レブルのウインカーカスタム、タンク下からの電源取り出し、その他配線をタンク下通しで隠したい場合などなど…
DIYメンテナンス/カスタムをしているとレブルのタンクを外したい機会はしばしばあると思います。
が、「なんかタンク外すのってよく分からないし怖い…」と思う方もいらっしゃるかと思います。
かくいう私(カスタム/メンテナンス歴10年)も、やはり初めてのバイクでタンクを外す時はちょっと緊張します。特に最近の新しいバイクは昔のキャブ車よりも外すものが多かったりしてちょっと嫌だったりします。(ちなみに、GN125は、燃料コックに繋がっている1つのホースを取り外すだけでタンクを外せますからね。さらにちなみに、グラディウス400はタンクを「持ち上げたまま支持」する車のボンネットのようなシステムになっており、そもそもタンクを外す必要がなく各メンテナンスが行えます。素晴らしい!)
若干脱線しましたが…タンクを外すのがなんだか怖いなあ…手順もよく分からないなあ…という方向けに、できるだけ分かりやすくレブル250のタンクの外し方をご紹介したいと思います!
ちなみに、レブル500についても手順は同じだと思われますので、参考になるかと思います。
レブル250のシートを外す
レブル250は、タンクを外すためにはまずシートを外す必要があります。
レブルのシートは、シート後方にある2本のキャップボルトを外せばOKです。対角5mmの六角レンチがあれば外せます。
こんな感じです。
タンクを外そうという方であれば、恐らくシートは外したことがあるので深堀りは特になしです。
レブル250のタンクを少し持ち上げてフレームに載せる
次は、レブル250のタンクを外しにかかる!前に、一旦フレームに載せるところまでやっていきます。
サービスマニュアルを見るとこれが正しい手順のようです。一旦フレームに載せて隙間を作りつつ、その隙間から各種ホース類を外していきます。
キャップボルトを外す
タンクを留めている大きなキャップボルトを外します。少し大きめで、対角8mmの六角レンチが必要です。外す場所はコチラ。
普通に緩めていけばOKです。
タンクを持ち上げてフレームに載せる
さて、キャップボルトを外せたら、今度はタンクを持ち上げて、タンク前側にあるゴムクッション部の上側にちょこんと載せていきます。
タンクを少しだけ持ち上げつつ、車体後方にズラしていき、レブルのタンクがゴムにハマっている溝から外します。
ゴムから溝を外せたら、さらにタンクを少しだけ持ち上げて、フレームのタンクゴム受け部の上にタンク本体を載せます。ここで、タンクを持ち上げすぎるとまずいので注意です。
下記の写真のように、タンクのゴムがハマる溝の下部が、ゴムの上部に乗ればOKです!
最初はゴムが溝から外れた時の感覚が分かりにくいと思いますが、2回目以降は分かるかと思います。
これでレブルのタンク外しの半分の工程が完了です!
レブル250のタンクを外す
それでは、いよいよタンク本体を外しにかかります。
タンクを外すためには、2本のチューブ(ホース)と、5pカプラ、フューエルホースを外す必要があります。
ドレンホース(左/細め)を外す
車体左側からタンク下をのぞき込み、ホースを外していきます。
下記写真は、レブルの車体左側からタンク下をのぞき込んだ状態です。
こちらの写真の、一番右にあるホースが、今外そうとしているホースです。ホースバンドでタンク側に固定されているので、バンドを指でつまみつつ(固ければホースを傷つけないように気を付けてペンチ等を使い)、ズラせばホースが外せるようになります。
ドレンホース(右/太め)を外す
今度は、車体右側に回り込み、ドレンホース(太め)を外します。既に外れてしまっていますが…
5pカプラを外す
タンクの状態をメーターその他に表示するためのカプラがタンクに付いていますが、それも外します。下記のモノですね。
こちらは、もともと黒いテープで巻かれています。私はテープを剥がしましたが、剥がさなくてもいいような気がしてきました…
ともあれ、コチラのカプラも外します。
ちなみに、これらの作業をしている間、私はレブルの左側に立ち、のぞき込むような形で作業をしています。
ジャッキアップしていなければ、レブルは左側に若干傾いているため、タンクを落とさないようにするための工夫です。
フューエルホースを外す
最後に、タンクからFIに燃料を供給するためのホースを外します。指で隠れてしまっていますが…このぶっといホースがソレです。
ちなみに、このホースは力業で外そうとしてはいけません!
外し方があります!
このホースは、このようなコネクタでタンク側に装着されています。
このジョイントはちょっと特殊で、外し方があります。
まずは、親指あたりにある小さな突起のようなモノを写真右から左に押します。親指の腹あたりにあるやつですね。
そうすると、今度は親指あたりにある黄色っぽい部分全体を、押せるようになる(写真上側に)ので、押します。
この黄色い部分を押した状態であれば、ホースジョイントを外すことができるようになっていますので、クリクリしながら引っ張って引き抜きます。
このジョイントは樹脂?プラスチック?で出来ていますので、工具を使ったりはご法度です!
あとはタンクを外すだけです
これらすべてのパーツを外せば、タンクと車体を繋いでいるものは無くなりますので、あとはタンクを持ち上げて外せばOKです!