今回は、OlympusのOM-D E-M1のレビューをしていこうと思います。
最近買った!というわけではなく、もうなんやかんやで2年間使ってきました。
今更こんな記事を書く理由としては、このボディを手放そうと思っているからです。記念用の記事ですね。
今更ニーズは殆どないかと思いますが…書いていきます!(既にE-M1 MarkIIIやOM-1が発売されておりますので…)
購入理由
2年前まではE-M5(初代)を使っていたのですが、
- グリップが弱すぎる…
- 当時主に使っていたレンズがM.ZUIKO 12-40mm F2.8 PROでしたが、このレンズをストレスなく使うには大型グリップが必要だと思いました
- もちろん、外付けグリップなどは数多存在しますが…
- 手振れ補正が弱すぎる…
- それでも当時としてはかなり優秀な部類だったはず…
という理由より乗り換えを検討し始め、当時既に価格がかなりこなれてきていたE-M1(初代)を購入しました。
E-M5(初代)で感じていた上記のような不満は、E-M1(初代)への乗り換えで完全に無くなり、当時はかなり大満足だったことをよく覚えています。
E-M1のレビュー
それでは!E-M1についてのレビューをつらつらと書いていきます。
E-M1の外観
OM-Dシリーズは皆そうなのですが…
めっちゃ高級感…漂うオーラ…サイコーです!!
PROレンズと組み合わせると、さらにそのカッコ良さに磨きがかかります。
カメラってもちろん写りはとても大事です。が、同時に所有感を満たしてくれるかどうかっていうのもとても大事なことだと思っていて、このE-M1は他のカメラメーカーのボディと比べても所有感を十分に満たしてくれます。
一目見てボディ上部のダイヤルの質感に惚れました。
シャッターのボタンにしっかりとスピン加工で高級感を出し、その外側のダイアルも負けじと高級感を出してきています。
LUMIX G9 Proもレビューサイトでは高級感がGoodと言われていましたが、個人的にはそれよりも高級感を感じます。
サイズ感は、流石にE-M5やPENシリーズと比べると大型に見えますが、フルサイズの一眼レフカメラと比べるとかなーり小型です。同じマイクロフォーサーズのLUMIX G9 Proと比べても一回り小さく見えます。
横幅はそんなにE-M5と変わりませんが、グリップを含めた奥行きは結構違いますね。(後で比較写真を追加します)
ファインダーは、E-M5(初代)よりもかなり良くなっているようですが、G9 Proと比べるとちょっと見辛いかなという感じ。5年前のモデルを1年前のモデルと比較するのはちょっと可哀そうかとは思いますが…当時としては十分な性能だったと思われます。
背面ディスプレイは、バリアングルではなくチルト液晶です。
E-M5(初代)もチルトで、E-M5 MarkIIからバリアングル(左側に開いてモニタをひっくり返したりもできる = 自撮りできる)になりますね。
ユーザからの要望が多かったからバリアングルに変化していったのかと思いますが、個人的にはチルトの方が好みです。自撮りしない代わりに、ローアングルやハイアングルから撮影するというタイミングが多いため、チルトだと1アクションで済むので楽です(モニタの角度調整のみ)。バリアングルだと2アクションになるので(モニタを左側に出す、角度調整する)、ちょっとストレスです。
また、もう1点バリアングルのデメリットとしては、レンズの軸とモニタの中心位置がズレるため、撮影中に違和感を感じるということですね。これは特に動画だと違和感が大きいです。
私はYoutube用に動画撮影も結構するので、かなり気になりますね。チルトの方が(=E-M1(初代のスタイル)好みです。
背面の右手側ボタン配置はこんな感じになっています。
G9 Proと比べると少しすっきりとした操作系になっています。要素の選択は全て十字ボタンの押下となりますが、G9 Proのくるくる回る十字キーから戻ってくると、ちょっと使いづらさを感じます…これは仕方がないとは思いますが。
ちなみに、右肩にあるFn1ボタンはかなり使いやすい場所になるので、よく使う機能を割り当てることをオススメします。私はマニュアル専用のレンズを使うことが多め/F値が低いレンズを使うことが多めなので、Fn1には拡大機能を割り当てています。マニュアルピント合わせのアシストとして便利なピーキングも、ボディ前面のFnボタンに割り当てています。これでMFレンズも怖くないです!
