本当に極小なセンサーダストでした
Panasonic LUMIX S1には、フルサイズミラーレスとしては珍しいSSWFが搭載されています。これは、超音波(だけじゃないけど)でセンサーにゴミが付着するのを防ぐという仕組みで、例えばSONY αシリーズが採用しているセンサーシフト方式(センサーをめっちゃ振動させて、ゴミをふるい落とす)よりも強力なアンチダスト機構です。
マイクロフォーサーズ機ではほぼ標準装備されているアンチダスト機構で、これがね、めっちゃ効果あるんですよ。私はOLYMPUS機やPanasonic機(マイクロフォーサーズの方)を長らく使ってきましたが、殆どセンサーダストは付いていませんでした。実績ある信頼に足るアンチダストシステムです。
そのSSWFを搭載しているフルサイズミラーレスということで、私はLUMIX S1を選びました。α7IIIが死ぬほどセンサーダスト付いて、それが本当に嫌になったのでS1の購入となったわけです。
が…
お、おいおい。S1さんよぉ…いるじゃねえかよおぉぉ…センサーダストぉ…!!
本当に極小で、F13あたりまで絞っても写りに影響するモノではないんですが、本当に小さなダストがセンサーに付着しているのを見つけてしまったのです…極小なモノを2つも見つけてしまいました…フルサイズミラーレスのSSWFがどの程度信頼に足るのかをはかりたかったので、比較的ラフめにレンズ交換していて、かつレンズを頻繁に交換していたのは事実です。が、この結果はちょっとショックでした。いや、率直に言って「かなりショック」でした…S1のSSWFはマイクロフォーサーズのそれよりも若干効きが甘いのかもしれません。いや、これは運の悪さの問題なのか…?
または、実はもともと付いていたのかもしれません。小さなセンサーダストだったので、最初にセンサーの確認をした時に見落としただけで、私の使用で付着したのではなくもともといたんですよ。ええ。きっとそうに違いない…!!
と、S1のSSWFがちょっと…と書いてきましたが、それでもα7IIIやα7IIよりかは効いているのは確かです。α7シリーズだと目立つダストがしっかり乗ってきているような使用環境でしたので。
ここで本題のセンサークリーニング話です。本来は、こんな極小で画にも悪影響を及ぼさないダストを見つけたからといっていちいちセンサークリーニングするべきではありませんが(逆にセンサーを傷つけるリスクもありますし、センサークリーニングもタダではないですし、この程度のセンサーダストはこの先もたくさんついてくるでしょうし…目くじらを立てても仕方ないんですよね)、一旦「完全にクリーンしたんだ!だから次からセンサーにダストがあったら、それは私自身の使用期間で発生したものだ」と確実に言えるかなと思ったので、キックオフセンサークリーニングです。そういう意図のもと今回実施することにしました。
なお、もちろん下記2つのオペは実施済です。
- LUMIX S1のメニューからセンサークリーニングによるお掃除実施
- ブロワーによる、センサー面に付着したダスト除去実施
そのうえでも、本当に極小な付着ゴミが残ってしまっていました。
今回使用するアイテム
今回使用するのは、セルフセンサークリーニングの決定版、VSGOさんのクリーニングスワブです。
ブロワーもダメで、ボディのセンサークリーニングもダメだった場合に自身で出来る手立てってあまりなくて、この製品かペンタ棒くらいかなと。しかし、ペンタ棒はどうにも評判がイマイチで…使う気になれませんでした…
なお、この製品だから絶対大丈夫ということは無いので、絶対にセンサーを傷つけたくないという方は、素直にショップにクリーニングを依頼しましょう!
センサークリーニングをやっていきます!
それでは、センサークリーニングをやっていきましょう…!!正直、かなり怖いですよ…手に汗握ります。
なお、当たり前ですが、DIYセンサークリーニングは自己責任です。失敗してもメーカー保証とかは…効かないでしょう…
まずは、箱からお掃除用の棒を1本取り出します。
中に先端が優しい布で覆われた棒が入っています。これがちょうどフルサイズセンサーと同じ幅になっているので、横にさっと流せば汚れが拭けるというモノになっております。
これを使って、センサー表面についたダストをふわっと除去していきます。なお、この棒は1度使用したら再利用はNGです。再利用すると余計なゴミを逆にセンサーに付けてしまう可能性がありますので。
さて、それでは緊張のクリーニング作業を…やっていきましょう…!!
気持ち角度を付けて、センサーの端っこにこのスワブを当てます。そして、優しく汚れを拭きとっていきます。いやあもう手汗がね。
赤ちゃんのほっぺをなでるかのごとく、さらっとね。
強く当てたり、なんども執拗にスワブするのはNGです!スワブして、センサーダストが取れているかを目視で確認します。
今回は大したことがないダストだったようで、2スワブしたら完全にセンサーが綺麗になっていました。よかった…!!
さて、これでLUMIX S1のセンサーダストは一旦完全に綺麗になりました。
ので、これ以降ダストが付着していた場合は…そういうことですね。
マイクロフォーサーズのSSWFはかなり強力で、センサーダストが付くのは1年に1回程度だったんですが…この出だしは正直心配です…フルサイズのSSWFは弱いのか!?今後も注視していって、ダストが付いてきたらブログ記事にしようと思います!
頼むぞLUMIX!!!!頼むぞPanasonic!!!!