【初心者向け】バイク乗りなら押さえておきたいメンテナンス5選!!【レブルベースで説明します!!】

今回は、「おさえておくとバイクの健康寿命が延びるかもしれない基本メンテナンス」についてまとめていこうと思います!

バイクのメンテナンスには、さまざまな種類が存在します。

代表的なメンテナンスイメージであるオイル交換まわりから、タイヤ交換、エアフィルター交換、ワイヤーオイル注油、各部のグリスアップ、フォークオイル交換、プラグ交換、バッテリー交換、適正トルクの増し締めなどなど、挙げだしたらきりがありません

正直、バイク初心者の方で「これからメンテナンス始めるんやで!」と意気込むも、ネット情報で色々なメンテナンスがありすぎて「つまり何から入ればええねん…」と心が折れたという方もいらっしゃるかもしれません。

というわけで今回は、バイクを健康状態に保つためにオススメな、基本的なメンテナンス5選をまとめていこうと思います!

まずはここからできるようになれば、メンテナンス入門としては十分だと思います。作業頻度と作業難度を考え、メンテナンスに入りやすいが重要なメンテナンスを厳選しました!それではさっそくやっていきましょう!

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基本メンテナンス1. 洗車

「洗車がメンテナンスかよ!」とツッコミがあるかもしれませんが、バイクをキレイに保つ、健康に保つためには必要で立派なメンテナンスの1つです。

洗車でやる内容

洗車でやることは皆さんが想像する通りの2つで、

  1. バイクに付着した汚れを落とす
  2. バイクに対してコーティングを施す

です。

1つ目の方はシンプルで、水を使用してバイクに付着した汚れを落としていく作業です。

お肌ケアでいうところの、洗顔に相当するのがこの工程です。

パット見はそこまで汚れていなくても、バイク車体をよく見ると(特に黒だとわかりやすいですが)、結構小さな砂埃などが付着しています。これを払わずにコーティングや磨きをしてしまうと、バイクの塗装に傷がついてしまいますので、入念に水洗いをしておきます。ヘッドライトの周辺やスクリーンなどには、虫が突撃してきた痕があったりもするので、とにかくしっかりと汚れを落としていきます。

2つ目の方もやっている人が多いかと思いますが、防錆剤塗布やコーティングです。

お肌ケアでいうところの、化粧水/乳液がこの工程です。

ごみを洗い流しただけで満足!というのはバイクにあまりよろしくないので、コーティング系の何かをしておくと良いと思います。

防錆剤配合のシャンプーで塗布であったり、錆を防ぐためのスプレーなどを塗布したり、バイクコーティング剤を塗布したり、という作業ですね。私は、上記すべてを実施しています。

防錆剤配合のシャンプーはコチラを使っており、防錆スプレーは(使用場所に依りますが)呉の6-66を、コーティング剤にはプレクサスを使用しています。(最近は、プレクサスより安価だけどそこそこ良いという製品もあるらしいので、別途レビューしたいと思います)

メンテナンスということを見据えると、メインとして特にやっておきたいこの2つ目のコーティングになりますね。

私は、まずざっくり全体を水で洗い流した後、バイク専用シャンプー(防錆剤配合)を水に混ぜて全体に吹きかけてから拭きあげ、最後に再びコーティングを施す、という手順です。せっかく防錆剤配合のシャンプーをしていますが、その後にコーティングもしていくスタイルです。

洗車の目的

洗車の目的としては、バイクの錆の原因となるような汚れを取り除いたり錆びを防ぐためのコーティングを施すことのほかに、全体をざっくり眺めることでバイクに外観上の不調が無いかをチェックすることです。

