今回は、私がマイクロフォーサーズ用のレンズで最も好きなレンズである、Panasonic LEICA DG NOCTICRON 42.5mm F1.2について書いていこうと思います!
このレンズは、めっちゃ良いです…!!皆さん、超おススメのレンズですよ…!!と最初っから書いておきます。
マイクロフォーサーズ用のレンズとしてはかなり高価で手を出しにくいと思いますが、このレンズのピント面の解像感の高さ、とろけるような背景のボケ(マイクロフォーサーズじゃないみたいだ!)、こってりした濃厚な描写、高級で所有欲を満たす外装…私が欲しかったものを全て満たしている最高のレンズとなっております。
このレンズは写りが素晴らしいです!ピント面の解像感、ボケの描写(うるさくないボケ、綺麗なボケ!)、濃いめの色乗りなど(ここは好みが分かれるかもしれませんが)、素晴らしい性能だと思います。
ただ、このレンズはそれだけではありません。絞りリングのクリック感であったり、ピントリングの気持ち良い回り具合であったり、外装の質感の高さなど、写り以外でも本当に素晴らしい体験を与えてくれるレンズです。こんなに至高にして孤高のレンズというのは、あまり無いのではないでしょうか。
そんなのっけからベタ褒めのお気に入りレンズ、Panasonic LEICA DG NOCTICRON 42.5mm F1.2についてまとめていきます!
LEICA DG NOCTICRON 42.5mm/F1.2 のスペック
Panasonic公式のこのレンズスペックは下記の通りです。
品番 H-NS043 レンズ構成 11群14枚(非球面レンズ2枚、EDレンズ1枚、UHRレンズ1枚) ナノサーフェスコーティング ○ マウント マイクロフォーサーズマウント/金属マウント 画角 29° 光学式手ブレ補正 ○(POWER O.I.S.、Gシリーズ本体に準じたMODE切換えが可能) 焦点距離 f=42.5mm(35mm判換算:85mm) 最小絞り値 F16 開放絞り F1.2 絞り形式 9枚羽根 円形虹彩絞り 撮影可能範囲 0.5m~∞(撮像面から) 最大撮影倍率 0.1倍(35mm判換算:0.2倍) フィルター径 φ67mm 最大径×長さ φ74mm×約76.8mm※ 質量 約425g 付属品 レンズキャップ、レンズリアキャップ、レンズフード、レンズ収納袋 引用: Panasonic
このレンズのスペックを抜粋しますと、なんといっても解放絞りが1.2というマイクロフォーサーズAFレンズでは最も明るい(はず)レンズである点です。NOKTONシリーズなど、マニュアルレンズであればさらに明るいレンズはありますが、個人的にはやっぱり便利なAFは欲しい…!!過去、25mm, 60mmのNOKTONレンズを保有していましたが、やはりAF無しがちょっと億劫だ、ということで手放した経緯があります。
ほか、単焦点レンズとしてはかなりのレンズが使用されていて、11群14枚(非球面レンズ2枚、EDレンズ1枚、UHRレンズ1枚)となっています。めっちゃ多い…!!もちろん、レンズが多いほど良いというわけではないですが。ライバルレンズとなるOLYMPUSの45mmF1.2は、10群14枚(EDレンズ1枚、HRレンズ4枚、非球面レンズ1枚)となっており、コチラもやはりレンズ点数がかなり多い…明るさも写りも重視するとこうなるんですね…
重量はずっしり感を感じる425g。しっかりとした重さを感じますが、外観に高級感がありますから、納得の重量感です。
最大径は74mmでデカく感じるんですが、一方で全長が76.8mmということで長さはそこまでないです。重量とあいまって凝縮されている感があります。
外観はかなり高級感があり、これはさすがLEICA銘を冠しているだけのことはあるなと思います。PanasonicのLEICAシリーズと、OLYMPUSのPROシリーズって本当に質感最高ですよね。フルサイズのレンズと比べると、同じ価格帯同士なら質感が段違いです。(比べられるものではないですがね)
光学手振れ補正も搭載されていて、ON/OFFスイッチありです。G9に取り付けた状態でON/OFFを試してみると、確かに手ブレに差がでます。ボディ内手振れ補正で6段程度のスペックを持っているはずですが、それでもPOWER OISをONにするとさらに効きに違いがでるのは驚きです。もちろん基本ONにしっぱなしです。
スペックには写っていないですが、AFは極めて爆速です。ストレスが無いです。なんなら、コチラが合わせようとおもって半押しする前にピントが合う勢いです笑
