【重さ以外はほぼ完璧…!!】Panasonic LUMIX S1を購入したのでざっくりレビューします!

前回、「Panasonic LUMIX S1を購入してしまいました…!!なんでこのボディにしたのか熱く語ります!」という記事を5000文字もかけて書いた男、hidetasoです。

【α7IIIがあるのに】Panasonic LUMIX S1を購入したので、S1を選んだ理由を熱く語る…!!【なんでS5じゃないの?】

本当は、同記事の中で、スペックや外観の詳細チェック、他のボディと比べた時にS1がどう良いのか、悪いのかについて語っていこうと思いましたが、とてもじゃないですがボリュームが収まらず…記事を分割することにしました。

今回は、S1のスペック/外観チェック/褒めポイントについてまとめた内容になっております。さらに熱く語りたいので、また別の記事にSONY α7IIIやG9との比較をまとめていこうと思います!

Youtubeでもレブル250/グラディウス400/GN125の情報を発信してます! (登録してもらえると超喜びます!!)

Panasonic LUMIX S1のスペック

まずは、Panasonic LUMIX S1のスペックを見ていきましょう!Panasonic公式のスペックから、主要な項目を抽出してきました。全て見ていこうとすると、それだけで1万文字くらいありました…すごいスペックモリモリですね。

抜粋したつもりですが、それでも大分モリモリだったので、スペックを見たい方は下記のボタンを押下して展開してからご覧ください。

 

