【レブル250 カスタム】ハリケーンのハンドルに交換するぞ!【地味に大変なハンドル交換回】

みなさん、こんにちは!

今回は、レブル界隈では比較的メジャーなカスタム(?)と思われる、「ハンドル交換」をやっていこうと思います!

ハンドル交換の動機ですが、レブル乗りの皆様、主に3つの理由があるかと思います。

  1. ポジションを自分好みに改善したい
  2. バイクのスタイルを変更したい
  3. バーエンドを活用したい

で、今回私の意図としては3つめの「バーエンドを活用したい」というところがあります。

レブル250純正ハンドルだと、バーエンドが埋まっている?ためにバーエンドミラーやバーエンド(重し)が取り付けできないんですよね…これがかなり痛い…!!

バーエンドミラーは個人的にカスタムする上で外せない(スタイル的に)ですし、より一般的な観点ではレブルは高速道路走行時などに振動が結構すごいですから、その振動を軽減するためにバーエンド(重し)を取り付けたいという思惑があるはず…!!

ちょっとマニアックな方向に脱線してしまいましたが、ともあれ、ハンドル交換というのは様々な効果を生み出しますので、比較的レブル乗りの方がハンドルを好感される理由は良く分かります。小柄なライダーさんなんかは、ポジションを変更したい(ハンドルをもっとライダー側に近づけたい)なんてニーズが多いようですね!

はい。ともあれどんな理由があれ、ハンドル交換、やっていきましょう!

ちなみに、ハンドル交換の難易度ですが、中の上程度となっております。(個人の見解です)

メジャーな交換部位ではあれど、初回交換時は各種ボルトが固かったり、禁止事項をしっかり認識しておく(ブレーキマスターの件)とか、取り外し部品/取り付け部品の多さなどを考えると、決して「簡単ですよ!」と言えるカスタムではありませんので、ハンドル交換が初めてのカスタムなんだとすると…辛いかもしれません…

また、今回の内容はブログ記事だけでなく動画にもなっておりますので、より作業の様子を知りたいという方は下記の動画をご覧ください!

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ハンドルに付いているモノを取り外す

それでは、実際の作業をやっていきましょう!

全体方針は皆さんのイメージ通りで、

  1. ハンドルについているモノを取り外してハンドル交換可能な状態にする
  2. 新旧ハンドルを交換する
  3. 新ハンドルに諸々部品を元通りに装着していく

こんなカタチですね!

ではまずはハンドル周りの部品取り外し作業をやっていきましょう!

ちなみに、下記で取り外す部品は特に順番は関係ない(はず)ですが、ブレーキマスターは最後にした方が良いかと思います。

純正メーター外し

既に私のレブルは純正メーターの位置を変更してしまっているのでこの作業は無いのですが、純正メーターの位置を特に変更していない場合は、まずメーターを外してあげます。

取り外し方は、メーター移設記事が参考になるかと思いますので、コチラをご覧いただければと思います。

クラッチレバーホルダー(ハンドル左側)

クラッチレバーのホルダーを取り外します。動画の方ではクラッチワイヤーも取り外していますが、恐らくワイヤー取り外しは不要です。

六角レンチでハンドルにクランプされている部分を緩めていきますが、初回取り外し時は結構固いかと思います。ので、精度の低くないレンチで、舐めないように注意して取り外しましょう!

ハンドル周りパーツ取り外し1
ハンドル周りパーツ取り外し1

上記のようにクランプの部品がポロリと落ちてきますので落下させないように注意です。

スイッチボックス(ハンドル左側)

次は、すぐお隣のスイッチボックス(左)を取り外していきます。下からのぞき込むと、2本のなべネジで固定されているのが分かると思いますので、プラスドライバーで取り外します。

ハンドル周りパーツ取り外し2
ハンドル周りパーツ取り外し2

プラスネジは、結構なめがちな部品ですので、しかりとトルクをかけて外しましょう。やはり初めて外す場合は硬いことが予想されますのでご注意を!