前面も革張り風の意匠になっているため、やはり高級感を感じさせます。
ボディ底面はこんな感じになっています。
バッテリーは、E-M5(初代)/E-M5 MarkII/E-M1(初代)で共通と、汎用性がとても高いので良いですね!BLN-1というバッテリーです。
これは互換性が高いのももちろんですが、サードパーティー製の比較的安価なバッテリーやバッテリー充電器が発売されているため、かなり嬉しいですね。予備バッテリーと合わせてバッテリーを3つ持ち歩いています。
SDスロットは1つ。
E-M1 MarkIIではスロットが2つになっていますが、初代は1つです。G9 Proもスロットが2つなんですが、タマに役に立つ程度で個人使用ではスロットは1つでもまあOKかなというところ。
さて、今まではボディオンリーで見てきましたが、レンズと組み合わせた時の様子もサラッと見ていきます。
まずはレンズキットとして売られている神レンズと名高いM.ZUIKO 12-40mm F2.8 PROとの組み合わせから。
流石にキットレンズとして売られているだけあって、丁度いいバランス感です。PROレンズはみなデザインに高級感が溢れており、やはりこちらの12-40mmもそれは同様で、E-M1と組み合わせるとそれだけでご飯が3杯食べれる程の満足感を得られます。
12-40mmは、重量が382gということで、MFTのレンズとしては軽くはない部類です。E-M1と組み合わせると900g弱となってしまうため、MFTにしてはヘビーかと思います。なのでこのくらいのグリップの握りがないと安心できません…
E-M5 MarkIIもキットレンズとしてこのレンズを採用していますが、個人的にはE-M1くらいのグリップが欲しいところ。今現状E-M MarkIIもE-M5(初代)も同時に並行して所有していますが(E-M5/E-M1/E-M5 MarkII/G9 Proを同時に保有しているという…)、何れもグリップ感にちょっと不満を覚えて、結局外付けのグリップを買ってしまいました。
さて、お次はM.ZUIKO 40-150mm F2.8 PROとの組み合わせです。
流石にレンズがヘビィではありますが、大柄なグリップのお陰で実際に持ってみるとちゃんと持てます。
E-M1の操作感
操作感よりも何よりもまず素晴らしいのはその握りです。グリップです。
これはホントに秀逸ですね!
若干人によっては右手小指が余るかもしれませんが、それでもグリップ感は十分です。
E-M1 MarkIIでは見た目/サイズは概ねこのままに、さらに握りが良くなっているので本当に素晴らしい…
上部にあるダイヤル2つで(Aモードなら)F値/露出補正をグリップを握った状態そのままに変更でき、ここはかなり操作感としては気に入ってます。
たまにOlympusのPEN Liteシリーズを触ったりすると、どこでF値を変えるのか…と悩みますしもどかしいです。シャッターボタンの深さは丁度いい具合で、軽すぎるわけでも無く、深すぎるわけでもなく丁度良い感じです。同じく保有しているG9 PROでは、シャッターボタンが緩すぎて(フェザータッチ)、思わぬシャッターを切ってしまったりしますが、E-M1は丁度いいですね。
モードダイヤルは丁度いい固さだと思います。同じくG9 PROとの比較となりますが、G9ではモードダイヤルが固すぎます…好みによるかもしれませんが、私はもう少し緩い方がいいかな…(ロックできますし)
先ほど既にふれてしまいましたが、Fnボタンの数も私にとっては十分で、右肩の1つと前面の2つで足りています。Fn1はホントよく使いますね。押しやすい位置にあります。
前面のボタンですが、微妙にえぐれ具合が異なっているので、手触りで容易に識別可能です。若干押しにくい気もしますが。
これも先に書いてしまいましたが、十字キーによる操作はちょっとおっくうですね。G9 Proのようなクルクルまわせる式が大分楽だなあと実感します。
E-M1は、Wi-Fiを飛ばしてスマホと容易に連携できます。撮影した写真をスマホに転送したり、スマホをシャッター代わりにしたりということができます。イマドキは大体どのミラーレスカメラでもでき…ますね。当時は嬉しい機能や!と思っていましたが、もう今となってはスタンダード機能ですね。
写真の転送速度は、まあ普通かなというところ。以前E-M5で使っていたflash airによる画像転送と比べるとかなり速いので大分ストレスフリーにはなりました。ただ、G9 Proの方がWifiが安定していて少し速い印象です。これはアプリの問題か、ハードの問題かは不明です。