Panasonic LUMIX S1のスペック
型式 記録メディア XQDカード※1 /SDメモリーカード / SDHCメモリーカード※1 / SDXCメモリーカード※1
レンズマウント ライカカメラ社L-Mount
撮像素子 形式 35mmフルサイズ(35.6mm×23.8mm)CMOSセンサー
カメラ有効画素数 / 総画素数 2,420万画素 / 2,528万画素
防塵対応 スーパーソニックウェーブフィルター(SSWF:超音波防塵フィルター)
動画 動画フォーマット MP4:H.264/MPEG-4 AVC / MP4 HEVC:H265/HEVC / AVCHD Progressive / AVCHD
記録形式 音声フォーマット MP4:LPCM(2ch 48kHz,16bit)、AAC(2ch)、AVCHD:Dolby Audio(2ch)、MP4 HEVC: AAC(2ch)
MP4 [4K] 3840×2160, 59.94p記録, 150Mbps(4:2:0,8bit LongGOP), LPCM※4
[4K] 3840×2160, 29.97p記録, 100Mbps(4:2:0,8bit LongGOP), AAC※5
[4K] 3840×2160, 23.98p記録, 100Mbps(4:2:0,8bit LongGOP), AAC※5
[FHD] 1920×1080, 59.94p記録, 28Mbps(4:2:0,8bit LongGOP), AAC※5
[FHD] 1920×1080, 29.97p記録, 20Mbps(4:2:0,8bit LongGOP), AAC※5
MP4 HEVC※6 [4K] 3840×2160, 29.97p記録,72Mbps(4:2:0,10bit HEVC),AAC [4K] 3840×2160, 23.98p記録※7,72Mbps(4:2:0,10bit HEVC),AAC※7
AVCHD Progressive※8 [FHD] 1920×1080, 59.94p記録, 28Mbps(LongGOP), Dolby Audio(センサー出力 59.94fps)※9
AVCHD※8 [FHD] 1920×1080, 59.94i記録, 24Mbps(LongGOP), Dolby Audio(センサー出力 29.97fps)※9
[FHD] 1920×1080, 59.94i記録, 17Mbps(LongGOP), Dolby Audio(センサー出力 59.94fps)※9
[FHD] 1920×1080, 23.98p記録, 24Mbps(LongGOP), Dolby Audio(センサー出力 23.98fps)※9
ハイスピード動画※10 [4K] 60fps/48fps
[FHD] 180fps/150fps
ファインダー 方式 アスペクト比 4:3 / 0.5型 / 約576万ドット 有機EL(OLED) LVF
視野率 / 倍率 約100% / 約0.78倍(-1m-1 50mm 無限遠時, 3:2有効サイズ時)
ISO感度(標準出力感度) 静止画時:オート / 50※12 / 100 / 200 / 400 / 800 / 1600 / 3200 / 6400 / 12800 / 25600 / 51200 / 102400※12 / 204800※12 (1/3 EVステップに変更可能)
クリエイティブ動画時:オート / 50※12 / 100 / 200 / 400 / 800 / 1600 / 3200 / 6400 / 12800 / 25600 / 51200 / 102400※12 / 204800※12(1/3 EVステップに変更可能)
手ブレ補正方式 撮像素子シフト方式、5軸補正(レンズ仕様による)
Dual I.S. ○(Dual I.S.2 対応、ボディ内手ブレ補正(B.I.S.)5軸※13×レンズ内手ブレ補正(O.I.S.)2軸※14)
手ブレ補正効果 B.I.S.:6段★
(CIPA規格準拠 Yaw /Pitch方向:焦点距離f=50mm、S-X50使用時)
Dual I.S. 2:6.5段★
(CIPA規格準拠 Yaw /Pitch方向:焦点距離f=200mm、S-R70200使用時)
シャッター 形式 フォーカルプレーンシャッター
シャッター速度 静止画: メカシャッター:B(バルブ)最大約30分、60~1/8,000秒、電子先幕:B(バルブ)最大約30分、60~1/2,000秒、電子シャッター:60~1/8,000秒、バルブ(最大約60秒)
動画: 1/25~1/16,000秒
サイレントモード / シャッター方式 ○ / ○(自動切換 / メカ / 電子先幕 / 電子 / 電子シャッター+NR)
ドライブモード 単写 / 連写Ⅰ / 連写Ⅱ/ インターバル・コマ撮り撮影 / セルフタイマー
連写撮影※15 メカシャッター、電子先幕時 高速(H): 約9コマ/秒(AFS/MF時) / 約6コマ/秒(AFC時)
中速(M): 約5コマ/秒
低速(L): 約2コマ/秒
電子シャッター時 高速(H): 約9コマ/秒(AFS/MF時) / 約5コマ/秒(AFC時)
中速(M): 約5コマ/秒
低速(L): 約2コマ/秒
最大撮影コマ数 RAW連写:90枚以上/RAW+JPEG連写:70枚以上
JPEG連写:999枚以上(XQDメモリーカード SONY製Gシリーズ使用、速度が遅くなるまで、当社測定条件による)
ステータスLCD 撮影情報表示 ホワイトバランス、露出補正値、露出ブラケット、測光モード、シャッタースピード、ホワイトバランス、絞り値、WIRELESS(Wi-Fi/Bluetooth)接続状態、フラッシュ光量調整、ISO感度、記録可能枚数、連続撮影可能枚数、記録可能時間、カードスロット、バッテリー残量、給電、写真画質、画像サイズ
バックライト ○(H(明るめ)/L(暗め)/OFF)
モニター 形式 / 視野率 アスペクト比3:2 / 3.2型 / 約210万ドットモニター / 静電容量方式タッチパネル / 約100%
インターフェース USB USB3.1 Type-C Super Speed USB3.1 GEN1
USB充電 / USB給電 ○ / ○
HDMI端子 HDMI Type A / VIERA Link [ビデオ出力] オート/4K/60p, 4K/30p/1080p/1080i/720p/480p(59.94Hz) [オーディオ出力] ステレオ
AV OUT
REMOTE φ2.5mm、別売DMW-RS2
外部マイク φ3.5mm
ヘッドホン出力 φ3.5mm
フラッシュシンクロ端子
防塵防滴仕様
カードスロット ダブルカードスロット(スロット1:XQDカード対応、スロット2:SDXCメモリーカードUHS-I/II対応)
本体充電機能
電源 電源 バッテリーパック(付属、7.4V) /ACアダプター(別売 DMW-AC10 100~240V対応) ※別売DCカプラーDMW-DCC16が必要です。
静止画撮影可能枚数※36 CIPA規格※37:
[モニター時]
XQDカード使用時
約380枚(DC-S1M付属レンズ24-105mm使用時、付属バッテリーパック)
SDメモリーカード使用時
約400枚(DC-S1M付属レンズ24-105mm使用時、付属バッテリーパック)
[ファインダー時]
XQDカード使用時
約360枚(DC-S1M付属レンズ24-105mm使用時、付属バッテリーパック)
SDメモリーカード使用時
約380枚(DC-S1M付属レンズ24-105mm使用時、付属バッテリーパック)
[省電力ファインダー撮影設定時]
XQDカード使用時
約1100枚(DC-S1M付属レンズ24-105mm使用時、省電力ファインダー撮影 1秒設定時、CIPA規格を基準にした当社測定条件による)
SDメモリーカード使用時
約1150枚(DC-S1M付属レンズ24-105mm使用時、省電力ファインダー撮影 1秒設定時、CIPA規格を基準にした当社測定条件による)
連続撮影可能時間※38 [モニター時]
約150分(DC-S1M付属レンズ24-105mm使用時、AVCHD(FHD/60p)、SDメモリーカード使用)
[ファインダー時]
約140分(DC-S1M付属レンズ24-105mm使用時、AVCHD(FHD/60p)、SDメモリーカード使用)
実撮影可能時間※38 [モニター時]
約75分(DC-S1M付属レンズ24-105mm使用時、AVCHD(FHD/60p)、SDメモリーカード使用)
[ファインダー時]
約70分(DC-S1M付属レンズ24-105mm使用時、AVCHD(FHD/60p)、SDメモリーカード使用)
外形寸法・質量 外形寸法(突起部を除く) 幅 約148.9mm x 高さ 約110mm x 奥行 約96.7mm
質量 約1017g(本体、バッテリー、SDメモリーカード1枚含む)、約899g(本体のみ)、
約1697g(DC-S1M付属レンズ24-105mm、本体、バッテリー、SDメモリーカード1枚含む)
動作環境(使用可能温度 / 湿度) -10~40 ℃ / 10~80 %※39

