今回はですね、最近購入したばかりのストリートトリプルのヘッドライトを交換してみたいと思います。
このヘッドライト、見慣れてくるとキュートだと思うんですが(そう見えるように目が慣れてきました)、慣れてきた今でも「めちゃめちゃかっこいい!!」っていう感じでは無いです…
なので、ストリートトリプルの765の最新ヘッドライトに交換しようと思います!
同じストリートトリプルだし、レブルにZ1000のヘッドライトを取り付けることと比較したら簡単にいけるでしょと、そんなノリでやっていきます!
今記事を書いていて思いましたが、そういえば購入してまだ1週間程度で、外車で、大型バイクのマシンに対して、ヘッドライトをゴリゴリに変更していく発想が自然と出てくるって、なんだか…自分が怖くなりました。
新型ヘッドライトをどうマウントするかを検討する
まずはマウント方法を見ていきます。
ストリートトリプル85のヘッドライトは、裏側のこのあたりに、ボルトとナットでヘッドライトが固定されているので、まずはそれを外していきます。
ボルトは確か14mm頭なので、ソケットやメガネレンチを使用して外しましょう。意外と固かったので、オープンスパナだとボルトを痛める可能性ありです。
ヘッドライトは、なんと片側1本ずつで固定されており、ボルトとナットを1つ外せば片側のライトが外せます。今回初めて知りましたが、ストトリのこの型のヘッドライトって、左右分割式だったんですね。後で戻す時に光軸がズレないか心配になってきました。
とりあえずヘッドライトの片側を外してみました。なお、この状態はライトの配線がつながった状態ですので、あまり宙ぶらりんにしないようにした方が良いですね。
今の状態、ヘッドライトが片方無い状態って意外とカッコいいですね。片方丸目にしてアシメ、などもワンチャンあるかもしれない… あと、たぶんその方がヘッドライトのマウントは簡単なので嬉しい、んですが、とりあえず新型ヘッドライト(ebayで海外から3万円程度で傷が付いている状態のモノを購入…後でヤフオク見たら、1万円代で落札されているのをみて発狂しました)を購入してしまっているので、とりあえず新型ヘッドライトを取り付けます。
もう片方のヘッドライトも外してしまいます。
さて、それでは新しいヘッドライトを車体に当てがって見ます。
残念ながら…新型ヘッドライト側のカプラーが絶妙に邪魔で、正面から見て丁度いい場所にマウントしようとすると、カプラとライトステーが干渉してしまいます…
結構格闘してみたのですが、どうしてもカプラが当たってしまいますので、もう少し車体側のステーを外していこうと思います。
ストリートトリプルのヘッドライトステーは、棒をクランプするような特殊な構造になっていて、この棒をマウントしている部分をさらに分解していきます。これでカプラ干渉を少し緩和することが出来そうです。
なお、この部分のM8のキャップボルトは、地味に硬かったので外す時は注意です。
クランプ部を取り外すとこんな感じになります。
この状態で再度ヘッドライトを当てがってみますが…個人的にジャストな位置にはもってこれなさそうです。とはいえ、さっきと比べたらまだ希望はありそう。
とりあえず、メーターバイザーとヘッドライトの間には隙間が生じてしまいますが、その辺りは後日バイザー側を調整することで対応しようと思います。一旦は、ヘッドライト側の都合で位置を決めていきましょう。
とりあえず簡易なステーを作ってマウントした
さて、ヘッドライトの位置がだいたい決まりましたので、この位置に固定出来るよう、ステーをとりあえず作成します。
家に転がっていたステーと、アルミ平板などを加工して、とりあえずこんな感じになりました。
先ほど外したヘッドライト固定用の機構の、棒をマウントしていたM8のボルト受け2か所があるので、それを間借りしてそれぞれ上側ステー(ヘッドライト上部に2か所固定ボルトがあるため)、下側ステー(ヘッドライト下部にも2か所固定ボルトがあるため)の分割式ステーを作成しました。
加工が容易なので、上側はアルミ平板でステーを作成しましたが、1か所だけアルミなのが気になるのと、上下別ステーとしたのでセンターが決めにくい、強度(現状は十分ですが、ずっと乗っていく、というのを見据えた)が気になるので、後ほどオール鉄のステーとし、溶接して上下接続出来るようにしたいところ、ですね。
折角ライトが固定できたので、テンションを上げるためにヘッドライトを点灯させてみましょう。
なお、配線は車体側から生えていた4Pカプラにポン付けできるようにハーネスを作成しています。
ストリートトリプルは左右それぞれにこの4Pカプラが生えていますが、新型ヘッドライトとの接続ではその左右どちらかのカプラしか使用しません。なお、新型ヘッドライト側は6Pカプラで、ドイツからカプラを取り寄せました。特殊過ぎる形状で、画像からどのタイプのカプラか類推するのがとても大変でした…マジで…
ライト側からは、6P→3線ギボシとなるように配線を組んでいたので、車体側は4P→3線ギボシとなるようにハーネスを作っています。ので、その3線同士をなんとなく接続すれば問題なく点灯するはず!
