今回は、レブル250(MC49)にDiabloのショートテール(ショートフェンダー)を装着していきます!!
このパーツは、個人的にカッコいいと思うレブルの既製品カスタムパーツTOP1となる最高にお気に入りのパーツで、実は購入直後はこのパーツが装着されていました。
しかし、見て分かる通り、このパーツを装着してしまうと2人乗りNG、リアキャリアの取り付けNGとなってしまうため、泣く泣く純正リア周りに戻しておりました。
が、やっぱりこのテールめっちゃカッコいいよなあ…ということで、再び装着していこうと思います!!
ちなみに、今回のカスタムは難易度が低くは無いカスタムでして、DIYカスタム中級者以上の方推奨です。カスタム初心者の方、工具があまり揃っていない方が装着するには結構ハードルが高いかなと思いますので、自身の無い方はショップに任せた方が良いと思います。
レブル250に取り付けるDiabloのショートテール(ショートフェンダー)を眺める
今回取り付けるパーツはコチラです。
以前装着していたパーツなので開封の様子などはありません。また、既にある程度このパーツ自体に手を加えています。POSHのウインカーをテールカウルに貼り付け済であったり、配線もちょっと変更しています。
が、基本的な装着手順としては同じですので、新品でこのテールカウルを購入された方にも参考になるかなと思います。
裏側はこんな感じ。ちょっと配線が汚くなっていますが… これは前オーナーさんの施術をベースにしているため、やむなくこんな感じになっております…
カプラは車体側ハーネスにカプラオンできるようになっています。ウインカーのカプラは下記のようなモノが車体側カプラと一致します。
ちなみに、コチラのDiabloショートテールはタイ生産タイ販売の製品ですが、個人輸入せずともDiablo公式ストアやAmazonにて購入することも可能です。(2023/06/12 Amazonリンク更新)
Amazonでの購入が最もハードルが低いと思いますが、下記のAliexpressの方が安上がりになる可能性が高いですので、海外からの取り寄せに抵抗が無い方は購入検討をなさってください。
Aliexpress Rebel用ショートフェンダー
この見た目が3万円程度で購入できるなら安いモノかなと思います!ただ、のちの工程を見て頂くと分かるのですが、装着の難易度は決して低くは無いため、一定のDIYスキルが必要となります。
レブル250の純正リア周りを全て取り外す
さて、それではここからは装着作業となります!ちなみに、作業前の様子は下記のような感じです。既にチョイ癖があるテールになっています。コレはこれでレブルじゃない感があって良いかなとは思いつつ、Diabloショートテールには勝てないんですよね、カッコよさが(主観です)。
それでは作業をやっていきましょう。とりあえず純正のリア周りを全て撤去する必要がありますので頑張って作業していきます。この純正パーツの取り外すが全工程の8割くらいの時間がかかります…
まずはメインシートとタンデムシートを外していきます。この辺りは他の記事などでもやっていますし、途中まで工程が同じリアフェンダー交換作業のYoutube動画にもなっていますので、イマイチ分からない場合は動画をご覧ください。
私のレブルは2017~2019年の前期モデルですので、レギュレーターがシート下に配置されているタイプです。この辺りのレギュレーター付きプレートも同様に外していきます。新型もプレートを外す作業は必要ですね。
私のレブルは、リアキャリアが装着済なのでそれも外していきます。なお、リアキャリアが装着されていない場合でも、リアフェンダーのサブフレームに固定されている4本のM8ボルトは外す必要があるため、このタイミングで全て取り外しておきましょう。
タンデムシートの固定用 兼 リアフェンダーマウントプレートとの接続に使用されているボルトを取り外します。
邪魔になる配線周りを外していきます。下記はレブルの前期型用の作業で、レギュレーターのカプラを取り外してレギュレーターとプレートを取り外している部分です。
シート真下あたりに潜っているテールランプ、リア左右ウインカーのカプラも外していきます。下記で指さしている3つのカプラを全て外します。色分けされているので後で分からなくなることは無いと思います。(水色/橙色がウインカー、白の3Pがテールランプ)。なお、新型レブルの場合はちょっとだけ違う配線になっていると思いますが、カプラを外すという工程自体は同じです。
また、この時に画としては割愛していますが、テールランプユニット外しも必要になります。この辺りは省略してしまっているので…動画をご覧いただければ。
これでリアフェンダーを外すことができるようになっているはずですので、リアフェンダーを軽く持ち上げていきます。
車体左側のリアインナープレートに、ウインカーやテールランプの配線が這っているので全て撤去します。
これでリアフェンダー本体とテールランプが撤去できたと思います。
今度は、リアフェンダーサブフレームを取り外していきます。このサブフレームは、メインフレームに片側2か所ずつのボルトで固定されています。そこそこのトルクで締まっていますし、前側のボルトがかなり見え辛くスパナも入りにくい部分にあり、取り外しに苦慮します。
下記は分かりやすくスパナが入りやすいリア側のボルトを取り外そうとしている様子です。
なお、件の取り外しにくいサブフレーム前側のボルトは、バッテリーの丁度横側にあります。もちろん片側1か所ずつなので合わせて左右2か所外さないといけないです。これが面倒だった…
めっちゃ分かりにくいですが、下記の写真の指さしている先に本当にちょっと見えるボルト(14mmスパナだったと思います)を外そうとしています。固いのにスパナが入りにくい場所にあってヤバいタイプ。
今のまま取り外すのは流石に無理だろうということで、一旦バッテリー上部のプレートを取り外そうとしています。この様子はコチラのレブルのバッテリー外し記事が分かりやすいと思います。
バッテリー上部のプレートが外れたら、やっとスパナが入るようになりますので、ボルトを緩めにかかります。
反対側のボルトも同じような位置にあるので外していきます。マジで面倒。
本当にこのボルト2つを外すのに苦労しました…これだけで30分くらいかかったわ。
今度は、タンデムステップとその真ん中にあるボルトを外していきます。
反対側も同様にタンデムステップ部分とその真ん中のボルトを外していきます。
ここまでやると、やっとデカいリアフェンダーサブフレームを外すことができます。まあ、リアキャリアやタンデマーなどを支えるためのフレームになっている部分ですし、そんなに脱着頻度も多くないでしょうから作業性が悪いのは仕方がないところではありますね。
やっと外せたリアフェンダーサブフレーム。
同じように反対側も取り外せば、純正のリアフェンダーまわりの撤去作業が完了となります!