個人的に、重要っぽいポイントをざっと選んで眺めていきます。

  • マウント: ライカ L-Mount
    • 購入前からもちろん認識済ですが一応。L-MountはS1が出た当初はかなーりラインナップが少なかったですが、最近はSIGMAからそれなりのラインナップがありますし、PanasonicもSシリーズレンズを少しずつリリースしてきています。ただ、Panasonicのレンズはまだ高級めが多いですし、SIGMAも共にサイズが大きいものが多いですね… fpのお陰か、少しずつコンパクトなレンズが出てきていますので、今後に期待です!
  • 映像素子 防塵防滴: SSWF(超音波防塵フィルター)
    • このためにS1を買ったといっても過言ではありません。というか、よく考えたらフルサイズボディでSSWFを搭載しているのってS1シリーズだけなのでは…?
      S5をチョイスしなかった理由はただ一つにして、最大のデメリットと受け取ったのがまさにSSWFです。
      ちなみに、今イロイロと情報を探してみると、S5はやはりセンサーダストが付きやすいようですね…危なかったです。SONY αでこの点が相当にストレスだったので、S1をチョイスして良かったなと思いました。

撮像センサーにゴミがつきやすいのか、はたまた落ちにくいのかは分からないけれど、センサーゴミはかなりつきやすい印象です。

引用: デジカメWatch

  • 有効画素数: 2,420万画素
    • フルサイズで欲張らないこの画素数です。暗所性能はG9と比べてもだいぶ良くなっているでしょう。
  • 動画: 4K60p
    • 「一応」4K60pの撮影ができます。一応、というのは、2021年3月時点では、4K60P撮影ではAPS-Cクロップされてしまいます…1.5倍ズームになるカタチですね。これは頂けない…ファームウェアアップデートでクロップが少なくなることを期待しています…
      基本的には、FHD60pで撮影しているんですが、タマに使うんですよね。4K60p。
  • ハイスピード動画: FHD180fps
    • ハイスピード動画にももちろん対応しています。このあたりはG9と同じ感じですね。
  • ファインダー: 576万ドット有機EL
    • 見やすく美しく、G9よりも糸巻きが少ない素晴らしいファインダー!と購入前からレビューを見ていましたが、実際素晴らしいです。G9よりももう少し綺麗な印象です。
  • 手ブレ補正(BIS): ボディ単体6段、Dual I.S.2 6.5段
    • G9はボディ単体で6.5段の手ブレ補正ということで、S1の方が若干だけ負けていますが、0.5段であれば大きな差ではないかなと思います。
      が、実際は、S1のボディの重さで手が震えるケースがありますので(片手だけだとプルップル)、G9の方がより手ブレは抑えられる印象です。
  • USB: Type- C, USB充電/給電OK
    • G9と比べて圧倒的に嬉しいUSB-C端子。なぜG9はあのへんな端子なのか… 給電にも対応しているようです。素晴らしい!
  • 防塵防滴: 対応
    • 堅牢性を謳い文句にしているS1ですからね。流石に防塵防滴でないと困ります。ちなみに、G9よりも防塵防滴性能は上がっている印象で、例えばサイドのフタの部分なんかはよりしっかりカッチリしています。
      まあ、G9でも雨天で使用していて不調になったことも無いんですが…
  • カードスロット: ダブルスロット(XQDとSDカード)
    • 賛否あるXQD(CFExpress Bも)の採用になっています。Read/Writeが高速なのは良いんですが、高いんですよね。カードが。CFExpressカードは64GBで1.5万円程度です。SDカードだったら5000円もあれば購入できるのに…
  • 質量: 1017g(バッテリー/SDカード1枚含)
    • 重いですね。ミラーレス機最大級の重さです…G9も軽くはないカメラですが、S1の後に持つと空気のように軽いです。