あとは何か思いついたら追記していきます。
E-M1の機能/スペック
主なスペックは下記の通りです。
型式 形式/記録媒体 マイクロフォーサーズ規格準拠レンズ交換式カメラ/SDメモリーカード(SDHC、SDXC、UHS-I対応、Eye-Fiカード対応*)エンドレスモード非対応です。撮像画面サイズ/レンズマウント 17.3mm×13.0mm/マイクロフォーサーズマウント撮像センサー 形式/画素数/アスペクト比 4/3型Live MOSセンサー/カメラ部有効画素数 1628万画素、総画素数 約1685万画素/1.33(4:3)防塵対応 スーパーソニックウェーブフィルター(SSWF:超音波防塵フィルター)静止画記録方式 記録フォーマット DCF、DPOF準拠/Exif対応、PRINT Image Matching Ⅲ、MPO準拠記録画像形式/記録画像サイズ RAW(12bitロスレス圧縮)、JPEG、JPEG+RAW、MPO(3D)
[RAW]4608×3456
[JPEG]4608×3456~640×480手ぶれ補正 形式 ボディー内手ぶれ補正(撮像センサーシフト式5軸手ぶれ補正*)角度ぶれ補正(ヨー、ピッチ)、シフトぶれ補正(上下、左右)、回転ぶれ補正手ぶれ補正モード 4モード(S-IS AUTO、S-IS1、S-IS2、S-IS3)、OFFファインダー像安定 可(シャッターボタン半押し/拡大操作で起動)焦点距離設定/レンズ手ぶれ補正優先 可/可 5軸シンクロ手ぶれ補正 可5軸シンクロ手ぶれ補正に対応したM.ZUIKO DIGITALレンズとの組み合わせ時手ぶれ補正効果 4.0段CIPA規格準拠(M.ZUIKO DIGITAL ED 12-50mm F3.5-6.3 EZ 焦点距離f=50mm(35mm判換算f=100mm)使用時、ピッチ/ヨー方向)ファインダー 形式 アイレベル式液晶ビューファインダー、約236万ドット(別売電子ビューファインダーVF-2、VF-3、VF-4 装着可)視野率/倍率/アイポイント/視度調整範囲 約100%/約1.30倍*1~約1.48倍*2(50mmレンズ・∞・-1m-1)/レンズ最終面から約21mm(-1m-1時)/約-4~+2m-11: ファインダースタイル1、2(4:3)時
2: ファインダースタイル3、4(4:3)時ライブビュー ライブビュー 視野率約100%、露出補正反映、ホワイトバランス反映、階調オート反映、顔検出反映(最大8人)、罫線表示、拡大表示(3倍/5倍/7倍/10倍/14倍)、ノーマル、ヒストグラム、ハイライト&シャドー、水準器表示、OFFモニター モニター形式 3.0型可動式液晶*約104万ドット(3:2)、静電容量方式タッチパネルフォーカス AF方式/フォーカスモード ハイスピードイメージャAF*1/シングルAF(S-AF)、コンティニュアス AF(C-AF)、マニュアルフォーカス(MF)、S-AF+MF、追尾AF(C-AF+TR))*21: イメージャコントラストAF、イメージャ位相差AF併用(フォーサーズレンズ(別売のマウントアダプターが必要)を装着した場合は、位相差AFで動作します。)
2: フォーサーズレンズ装着時、動画撮影中はMF動作になります。フルタイムAF 可*フォーサーズレンズが装着されている時、フルタイムAFは動作しません。拡大枠AF/拡大AF 800点以上の測距点選択が可能、拡大ボタンによる拡大ピント確認可(オールドレンズ*1も可)、拡大率:3倍、5倍、7倍、10倍(デフォルト)、14倍 / スーパースポットAF(拡大AF時):撮影画面の約0.16~0.02%の領域でピント合わせ可能*21: オールドレンズ:ボディーと通信できない旧来のレンズ
2: マイクロフォーサーズレンズ装着時のみ顔優先AF/瞳検出AF 可/可 瞳検出AF:OFF、近距離の瞳優先、右側の瞳優先、左側の瞳優先*フォーサーズレンズ装着時、位相差AFエリア外に顔を検出した場合は、顔(瞳)AFはできません。測距点/測距点モード 81エリア*1/37エリア*2/オールターゲット、シングルターゲット(標準サイズ/小サイズ選択可能)、グループターゲット(9点)1: マイクロフォーサーズレンズを装着した場合