洗車時に注意すること

あまり注意点はありませんが、ここだけは押さえておくと良いでしょう。

  • 基本は前方向 OR 上方向から水をかける
    • バイクは雨天でも走れるように、前方向や上方向からの水には基本的には耐えられるようになっています
    • 一方で、後方側からの水には必ずしも強いとはいえない(マフラーの排気口なども後方についてますし)ため、後ろ側や下側から執拗に水をかけるのはNG
  • 鍵穴やマフラーの排気口などには水をかけない、気になる場合は事前にマスキング等しておく
  • 電装品が溜まっているような部分、自分で電装カスタムを施した部分にはできるだけ水をかけないようにする
    • 純正であれば、電装品がちょっと見えている部分でも前方向からなら問題は無いと思いますが…自分で電装カスタムを施した部分などはショートしたり水が溜まってしまったりという可能性がありますので注意です

マンションやアパートで水場が外に無いんだ…そんなあなたに!

私はマンションに住んでいるので、近くにホースなどの水場はありません。ので以前はバケツや2Lペットボトルに水をありったけ詰めて、洗車をしていたのですが、下記のアイテムを入手してからかなり洗車が楽になりました!そう、手動加圧散水機です

お値段は2~3千円程度といったところでしょうか。製品にもよると思いますが、結構サイズがデカいです。しかし、そのパフォーマンスは最高です!

手動加圧散水機は本当におすすめです!!

水2L程度を加圧ポンプ内に入れて、自転車のタイヤの空気入れみたいにめっちゃ加圧していきます。すると、ホースの先端からそこそこの勢いで水が噴出してくるという仕組みになっています。これが、入れた水の量にもよりますが、10分程度は散水することができます。意外と持ちがいいんですよね!

水で汚れを洗い流し切った後に、洗車シャンプーなどを散水機に入れ、もう一度加圧してから散水することで、いったん家に帰ることもなくそのままシャンプー掛けができます!マジで最高のアイテムなのでオススメです。

最後にコーティングや防錆は必須!

水で洗い流すだけだと、バイクの表面にコーティングが全くない状態になってしまいます。逆にバイクが錆びに対して弱いような状態になってしまいますので、最後に防錆対策はしておきましょう。

バイク用の洗車シャンプーを使っている場合は、おそらく防錆剤が含まれていますので大丈夫だと思いますが、そうでない場合はコーティングを、フォークやメッキ部などのより錆びてほしくない部分には防錆成分強めのケミカルを使用しておくと良いと思います。

水あり洗車か、水なし洗車か

ネットの議論として、水あり洗車か、水なし洗車かというものがありますが、個人的には絶対的に水あり洗車をお勧めしたいです。

前述のとおり、バイクの表面には砂埃などの不純物がくっついていることが多く、そのままの状態で水なし洗車アイテムを使用してしまうと、車体に磨き傷をつけてしまうことになりかねません。ですので、できる限り水あり洗車をしておきましょう。

前述の手動加圧散水機がかなりオススメです。買う予定も無いよという場合は、2Lペットボルトなどにありったけ水を貯めておいて、洗車に使用すると良いでしょう。

基本メンテナンス2. タイヤの空気入れ

意外と抜けているタイヤの空気

あまり盛んには言われませんが、タイヤの空気は結構マメにチェックすべきメンテナンスポイントです。1か月に1回はチェックしておきたいですね。長距離ツーリングの前後では、必ずチェックしておきたい箇所でもあります。

タイヤは、乗っても乗らなくても少しずつ空気が抜けていくモノです。タイヤの空気が規定よりも少ない場合は、バイクの操舵フィールが悪くなりますし、コーナリング性能も悪化します。そうそう無いと思いますが、空気が抜けすぎている場合はバーストする可能性もあります。

とにかくタイヤの空気が少ないことでメリットはありませんから、定期的に空気圧のチェック&充填をしましょう。

タイヤの空気はどうやって入れるの?

