力面ファスナー(マジックテープ)
今回の脱着容易化のメインアイテムは、面ファスナー(マジックテープ)です!
フレーム側に貼り付け、エンジンカバー側にも貼り付けを行うことで、マジックテープにて固定することができるようになります!強力タイプを選びました。外れたら嫌ですので…!!
念のため、今回は面ファスナーだけではなく、最後にタイラップマウント化もしていきます。一応、ということで…
パーツクリーナー
どんな製品でもOKなのですが、パーツクリーナーと銘打たれている油汚れ落とし用の何かは面ファスナーの粘着力を保つために使用した方が良いと思います。
ホームセンターなんかでは1本250円程度で購入できるアレですね。バイクのメンテナンスでは1本は持っておきたいアイテムです!
Diabloエンジンカバー脱着容易化する!
それでは、Diabloのエンジンカバー脱着容易化カスタムしていきます!
まずはエンジンカバーを外す
なにはともあれ、エンジンカバーを車体から取り外してあげる必要があります。このタイプのエンジンカバーですと、両面テープでマウントされているだけなので、普通に引っ張って取り外していきます。
私は、一度このエンジンカバーを取り外し、再取り付けを行っているのですが、それでもかなり強固に取り付いていました。しっかりと脱脂して両面テープマウントすれば、1年程度は粘着力を維持できるようです。
マジックテープマウント化する
さて、それではここからがメイン作業となります。マジックテープマウント化していきますよ!
今回は、マジックテープマウントをフレーム側、エンジンカバー側共に貼り付けていきますので、しっかりと脱脂していきます。必要なアイテムで記載したパーツクリーナーでフレームを脱脂していきます。
この脱脂作業ですが、粘着力維持にかなり影響がある工程ですので、是非に実施することをおススメします。フレームに汚れが付着したままテープを貼り付けても、粘着力が低くなってしまうので。
それでは次に、今回のメインアイテム、マジックテープをフレームに貼り付けていきます。エンジンカバーが覆う領域がざっくりどのくらいかを把握し、その部分のフレームにしっかりと貼り付けていきます。
エンジンカバーがハマりそうな場所にまんべんなくマジックテープを設置していきました。下記のような結果になってます!
フレーム側の作業はOKですので、次はエンジンカバー側にマジックテープ(面ファスナー)を貼り付けていきます。やることはフレーム側と同じですが、面ファスナーはオスメスちょっと差がありますので、ちょうど噛みあうように配置する必要があります。皆さんご存じとは思いますが、マジックテープって、繊維がしっかりしているタイプのものと、ふにゃっとしてるものがありますよね。これがオスメスみたいな感じです。
フレーム側、エンジンカバー側共にマジックテープマウントを施しましたので、エンジンカバーを車体にマウントしていきます。やはりパカッと嵌めるだけです。
上記が一旦取り付けた後の状態となります。指でどのくらいの力で留まっているかを確認しています。両面テープマウントよりは弱い印象ですが、それでも自然落下するような感触ではないです。
が、脱落が怖いので一応この後命綱のタイラップマウントもやっていきます。
念のためのタイラップマウント化
両面テープマウント化は既に完了していますが、念のためにタイラップを使用して、万が一マジックテープが剥がれてしまったとしてもカバーが脱落しないようにしていきます。
やろうとしている内容は、エンジンカバーの下記マスキングテープで囲まれている部分に小さな穴を空けて、右側に見えているタイラップが通るような穴を作成し、フレームに固定できるようにしていきます。
やることはシンプルで、とにかく穴を空けるだけです。ドリルを使用しても良いですし、下記のようにリューターを使用してもOKです!リューターの方がちょっと融通が利く気はします。
エンジンカバーを削っていくと、内部はプラスチックで白い断面がかなり見えてしまいますので、スプレーで黒染していきます。
これでエンジンカバーのタイラップマウント用加工も完了しましたので、再びレブル車体に取り付けてタイラップ取り付けしていきます。
想定通りの位置に穴開け&フレームへの固定も問題なくできました!
これで、エンジンカバーを外したい時はこのタイラップをハサミでカットして車体からエンジンカバーを引っ張れば外すことができ、取り付け時は(両面テープの貼り直し無しに)エンジンカバーを押し付けて固定、タイラップを通してフレームに固定するだけということでかなーり脱着が楽になりました…!!
実際、この後にプラグ交換作業をやりましたが、脱着はめっちゃ簡単で、この作業をして良かった…!!と思いました!
というところで、今回は以上です!
なお、本作業の様子はYoutube動画にもなっておりますので、分かりにくい部分がありましたら動画の方もご覧ください。