2: フォーサーズレンズを装着した場合AF補助光/MFアシスト 可/フォーカスリングの操作により拡大表示/ピーキング表示されます。(S-AF+MF、MFモード時)ピーキング機能 可(色:白、黒、赤、黄 / レベル:強、標準、弱 / 背景の輝度調整:[On]、[Off])ボタン操作、フォーカスリング操作でピーキング表示。表示中にINFOボタンで変更可能。ドライブ 連続撮影速度 [連写H]*1約10コマ/秒(S-AF、MF時) 約9コマ/秒(C-AF時)*2
[連写L]約6.5コマ/秒*31: 露出は連写1コマ目で固定されます。
2: AF追従連写が可能(AF測距点は37エリア)
3: M.ZUIKO DIGITAL ED 12-50mm F3.5-6.3 EZ 、M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO使用時最大撮影コマ数* [RAW]約50コマ(連写L・6.5fps時)、約41コマ(連写H・10fps時)
[JPEG:LN]カード容量一杯まで(連写L・6.5fps時)、約95コマ(連写H・10fps時)撮影条件によっては途中から連写速度が落ちる場合があります。M.ZUIKO DIGITAL ED 12-50mm F3.5-6.3 EZ使用時、TOSHIBA SDHC UHS-Iカード EXCERIA™TYPE1 32GB 使用時、当社測定条件による。動画 動画記録方式 MOV*(MPEG-4AVC/H.264)、AVI(Motion JPEG)カメラで撮影した動画は同梱ソフトでの再生を推奨します。動画記録画素数/フレームレート/圧縮方式 [MOV]
1920×1080(FHD)/30p、25p、24p/IPB1(F,N)
1280×720(HD)/30p、25p、24p/IPB(F,N)
30p:29.97fps、25p:25.00fps、24p:23.98fps
FHD IPB(F:Fine/約26Mbps、N:Normal/約18Mbps)
[AVI]
HD(1280×720)/30p、SD(640×480)/30pアートフィルターやムービーエフェクトはフレームレートが落ちる場合があります。
動画撮影にはClass10以上のカードをご使用ください。最長記録時間 [MOV]
フルHD:約29分(ノーマル)/約22分(ファイン)
HD:約29分(ノーマル)/ 約29分(ファイン)
[AVI]
HD:約7分*
SD:約14分*一部のアートフィルターを除く大きさ/質量 大きさ 130.4mm×93.5mm×63.1mm(CIPA準拠 幅×高さ×奥行き 突起部含まず)質量 約497g(CIPA準拠 付属充電池およびメモリーカード含む)、約443g(本体のみ)動作環境 使用可能温度/使用可能湿度 -10~40℃(動作時)、-20~60℃(保存時)/30~90%(動作時)、10~90%(保存時)出典: OLYMPUS 公式
他、さらに詳細なスペックは公式ページをご覧ください。
特筆すべきポイントとしては下記ですね。
防塵対応
スーパーソニックウェーブフィルターと記載してありますが、これが地味にすごいんですよね。センサーに全然埃が付きません!もう全然センサーが埃が付くなんてこと忘れてしまいますね。外でガンガンレンズ交換していても、やっぱり付いていません。
ホントにすごいです。
手ぶれ補正
手振れ補正は、E-M5(初代)と比べるとかなーり良くなっている印象です。
E-M5も手振れ補正無しのボディと比べたら十二分に仕事をしてくれますが、E-M1はよりグレードアップしてます。
それは特に動画撮影の時に顕著に感じられて、E-M5だと歩きながら撮影すると、その歩きブレが動画にそのまま残ってしまいますが、E-M1だとかなり抑えられます。
撮影者の動きの熟練度によっては、かなりスムーズに動画撮影ができると思います。
これがさらにE-M1 MarkIIになると進化してくるというのだから…恐ろしいですよ。
動画
個人的にここがE-M1の欠点です…私がYoutubeを始めて動画を撮るようになってから感じた一番の弱点…それが動画。
フルHDの30pなんです。
60pが撮れないんですよ…
60pで撮らないと、動画をイイ雰囲気に見せるためのスローモーションがあまり出来ないので(30pで撮ると、0.5倍再生とかにするとコマ数が少なくて映像のスムーズさが無くなります…)、個人的には致命的です…
E-M1のイイところと悪いところ
E-M1のイイところ
2019年時点でかなりお求めやすい価格!!