レブル250にDiabloショートテールを取り付ける
さて、これで作業が完了!くらいの時間がかかってしまいましたが、全作業工程としてはここまでで半分(ここから先は比較的簡単だけど)となります。
今度は、Diabloのショートテールを装着していきます。下記のような大き目のプレートと、
もう1つ細長いちょっと心もとないプレートを組み合わせます。M6のボルト3本を使用して組み合わせればOKです。
すごく見え辛いですが、組み合わせたショートフェンダー用のサブフレームを、さっき頑張って外したリアフェンダーサブフレームと同じ位置にマウントしていきます。作業し辛いバッテリー横の2か所と、リアサス上部の付け根あたりのボルトの左右合計4箇所を固定すればOKです。
後部側のボルトは簡単なんですけどね。
左右合計4箇所のボルトにてショートフェンダー用サブフレームを固定できればOKです。下記は軍手でちょうど覆ってしまっていますが、固定できればこの位置にサブフレームが生えてくるはずです。
さて、サブフレームが装着できたらテールカウル本体を装着していきます。ですが、フィッティングしてみるとヘルメットロックが干渉してしまっていたので外します。
これでテールカウル本体が装着できるようになったので、後は左右合計4本のボルトでサブフレームとテールカウルをマウントします。
ここまでくれば完成まであとちょっとです!
最後に、ショートフェンダーから生えている配線類を、最初に外したウインカーとテールランプの配線にそのまま接続すれば作業完了となります!
動作確認してみましたがOKそう!
お疲れさまでした!
と言いたいのですが、すっかり忘れていました。今のままだとナンバーがありません…ので、ナンバーをマウントしていきます。
とりあえず固定出来うる場所は…今の手持ちアイテムだとサイドマウントしか無さそうなので、あまり好みでは無いのですが車体左側にナンバーを固定します。
もともと生えたままにしていたリアサスあたりから生えていたサイドハンバーマウント用のステーを利用し、サイドナンバー化していきます。
このあたりは、通常はそんな場所にステーなんて生えていないと思うので、例えばリアサス下部のボルトから固定箇所を拝借して、3mmのアルミステーを折り曲げてステーとするなどでもOKだと思います。
ナンバーにはナンバー照射用のランプが必要となりますので、ランプも一緒にナンバーに固定します。
ライセンス灯までの配線は、スイングアームの裏側を這わせてスイングアーム可動部の付け根あたりまで配線を持ってきて、そこから上側に選を伸ばしていくことにします。これは、スイングアームが走行中に上下に稼働するからですね。スイングアームの付け根まで線を伸ばせばスイングアーム上下移動は発生しなくなるのでここまで這わせています。たまにリアサスの裏側に線をそのまま伸ばしている方がいますが、結構線のゆとりを持てば大丈夫だと思いますがチョイ心配がありますね。
ライセンス灯の電源は、私の場合はD-UNITの空きがあったのでそこから拝借することに。D-UNITや近くに電源取り出しが出来そうな箇所が無い場合は、テールランプの常光灯配線からもらえば良いと思います。
ライセンス灯と、反射板も装備して、最後の配線などの動作確認をして… 良さそうだったので取り付け作業はこれにて終了です!地味に大変でしたわ!!!!
レブル250×Diabloショートテール完成後の様子がコチラ!!
これだけ頑張って取り付けたDiabloショートフェンダーですが、仕上がりはどうなのか…!?こうなりました!
おおー--…カッコええやん…!!
ちなみに純正はこんな感じです。
明らかにリア周りのスッキリさが違いますね!(リアキャリアがそもそも邪魔というのはありますが)
反対側からの様子はこんな感じ。この時は配線処理が甘くて赤い線が見えてしまっていますが、すぐにコルゲートチューブで隠しておきました。
このように、レブルのリアビューのいんしょうを 一気にガラリと変更することができるのがこのDiabloショートフェンダーです!
個人的にはとてもお気に入りでカッコいいと思うパーツなのですが、若干取り付けが面倒なのでその点だけがネックですね…
いや、もう1点、雨の日の泥ハネが絶望的にヤバいというデメリットもあります…
いやいやさらにもう1点、現状だとサイドバッグもリアキャリアも取り付けられないという致命的な積載問題が…
などなど、実用性は大幅ダウンしてしまうので、装着する際はレブルに何をもとめるのか、をしっかりと相談した上で取り付けを決定されると良いかなと思います。
今回使用したアイテムおさらい
ウインカー変換カプラ
ショートフェンダー
Aliexpress Rebel用ショートフェンダー
というところで今回は以上です!
なお、今回の内容はYoutube動画にもなっていますので、興味のある方は是非ご覧ください!