空気を入れるための装備は持っていない方の方が多いかなと思います。そうした場合は、ガソリンスタンドで空気入れを借りるのが良いでしょう。だいたいどこのスタンドにもおいてあります。なんなら、フルサービスガソリンスタンドなら「タイヤの空気圧を見てほしいんですけど」と言えばやってくれるかもしれません。

ちなみに、ガソリンスタンドの空気入れは、バイクのエアバルブに対して絶妙に入れづらいタイプのものもあります。このタイプのガソリンスタンド、全体の60%くらいな印象なので…結構出会います。とはいえ、実はこの空気入れでもバイクに空気を充填することは可能で、エアバルブを少しだけ傾けてあげればOK。あまりにも角度をつけすぎると危ないので、無理は禁物です。

他にも、ホームセンターなどで売られている自転車の空気入れ&エアゲージを購入し、現在の空気圧の確認&手動でのエア充填という方法もとれますね。5年くらい前まではこの方法で空気圧のチェック&充填をしていました。

最近私がやっている方法は電動空気入れを用いた方法で、なかなかオススメです

私が使用している製品は残念ながらモデル落ちしてしまったようですが、上記のカエディアさんなら信頼性はある程度高いはず!

規定空気圧ってどのくらい?

大体、バイクのチェーンカバーに規定空気圧についての記載がありますので、その通りに空気を入れればOKです。

なお、レブル250(MC49)の指定空気圧は前後共に200kPa(2.00kgf/㎤)です

基本メンテナンス3. チェーンメンテナンス

チェーンには、定期的にチェーンオイルを塗布してあげる必要があります。

特にノンシールチェーンでは、メンテナンスを怠るとすぐにチェーンが伸びてしまいますので、こまめなチェックが必要になります。

シールチェーンではシール内部にグリスが封入されているため、ノンシールチェーンよりもメンテナンススパンが長くても伸びにくいですが、それでも一定期間での注油はした方が良いでしょう。

また、チェーンが伸びている場合には、チェーンの張り調整も必要になります。

これらを総じて「チェーンメンテナンス」と呼称します。

なお、レブルのチェーンメンテナンスについてまとめた記事も書いていますので、詳細は下記を参照ください。

【レブル250 メンテナンス】Rebelのチェーンメンテナンスします!【張り調整と清掃/注油】

清掃と注油メンテナンスについて

チェーン清掃は、チェーンクリーナーと呼ばれるケミカルをチェーンに塗布し、ブラシなどで汚れを落としていきます。この時に、下記のようなチェーンブラシがあると捗るのでおススメです。

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AZ(エーゼット)
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チェーンクリーナーは、KUREのモノがサイズがデカくて良いですね。最近は、チェーンディグリーザーというものを使用していますが、コチラも意外と落ちやすかったのでおススメ。

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KURE(呉工業)
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チェーンは1週をまんべんなく清掃してあげる必要があるので、タイヤを回転させるか、車体を転がしてチェーンの磨いていない部分を露出させて、という手順が必要になります。

この時に、メンテナンススタンドや、リアタイヤを持ち上げるためのアイテムがあると捗りますので、よく自身でメンテナンスをされる場合は入手しておくと良いでしょう。Amazonでは下記のアイテムが人気のようです。このタイプは、収納性が良いのがメリットですね。(2024/02/10 結局私もこのタイプのスタンドを購入して愛用しています。収納性が高いのがマジでおススメ!!)

私は、下記のようなフレーム型のリアタイヤを持ち上げるメンテナンススタンドを使用しています。車体の水平が出せるのは良いのですが(オイル交換時に窓を見る場合)、ちょっと邪魔(シンプルに保管場所に困る)なのがアレですね…

チェーンの汚れている部分にチェーンクリーナーを塗布し、チェーンブラシで磨いて汚れを落とし…というのを、チェーン1周にわたって行えば、チェーンの汚れ落としとしてはOKです。

最後は、チェーン1周に対してチェーンルブ(チェーンオイル)を塗布してあげればOKです。

チェーンオイルを塗布する時は、シールチェーンとノンシールチェーンで注油ポイントが若干異なりますので意識すると良いでしょう。

シールチェーンの場合は、シール(プレートの間に挟まっているゴム部品)に対して、保護性能を保つためにオイルを塗布する目的と、錆を防ぐ目的でチェーンオイルを塗布します。勘違いされる方が多いですが、外からシール内部にオイルを入れることは出来ません。あくまでシールを保護するためにルブを塗布します。(DIDRKチェーンの公式ページにも記載があります。

オイル注油に最適なタイミングは?