最近、フルサイズのレンズを経て思いますが、やはりマイクロフォーサーズのレンズ(PROやLEICAレンズ)は、AFが爆速なものが多いですね。コレで慣れていたので、デフォルトだと思っていたのですが、やはり他と比べると段違いだなと思います。
LEICA DG NOCTICRON 42.5mm/F1.2 の外観(G9PROとの組み合わせ)
レンズ本体の外観
本体はフルメタルで、かなりの質感の高さです。絞りリングやフォーカスリングの質感、焦点距離の刻印などなど、どこを見てもかなーりクオリティが高い!持っているだけでニコニコしてしまう所有欲を満たしてくれるレンズです。
ボディと組み合わせた時の見え方
G9と組み合わせた時の様子はこんな感じです。ボディに保護用のシリコンプロテクター、レンズにも保護用のマスキングテープを貼っているという、なんともどちらの高級感も殺しているスタイルですが、ご了承ください。
レンズの径自体はかなり大きい(フィルター径は67φ)んですが、全長は意外と短く、そこまで持ち運びには苦労しません。
カメラを構えた時の重心の具合もかなり丁度いい感じです。
LEICA DG NOCTICRON 42.5mm/F1.2 で撮影した写真たち
自然モノ
残念ながら、ブログに載せるために結構縮小しているのでアレなんですが、ピント面はほんとにビッシリと写し、でもそれ以外の部分はふわっとさせる。そんな素敵すぎる描写をしてくれます。なお、殆ど解放F1.2で撮影しております。解放でこれだけ写るのは感動です。
自然モノシリーズについては、JPEG撮って出しだったかと思います。が、それでこの色乗りです。晴天時は鮮やかに写り、しかし暗めっぽい時はそれはそれでなんともいえない良い描写をする。そんなレンズとなっております。
バイクモノ
バイクをいい感じに写したい、という時にもやはりこのレンズでは良い雰囲気となります。
ここまではほぼ撮って出しとなっております。2枚目を若干やってるかな、どうかなくらいの感じです。3枚目はホイールのあたりに若干のフリンジが出ていますが、基本的にこのレンズ、解放で撮影していても比較的フリンジは少なくなっています。NOKTON 25m F0.95なんかはもっと盛大に出ていましたからね。
以下は、現像時に結構ヤッてるモノですが一応貼っておきます。
なんというか、これだけよく写って、背景もそれなりにボケて、という描写をしてくれますので、このレンズがあればフルサイズは要らないんじゃないかな、と思わせてくれるレンズとなっております。
フルサイズミラーレスを3台購入して、イロイロと試してきていますが、正直改めてこの描写を見ると、フルサイズ要らないかもなあ…と思ってきました…
確かにね、いいんですよ、フルサイズ。ボケるし画質も良く(日中だと差はほぼ無いですが)、高感度性能も高い。なんですけど、SNSやブログにアップする程度の私のようなライトユーザであればマイクロフォーサーズの画質で十二分なんですよね。唯一欲しいのがボケ感、立体感なんですが、それもこのレンズがカバーしてくれます。ううむ。カメラ選びどうしよう…
バイクx人モノ
フルサイズ換算で85mmの中望遠レンズということで、人物撮りには最適な焦点距離になっています。程よいボケ感で、ボケの質感は良く、色乗りも良し!ということで、大好きです。
LEICA DG NOCTICRON 42.5mm/F1.2 って結局どうなの?
冒頭でも記載した通り、このレンズは最高です。
写りは文句なく、ピント面はビシッと、それ以外はよくボケてくれてボケ感は良い。レンズ本体の質感も極めて良く、ピントリングや絞りリングのフィーリングも最高!画質面でも満足、所有欲観点でも満足という、個人的にはマイクロフォーサーズの交換レンズで最も好みでおススメなレンズです。
一方で、あまり向かないかな、という方ももちろんいらっしゃって、
- 「マイクロフォーサーズなんだからとにかくコンパクトで軽いレンズじゃないと!」という志向の方
- コンパクトでグリップの無いボディしか持ってないよ…という方
- そんな高いレンズは不要だよ!買わないよ!という方
にはあまりおススメできません。
一方で、
- マイクロフォーサーズはボケないよなあ…と悩んでいる方
- とにかく画質が良いレンズが欲しいんだよなあ…と思っている方
- レンズに高級感や所有欲を求める方
- 重くても多少サイズがデカくても多少高くても全く問題ないよ!という方
にはとにかくおススメです!
というところで今回は以上です!