はい。安くなりましたねー!
2019年11月時点で、3.5万円から4万円程度で中古のボディを購入することができます。発売されてから既に5年以上経つモデルではありますが、まだまだ個人的に静止画では戦えると思っていて(アマチュアで自己満の世界では)、手振れ補正/防塵防滴/出来の画等を見ると、このお値段ならお買い得感が強いかなと思います。
スペック/サイズ/グリップ感のバランス
バランスが素晴らしいです!
E-M5 MarkIIの方がスペックとしては若干上がっているのですが、こちらではグリップ感が弱く…大きなレンズを装着するには不適です。
G9 Proであればスペックもグリップ感も素晴らしいですが、サイズが…
じゃあE-M1丁度いいじゃん!と、バランスが素晴らしいですね。
E-M1の悪いところ
動画のフレームレートが30p…
4Kに対応していないのはまあ仕方が無いとして(当時こんなに動画が流行ると思っていなかったのでしょうか)、フルHDで60pは欲しかったです…
なんだったら、E-M1を2年間使ってきて、ここにきてボディを手放そうかなと思った最大の理由がコレですね。
正直、静止画の出来上がりの画には十分満足していましたし(大体スマホで見たり、たまに印刷して飾りもしますがせいぜいA4サイズなので)、使い勝手の面でも良かったですし、何か調子が悪くなったわけでもないのです。
が、もうホントコレです。30p。
残念です…
2019年時点では流石にスペック面で不利か!?
発売当時は最新スペックでしたが、もう発売から5年経ちますから、流石にちょっとスペックの足りなさがあるかと思います。
画素数も最近のマイクロフォーサーズのフラッグシップ機であれば2000万画素になってきていますし、前述の動画についてもフルHD60pは当たり前、4K30p、4K60pの時代ですからね。
他、手振れ補正もE-M1で十分ではありますが、さらに新しいボディを触ると「なるほど…」と思ってしまいます。
そうした、少しずつスペックが置いていかれているかなというのは感じますね。
作例ベースのインプレ
(2019/11/18 追記予定)
今更E-M1(初代)を買うメリット(理由)はあるのか?
人によってはアリだと思います!!
確かにちょっとスペックが遅れてきてはいますが、出来の画を見ると十二分に美しいですし、PROレンズの解像をしっかり生かせますし、手振れ補正もちゃんとしてます。
そして、E-M1のイイところで挙げた、「お値段がかなりお求めやすくなってる!」ことを考えると、十分購買理由になると思います。
こんな人にはイイかもしれない
まとめると、下記のような人にはE-M1(初代)はオススメできます。
- E-M5やPEN/PEN-Liteシリーズユーザで、さらにワンランク上を目指したい
- けれど比較的安価にボディをリプレイスしたい
- E-M5 MarkIIの握りがイマイチだった…
- 動画の60p?4K?そんなん使わんわww
総括すると、基本性能はちゃんと持っているけれど、価格が安価になっているというのが2019年時点のE-M1の状態ですね。
個人的には、安く済ませるならやはり中古で買うのが良いかなと思いますが(状態の良い中古もそこそこありますし)、新品も結構安くなってきているので、新品がいいな!という方はアリアリだと思います。
ちなみに、今までずっと触れてこなかったE-M1 MarkIIですが、もちろん予算が許すのであれば絶対MarkIIにした方がいいと思います。スペックは(重量やバッテリーの入手性以外)MarkIIの完勝ですからね!
2024年時点で、E-M1 MarkIIの価格もこなれてきましたが、スペック的にはまだまだ通用するレベルだと思います!
ちなみに、「サイズと予算はもう少し許容できるけど、スペックは妥協したくない!」という方は、LUMIX G9 Proという選択肢もあります。(私は現在G9Proをメインにしています。正直超おススメ)
スペック的にはE-M1 MarkIIと同等、いやそれ以上だともいわれていますが、何故かお値段的にはG9 Proの方がこなれてきているという謎の現象が…私はそのコスパの良さでG9Proを選択しました。