DID公式などには、「走行の前日に行うと良い」と記載があります。理由としては、チェーン深部までオイルが浸透するから、だそうです。

チェーンオイルを塗布してすぐに走行してしまうと、せっかく塗布したオイルがしっかりと浸透する前にオイルが遠心力で飛んで行ってしまいます。または、ツーリング後に塗布しておくと良いでしょう。次の走行までにしっかりと浸透しますし、乗らない期間の錆び防止にも役立ちます。

チェーン清掃&注油のメンテナンス時期は?

こちらもDID公式に記載があり、「500km走行後又は雨天走行後」が良いとのこと。個人的には、シールチェーンなら1000km程度走行してからでも問題ないかな…という肌感ではありましたが、チェーンの寿命を長くするためには500km程度でやった方が良いのでしょう。

雨天走行時は、雨により油分が落とされがちですので、オイル塗布をしておくとシール保護観点でも錆び防止観点でも良いですね。

チェーンメンテナンス(張り調整)について

チェーンの張り調整は、車種によってやり方が若干異なるので、ここで詳細の記載は割愛します。

目的は、チェーンの遊びを適切に保つことです。一般的なオンロードバイクでは遊びは20mm~30mm程度、オフロードバイクでは遊びは30mm~40mm程度と指定されています。この規定値から大きく外れると走行時に危険です。

チェーンの遊びが無さすぎる(ピンと張り過ぎている)場合は、チェーンに強い負荷がかかりがちですので、摩耗が早まったり、遊びが全くなければ破断してしまう可能性もあり危険です。

チェーンの遊びがありすぎる(ゆる過ぎる)場合は、チェーンの脱落の可能性があり、やはり危険です。

レブルの場合は、コチラのチェーンメンテナンス(張り調整)の項を参照ください。

なお、張り調整はDID公式ページでは1000km~2000kmで調整してね、とのことでした。

基本メンテナンス4. オイル交換

オイル交換は、バイクのメンテナンスではかなりメジャーかと思います。「バイクをメンテナンスしてるぜ感!!」も出ますね。

メンテナンス内容としてはその名の通りで、バイクのエンジン内に入っているエンジンオイルを交換するというもの。一旦もともとのオイルを排出し、新しオイルを投入するというメンテナンスです。

オイル交換メンテナンスのやり方

レブルの場合は下記の記事としてまとめていますので参照ください。

【レブル250】オイル交換とオイルフィルター交換をやっていきます!【メンテナンス】

グラディウスの場合は下記。

【グラディウス400】2度目のオイル交換です。今回は明るい時に作業しました

ざっくりとした交換手順としては、

  1. 少し暖気する
  2. オイルドレンボルト(エンジンの下の方についてる)を緩め、オイルを排出する
  3. オイルドレンボルトのワッシャを新品に交換し、ボルトを取り付ける
  4. オイルフィラーキャップを開け(エンジンの上の方についてるプラスチックのフタ)、新しいオイルを投入する(規定量の8~9割入れる)
  5. 暖気してからオイル窓を確認し、オイル量を確認する。足りなければさらにオイルを投入する(5を繰り返す)

といった手順となります。

オイル交換2回に1回は、オイルフィルターも一緒に交換すると良いでしょう。

オイル交換のタイミングは?