というわけで、デカさは仕方がないものとして、それなりの性能を得ているボディ。それがS1になっております。

個人的には、「SSWFが搭載されているフルサイズミラーレス」というだけで圧倒的な価値を持つボディだと思っています。レンズ交換式カメラなのに、レンズ交換をするたびにセンサーダストが付くのを気にしないといけないなんて、物凄いストレスだったんですよね。

皆さん、フルサイズを選ぶ理由って何でしょうか。理由の1つには「高画質」であることがあるのではないでしょうか。センサーダストというのは画質低下に大きくかかわってきますよね。にも拘らず、なぜ多くのミラーレスカメラ(特にフルサイズ)は、センサーダスト対策に無頓着なんでしょうか…本当にあり得ないと思うんですよね。

「ブロワーがあればOK!」という意見ももちろんあるかとは思いますが、旅先に持っていくのにブロワーは…私は持って行かないですね…邪魔なので…

「レンズ交換は殆どしないよ!」「F2.8通しのズームレンズがあればOKさ!」という方にとっては、SSWFは不要だと思いますが。

Panasonic LUMIX S1の外観を見ていく

それでは、次はS1の外観を見ていきましょう!

フロントビューはこんな感じ。G9よりも直線的なデザインになっていますね。GH5とG9ではかなり異なる見た目になりましたが、G9とS1もかなりデザインが違いますね。あと、やっぱり普通にデカいです…

正面から見た時の右下にあるレバーは、デフォルトでは通常モード/サイレントモードの切り替えスイッチになっています。野鳥撮影であったり、音を出したくない場合にサッと切り替えられるのは本当に便利です。

他にも、フロント側にFnボタンが2つついていて(マウントのすぐ隣)、これも便利ですね。私は、ハイレゾモードとピーキング強さ変更に割り当てています。ハイレゾモードは他の部分でも良いかな…?とは思ってます。

ちなみに、2か所のFnボタンの下がレンズリリース用のボタンになっています。マイクロフォーサーズユーザからすると、なんでこんな場所に…と思うのですが、SONY Eマウントなんかもこの位置にありましたね。ここが一番レンズの重さの負荷がかからない位置なのでしょうか。

ボディ背面は下記のようになっています。ボタン類の充実度がすごい!

ボタンはG9よりもさらに少し増えていて、例えばAF-ONなどですね。あと戻るボタンとか。S5の方がG9の操作系に近い印象です。

個人的に、ジョイスティックの搭載はマストだと思っていて、S1にももちろん搭載されています。S1ではG9になかった斜め移動に対応していますが、意外と…使いやすいとは思いませんでした…斜め入力と横移動縦移動が意図せず誤動作になったり、スティック入力のフィーリングがなんかイマイチでした…慣れかもしれません。もちろん、ジョイスティックを押し込むことで中央に戻ってくる機能も健在です。素晴らしい!

メニューボタンの周りに付いている十字キーは、クルクル回せるタイプになっており、この操作性は最高です!控えめにいって最高です!