OKですね!! 今のトコロ、ハイビームに切り替えた時にロービームとポジション部が消えてしまいますが、これは後でダイオードを挟んで全て点灯するようにハーネスを改良します。
真面目に強固なマウントステーを作成する
さて、これでどんな本ステーを作成すれば良いか、そのための課題は何かがクリアになりましたので、これから鉄で真面目にステーを作成します。
家に転がっていた鉄ステーたちを見繕って、穴拡張であったり、ステーのカットなどを行っていきます。
まずは丁度いい長さのステーがあったけど、穴のサイズがちょっと合わないヤツを超硬ビットで削っていきます。
次に、鉄のアングルステーをイイ感じの長さにカットしていきます。このステーは、ヘッドライト上部を固定するのに使用します。
次に、この鉄のアングルステーと、やはり家に転がっていたホムセンステーを溶接で接続します。
この接続部を作成することで、ヘッドライト下側と一体にし、強度を高めようという作戦です。
ちなみに、1年半以上前に溶接機を買っていたのですが、今回初めて自分で使用します。以前友人にこの溶接機で溶接してもらったことはあったのですが、自分自身でやるのは初めてです。自分でこの溶接機を使用するのが初めてというか、そもそも溶接するのが初めてです。
で、実際にトライしてみた結果ですが… めっちゃ難しい…!!ただそれだけです!!
だいたい溶接ってどんな感じ、という雰囲気は分かっていましたが、いざやってみると難しいですね。グラインダーで接続箇所とアースクランプ箇所をしっかりと削って表面を出しておいたのですが、それでもスパークが安定して飛ばなかったり、イマイチ母材との距離をどのくらいに保てば良いかのコツも分からないしで、結構苦労しました。
溶接痕は汚すぎるのですが、そこそこの力を加えてもとりあえず外れる気配は全くなかったので、これでヨシとします。
さて、溶接した後の鉄はそのまま放置しておくと爆速で錆びてしまいますので、とりあえずプラサフ→ブラック塗装をしておきます。
後は乾燥後、ステーたちを組んだ様子がコチラです。ちなみに、この時は家にあったステンのボルトを使用しているためシルバーがかなり目立ちますが、後ほどブラックなボルトとナットに変更しています。
最終的に、この専用ステーを使用して、車体に取り付けました!
世にも珍しいストリートトリプル(2014)に2020年~モデルのヘッドライト装着後の様子がコチラ!!
恐らく過去の事例は無いであろう、ストリートトリプル85にストリートトリプル765のヘッドライト装着を行った結果がコチラです!
多少スクリーンとヘッドライトとの隙間は空いてしまっていますが、それを埋めるための汎用スクリーンは調達済なのでまあ問題ないでしょう!
ヘッドライトはダイオードを挟み、ハイビーム時はヘッドライトが両目点灯、ポジションランプも問題無く光るように調整済です!
光軸は、縦方向の調整はワッシャを挟むことで出来るようにしていますが、今のトコロ丁度良い角度になっている気がします。
あとなんといっても、ストリートトリプル85純正の宇宙人ヘッドライトからすると、かなり精悍になったフロントマスクで大満足です!!
ヘッドライト本体が3万円程度かかりましたし、変換ハーネス作成用のカプラ調達も結構大変でしたし、配線の情報も無いので確かめるのも大変でしたし、ステーの取り付け方法にも難儀しましたが、全てが上手くいって良かった!
というところで今回は以上です!