レブル250の場合は、サービスマニュアルに下記のように記載されています。

  • 新車で購入時は、初回1000km又は1か月で交換
  • 以降は6000km走行後又は1年ごと交換

ということで、ネット情報に書かれているような記載よりも長いスパンでOKということでした。

昔のバイクは、エンジンの密封性が現在程は高くなく、オイルの劣化が早かったためかオイル交換スパンがもっと早く定義されていました(3000kmで交換、4か月で交換など)が、現代のバイクはかなりスパンが長くなってきています。

もちろん、これよりも早いタイミングでオイル交換しても全く問題はありません。オイル交換スパンを短くして発生するデメリットは、お財布へのダメージが高くなることくらいですので。

かくいう私は、レブル250のオイル交換は大体半年~1年に1回のみ交換しています。1年で3000km程度しか乗りませんし、パフォーマンス的に不満を感じたことも無いのでこの位のスパンとしています。

なお、グラディウス400のサービスマニュアルも見てみましたが、なんとレブルと全く同じでした。

最低でも、1年に1回以内、6000km以内で交換しておけばよいでしょう。

オイルは何を入れればいい?

ご自身のバイクのメンテナンスマニュアルに推奨オイルが記載されていますので、それを入れれば問題ないでしょう。レブル250を含むホンダ車では、コチラのページからオーナーズマニュアルのPDFをダウンロードできますので、現物の冊子をなくしてしまっても大丈夫です。

そのオーナーズマニュアルによると、レブル250の推奨オイルは「HONDA ウルトラG1(10W-30) 又は相当品」とあります。ので、とりあえずウルトラG1 10W-30をチョイスすれば間違いはないでしょう。もっと高性能なオイルを入れても全く問題はないどころか、フィールは良くなるかもしれません。

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なお、今調べていて驚いたのですが、ウルトラG1って気付いたら10w-30から5w-30になっていたんですね…2021年に、13年ぶりのモデルチェンジとなっていたようです。

「10w-30じゃないけど、このオイルで大丈夫なん!?」と思ったあなた、大丈夫です!5wの部分は、寒冷時の性能を表す数字で、小さい程良い(オイルが冷えていても始動性やレスポンスなどが良い(サラサラ))ため、10wが5wになる分には全く問題ないどころか、ちょっと良い方向になっています。この部分については、ヤンマシさんの記事がとても面白かったので興味のある方はみてみてください。

ちなみに、私はいつも下記のAZさんのエンジンオイルを使用しています。グラディウス400にもレブル250にもGN125にも使用していますが、どのバイクでも満足のいくパフォーマンスが出てますのでおススメです。

オイル交換時の注意

メジャーなオイル交換メンテナンスですが、注意点はいくつかあります。しっかりとおさえておきましょう。

  • オイルドレンボルトのトルク管理はしっかりする
    • オイルを排出する箇所のオイルドレンボルトは、オーバートルクで締めてしまうとネジ山にダメージが加わってしまう、次回オイル交換時に外せないなどの問題が発生します。一方で、トルク不足だとボルト脱落の可能性があります。
    • オイルドレンボルトがねじ切れてしまったりすると(特にアルミボルトにしてしまうと…リスクが上がります)、リカバリがかなり大変です…
  • オイルドレンワッシャは必ず交換する
    • オイルドレンワッシャは使いまわしはNGです。オイル漏れの可能性が高まります。
  • オイル量不足、入れすぎはNG
    • オイルが規定量よりも不足してしまうと、エンジンの潤滑などの観点からよくありませんし、入れすぎるとエンジンの抵抗が増えてパフォーマンス悪化の可能性があります

基本メンテナンス5. バッテリー充電

1~4までのメンテナンスとは頻度がガクッと下がるかなとは思いますが、バッテリーを健全な状態に保っておくためには是非に認識しておきたいメンテナンスです。

バイクのバッテリーは、放置しておくことで少しずつ放電していきます。定期的にバイクに十分な距離/時間乗っている場合は、バイクのエンジンから発電された電気により十分充電されるので問題はありませんが、1か月に1回程度しか乗らなかったり、冬の間には全く乗らず、冬眠するような場合は是非にバッテリー充電をしておくと良いでしょう。