ちょっと気になる点が、録画ボタンの位置ですね。G9やS5は右肩にあるんですが、S1はLVFの右下に配置となりました。片手だと簡単に録画ボタンを押せないので、何故こんなところに配置したのか…まあ、バリアングルを搭載していない時点でS1はスチル寄りの動画もイケるカメラという立ち位置でしょうから、この位置でも仕方がないかなとは思えど…でも結局S5では右肩に変更(G9を考えると「戻った」)になっていますからね…ううむ。

他、AF切り替えもよく使いますので、この位置にあって使い勝手はGOODです。Single AF/Continuous AF/MFが切り替えできます。ここの切り替え時のフィーリングはいい感じです。

LVFはとても綺麗で、覗き込めば撮影に集中できます。この綺麗さは文句の付け所が無いですね。

上部は下記の写真のようになっています。

右肩側からいくと、G9でも最高だと思っていた3連ボタンは健在で、相変わらずの素晴らしい操作性です…!!愛しています。このボタン。左から、WB/ISO/露出補正 です。WB/ISOはかなりよく使います。I一方で、露出補正はあんまり使わないので(フロントダイヤルに露出補正コントロールを割り当てているので)、一番右のボタンは何か別の用途にしようかな…

シャッターのさらに先にはダイヤルが付いています。この位置、G9から変わってしまったので(G9はシャッターと3連ボタンの間にある)、2つのボディを行き来すると間違えます。惜しいっす…個人的には、一番先端にダイヤルがあるのはあんまり…操作が良いとは感じないので、G9の方が好みです。

また、これはどこのレビュー記事を見ても書いてありましたが、「電源スイッチの位置」はマジでなんとかして欲しいです。G9はシャッターボタンの周りについていて、とても快適でした。S1では下記の位置についていて、電源のON/OFFが片手だとちょっとしにくい…これは…なんでこんなことに…

右肩のモニタはとても便利ですね。G9でも好みだったので、これは嬉しいですね。すぐ右の小さいボタンを押すと、ランプが点灯します。ちなみに、電池残量とSDカード容量、残シャッターですかね、は電源がOFFだったとしても表示されます。電池は地味に気になるので、電源OFF時でも表示してくれるのは嬉しいですね。

左肩はG9と同じで、モードダイヤルとドライブモードダイヤルが一体になっています。

背面の液晶ディスプレイはチルトタイプです。個人的にはちょっとバリアングルの方が好みです。なお、このチルトは縦持ちスチルを意識してか、さらにあと1軸チルト可能です。

カードスロットは、スペックの部分でも記載していましたが、XQDとSDカードの2スロットになっています。XQDが高くて辛すぎるんですが…デュアルスロットなのにカードを挿さないのはアレだよね…と思ったので、購入してます。

操作性は極めて高く、ボタン類の多さ、配置、ダイヤル類の操作時フィーリングなどは素晴らしいです。今まで使ってきたボディの中でもトップクラスです。

モニタ類の見え方などなどは、LVF、背面ディスプレイ共に美しいです。特にSONY α7IIIの後だと…3年分くらいの時間の経過を感じます。実際はそんなに発売日に差は無かった気がしますが…

一方で、やはり気になってくるのは本体重量で、かなり重たいため片手で全ての操作を完結させるのはハードです。左手を添えてしっかり支えていないと…という感じです。もう少しの重量バランスがあれば最高だった…!!

Panasonic LUMIX G9との比較

同じメーカーで、マイクロフォーサーズ側のスチルフラッグシップボディであるG9と、なんとなく外観を比べてみましょう。

フロントビューは、隣同士で比べてみるとデザインは結構違いますね。G9の方が少しだけ丸みを感じます。個人的にはちょっとG9のデザインの方が好みですね。あと、この写真だとあまり差を感じないですが、S1の方が1まわり大きいです。

どちらのボディにもレンズを取り付けてみました。S1が左で、SIGMA 28-70mmF2.8を、G9が右でM.ZUIKO 25mm F1.2 PROを取り付けています。どっちも大三元レンズを取り付けるべきだった…

レンズフード有り同士で見ると、どっちもサイズは変わらなそうですが、25mm F1.2 PROの方がフードが深いので、レンズ単体だとかなり差があります。

G9は決してコンパクトなボディではないのですが、ミラーレス最大級のボディサイズであるS1と比べると、弟分的なサイズ感です。

背面から見ると、サイズの違いが結構分かるのではないかと思います。S1を持ってからG9を触ると、ボタンの数こそ少ないですが、個人的にはG9の方がちょっと操作系が好みですね。S1の方は、ボタンまでの距離が少し遠くて、そこにボディ本体の重さも相まってちょっと操作しにくいなと思うこともあります。