バッテリー充電のやり方

バイクからバッテリーを外し、バッテリー充電器に繋ぐことで充電を行います。

もしバイクの近くに充電用のコンセントなどがあれば、バッテリーを外さずとも車体に装着されたまま充電が可能ですので若干楽ですね。

ちなみに、レブルのバッテリーの取り外し方は下記の記事にまとめています。レブルは、地味にバッテリーを取り外すのが面倒でした…グラディウス400やGN125の方が楽ですね…

【レブル250】レブルのバッテリーの外し方【メンテナンス】

バッテリー充電器について

バイクは基本的には12Vですので(一部の車両は6Vですが、レアです)、12V対応のバッテリー充電器であれば基本的には何でもOKです。安いものであれば1000円台から、普通に使えるそこそこの信頼性の充電器でも2000円台で購入可能です。昔は5000円以上していましたから…いい時代になったものです。

Amazonでは下記のものが価格面でも評価面でもGOODです。

ちなみに、私は下記の製品をかれこれ5年以上使用していますが、全く問題なく使えています。Amazonの評価も結構高めです。

バッテリーの脱着さえできれば、充電作業自体は端子のプラスマイナスを繋ぐだけのシンプルな作業ですので比較的お手軽な部類です。レブル250はその脱着の部分が…若干面倒なんですよね…

絶対におさえておきたいポイント

① 端子脱着の順番

バッテリー端子の外す順番、付ける順番はとても重要です。間違えるとショートさせてしまう可能性があります。

バッテリーを「外す場合」、マイナス端子から外し、その後にプラス端子を外します。プラス端子側は、赤いビニールなどが被さっていることが多いので、なんかやばそう感がでている方です。

バッテリーを「取り付ける場合」、プラス端子から装着し、その後にマイナス端子を装着します。

理由としては、バイクはフレームも1つの回路として扱われており(車も同様)(ボディアースといいます)、もし仮にプラス端子を先に外した状態で、プラス端子がフレームにちょっとでも触れた場合、ショートします。抵抗ほぼ無しで電源のプラスとフレームのマイナスが触れることになりますので、大きな火花が散ったり、そのまま放置しておくとバイクのフレームやハーネスが熱を帯び、最悪焼けきれます。とにかく、大変に危険です。

端子自体がフレームに接触するということはあまりないと思いますが、例えばちょっと工具が接触したりであったり、端子を外そうと苦闘している時に一瞬でもどこかに触れたりというケースはあり得ます。

先にマイナス端子を外しておけば、プラス端子を外したとしても回路が出来上がらない(マイナスを外した後にプラスを外したら、バッテリーが完全に孤立した状態になり、仮にプラス側だけがフレームに接触しても何も起きませんし、マイナス側だけがフレームに接触してもやはり何も起きません。というわけで、バッテリー取り外し時はマイナス端子から外すように意識しましょう。

② キーオフ!!

当たり前ではありますが、電気が流れているとかなり危険ですので、キーオフ(バイクの電源オフ)は徹底しましょう!

おわりに

というわけで今回は、レブルを主題としてバイク乗りなら押さえておきたいバイクの基本メンテナンス5つをまとめてみました!

昔のバイクならともかく、最近のバイクはあまりメンテナンスを意識しなくても故障することがかなり減ったなと体感しております。ですので、今回記事のようなメンテナンスができていれば、バイクの健康状態を良好に保ち続けることができると思います。

ただし、一番最初の項に記載をしている通り、バイクには様々なメンテナンス箇所が存在しますから、日常メンテナンスは上記5つで良いとしても、1年に1回や数千キロ走行のタイミングで各部のチェック/メンテナンスは別途行うようにしてください。これについては、1年に1回、バイク購入店で定期点検してもらう、で十分良いと思っております。

というところで、今回は以上になります!

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