こんな感じです。

SONY α7IIIとの比較

では、今度は同じフルサイズミラーレスという土俵のライバル機であるSONY α7IIIとPanasonic LUMIX S1で比較してみましょう。

底面カバーを取り付けているので、SONY α7IIIもデカ目じゃんと思うかもしれませんが、実際はよりα7IIIの方がコンパクトです。

「不満があったからα7IIIからS1に乗り換えてきました!」と言いましたが、とはいえこのコンパクトさ、軽量さはかなりの訴求ポイントですね。フルサイズでこのサイズは、改めて本当にすごいことなんだなあ…と今更ながらしみじみとしました。

αにも、α9IIのようなレンズ交換時にシャッターを下ろすような機能があって、もう少しだけUIが良ければSONY機でいくぜ!となったかもしれません。

ライバル同士なので、ライバル感出してみました。ちなみに、ボディだけでなく、レンズもライバル(TAMRON 28-75mmF2.8とSIGMA 28-70mmF2.8)ですね。レンズについてのレビューもしていきたいと思いますが…個人的には、質感、コンパクトさでSIGMA側に軍配が上がると感じております。もちろん、1.5~2万円ほど効果ですがね。逆に、SIGMAからこのレンズが出たことで、TAMRONのレンズが若干値下がりしていますから、よりコスト面で有利かもしれません。悩ましい…!!(LマウントにはTAMRONレンズ出てませんから、悩めるのはSONY Eマウントユーザだけですね)

いつか、検証のためにS1とα7III同時に持ちだした時の写真。やはりちょっとTAMRONのレンズがデカく見えます。ボディサイズはα7IIIの方がかなーり小さい。

Panasonic LUMIX S1のココが素晴らしい!!

スペックや外観についてはもう十分ですかね。以降は、実際にS1を使ってみての良かった部分について書いていこうと思います!せっかく新しいボディを買ったので、まずは良いトコロだけを書いておこうと思います笑

また今度、暫く使用してからメリット/デメリット、こんな人におススメですよといった内容をまとめていこうと思います。

必要十二分な画の美しさ

やはり、画が綺麗です。美しいです。

SONY α7IIIと比べると、EVFであったり液晶ディスプレイでの見え方が綺麗かなと思います。また、Panasonicの自然だけれど艶っぽく、しかし発色も良い感じでパキッとしてる画作りが個人的にはとても好みです。SONYの方は、結構こってり目のカラーで、なんというんでしょうか、「あのカラーリング」なんですよね。SONYの画作りが好きだ!という方も多いようですので、ここは本当に好みだと思います。

Panasonic LUMIX G9と比べると、画作りの方向は大きく変わっていないと感じています。同じような雰囲気の画が出てきます。まあ、悪くいってしまうと、晴天屋外での撮影では正直G9とあまり変わらない…と言えます。一方で、さすがにフルサイズですから、暗所には強いですし、ボケ感も2段分違いますから、ボケ表現やその他空気感の再現というのはS1の方が良いです。

S1の弁護ですが、下記のようにF2.8通しの大三元レンズで十分ボケ感を生み出すことが出来るのはやはりフルサイズセンサーのメリットの1つですね。G9の場合はレンズを交換してF1.2やF1.4のレンズで撮影していましたが、S1ではズームレンズ1つで大体OKです。

レンズ1本で、風景モノも、ブツ撮りも問題なくこなせるというのは良いなと思っています。

ボケ感/空気感については、G9に対してのアドバンテージですね。

対SONY α7IIIでは、センサーダストが付きにくいのでラフにレンズ交換しても安心という点、快適な操作性という点でS1の方が満足しています。

何れのボディに対しても劣る点としては、やっぱりデカさと重さですね。人によってはこの点が致命的にNGということもあると思います。私も今のSIGMA 28-70mmF2.8よりも大きなレンズを組み合わせた場合は、その重さは許容しがたいですね…

素晴らしい操作性

外観レビューの項でかなり詳しく記載しましたが、操作性は素晴らしいです!ここでは重複になりますので詳しくは書きませんが、各種適切なボタン配置、数、プッシュ時のフィーリング等、かなり満足です。右肩の3連ボタンなんて本当に快適です。

ジョイスティックによるフォーカス移動も、タッチによるフォーカス指定も、AF/MF切り替えも、サイレントモード切替も、モロモロ本当に楽です。ストレスは全く無いですね。

G9比べて、若干逆に操作性が落ちたと感じる部分もある(前ダイヤルの位置、電源ボタン、録画ボタン)のは残念なのですが、それでも「これがUIのPanasonic!」と思わせられる、完成度の高い操作性になっています。

メニューでも、段階ごとに整理された項目、選択が極めて快適なメインダイヤルなど、コチラもストレスは全く感じません。

ディスプレイ/EVFの美しさ

EVFは文句なしに綺麗ですし、フレームレートも高くてとても快適です。G9と比べて、さらにEVFについては良いと感じております。

背面ディスプレイもやはり綺麗で、たびたび比較して申し訳ないですが、SONYのαの数段先を行っている印象です。ディスプレイの発色が全然違うんですよね。ディスプレイについては、美しさはもちろん、タッチパネルの追従性も極めて良いですし、ディスプレイ右側にもタッチパネルのFnボタンがあるのですが、これもタッチ誤差が少なくレスポンスも良く、快適です。

ライカLマウントであること(SIGMA素晴らしい)

独自のマウントを採用するのではなく、マイクロフォーサーズのようにアライアンスというかオープンなマウントを採用した点は良い判断だったと思います。そのボディを選んでもらうためにはそのマウントに優位性や未来が無い限りは、新規ユーザを誘うことは困難でしょう。

その点、ライカLマウントは複数社が協力してマウントを育てていきましょうという思想ですので、将来は比較的明るいですね。また、サードパーティーレンズ界の巨匠、SIGMAが参画していますからね。これはデカい…!!ライカさんのレンズは高くてとても買えないですからね。

さらに、SIGMAはfpをリリースしており、このボディはとにかくコンパクトさがウリになっています。このコンパクトボディに合うようなレンズも近々ラインナップされるのではないかと期待できますし(実際、最近多くレンズがリリースされてますよね)、S1のボディのデカさを中和できるレンズチョイスが出来るのではないかと目論んでおります。

最近はfp Lという高画素ボディも発表され、SIGMAのLマウントに対する力の入れ具合がよく分かります。この点からもLマウントの未来の明るさが伺えますね!

レンズ交換時にセンサーダストは付きにくい

SONY αの時よりも、あえてラフにレンズ交換をしていますが、そこまでセンサーダストは付いていない印象です。とはいえ、まだS1を購入してから2週間程度しか経っていないので注視しないといけませんが。

ただ、マイクロフォーサーズよりかは防御性能が落ちているのか、1ホコリ(ブロワーですぐに取れましたが)発見してしまいました。(このラフさだと、SONY αだと5,6個は付いてる体感なので、それと比べたらかなりマシ)

センサーサイズが大きいため、SSWFも守りきるのが難しいのか、それとも偶然の偶然、1ホコリついてしまったのかは不明です。今後、私の大嫌いなこのセンサーダスト問題についても、長期レビューとして記事にしてみようかなと思います。

必要十分な動画性能

当時のフルサイズミラーレス機としては最も高い動画性能を誇っていたようで、公式HPにもフルサイズミラーレス機で初めて4K60p対応したよ!と記載があったかと思います。現在では、4K60pは他のメーカーでも出してきていますし、α7SIIIのようなバケモノボディも出てきていますね。

とはいえ、2021年現在でも動画性能面で概ね問題は無いかなと思っています。4K60pのAPS-Cクロップ(1.5倍)だけは本当に惜しいんですが…まあ、おおむね良いのではないかと思います。

SONYの謎の動画フォルダ構成などとは異なり、「普通の」動画ファイル/フォルダ構成というのは嬉しいというか、まあ良かったなと思います。

S1は良い

というわけで、再びかなーり長々と書いてしまいましたが、S1には満足しています。

α7IIやα7IIIの時もそうでしたが、比較対象のLUMIX G9が出来過ぎたボディなので、これとの比較になってしまって…多少辛口めな内容になってしまっている気がします。はい。反省です。

下記のような方には是非におススメしたいボディとなっております!

  • ボディはデカくても、操作性が高いモノが良い!
  • EVFは綺麗じゃないと嫌だ!
  • センサーダストは嫌だ!
  • 比較的低コストでLマウントに入門したい!(2021年4月時点だと、中古が20万円弱となっており、Lマウント機としてはまだ手が出しやすい)

こんな方にはぴったりだと思います!特に、センサーダストに辟易している方、S1は選択肢として有力なのではないかと思います!

Youtubeでもレブル250/グラディウス400/GN125の情報を発信してます! (登録してもらえると超喜びます!!)
最新情報をチェックしよう!