ハンドル周りパーツ取り外し3
ハンドル周りパーツ取り外し3

2本のなべネジを外せば、上記のようにカパッとスイッチボックスが開きますので取り外しましょう。

グリップ(ハンドル左側)

お次はやはりすぐ隣のグリップです。これは、もしグリップ交換も一緒にやってしまう想定でかつ、もう純正グリップに戻さない!という決意が固まっていれば、ハサミやカッターで切って取り外してしまってもOKです。楽ちんなので。

私は、このバイクを購入した時からグリップヒーター(グリップ内蔵式)になっておりましたので、とてもそんな勿体ないことはできないので素直に取り外します。

取り外し方ですが、先の細いマイナスドライバーなどをグリップとハンドルの隙間に少し差し込み、その隙間にCRCなどの潤滑剤を吹き込んでマイナスドライバーを抜き、グリップをグリグリして潤滑剤を浸透させて…という作業を繰り返していれば外せます。モノによっては、CRCでなくともパーツクリーナーを吹き込んでいれば取り外せるかもしれません。

ハンドル周りパーツ取り外し4
ハンドル周りパーツ取り外し4
ハンドル周りパーツ取り外し5
ハンドル周りパーツ取り外し5

で、今回はかなりこの作業に苦戦しまして…

というのも、一度交換されているグリップ(グリップヒーター内蔵)が、ガッチガチのガチに固定されてたんですよね…!!絶対に滑らないように、アルミテープで厚み調整のうえ、グリップボンドということで、それはもう本当に外すのが大変でした…30分かかりました…

GN125やVTR250などで何度もグリップは外してきましたが、通常はそこまで大変ではないです。

ハンドル周りパーツ取り外し6
ハンドル周りパーツ取り外し6

なんとか外せました…今回の交換作業の中で一番時間がかかったところですね…

スイッチボックス(ハンドル右側)

さて、気を取り直して今度はハンドル右側あたりのパーツを取り外していきます。

スイッチボックスも取り外し対象で、コチラはやはり反対側と同じく、スイッチボックス下部に2つのなべネジがありますのでそれを外します。繰り返しですが、あくまで舐めないように注意です!

ハンドル周りパーツ取り外し7
ハンドル周りパーツ取り外し7

で、すぐ隣のスロットルまわりはどうするんだと思ったかもしれませんが、コチラはアクセルワイヤーを取り外すのが面倒だったので、旧ハンドルを取り外す時にそっと引き抜くことにしました。これが一番簡単です。

ブレーキマスター(ハンドル右側) ※注意!!※

最後にハンドルまわりで残っているのは、ブレーキマスターシリンダーだと思います。四角い箱みたいなヤツが付いているユニットですね。

で、これを最後にしたのには理由があって、「ブレーキマスターシリンダーは極端に斜めにしたり、ましてや反対向きにしたりするのは絶対にNG」だからです。

この部品は、フロントブレーキを効かせるための部品で、大雑把な仕組みとしては

  1. レバーを握る
  2. 握った分の液体がホースを伝ってキャリパーまで届く
  3. その圧力がブレーキキャリパーのピストンを押す
  4. ピストンに押されてブレーキパッドがブレーキディスクローターに押し付けられて摩擦発生してバイクが止まる

こんな感じになっています。

で、ブレーキマスターを反対向きにしてしまったり極端に傾けると、この経路上に空気(気泡)が入り込んでしまう可能性があります。これをエア噛みというのですが、この状態になると、うまくブレーキレバーの握った分の圧力がキャリパーに届かなくなり、ブレーキタッチが変わります。ちょっとエアが入るだけであれば、タッチが柔らかくなっただけで済みますが(これでも十分嫌ですが…)、結構エアが入った場合はブレーキが効かなくなる恐れがあるため危険というわけですね。

ともあれ、ブレーキマスターはできるだけ傾けないようにしましょう!という感じです!

実際の取り外し作業に入る前に、私は下記のような状態にしました。ここまでする必要は無いですが、丁度上に吊るせる仕組みがあったのでやっておきました笑

ハンドル周りパーツ取り外し8
ハンドル周りパーツ取り外し8

下記のように、六角レンチでクランプ部を緩めていきます。

ハンドル周りパーツ取り外し9
ハンドル周りパーツ取り外し9

ここまでで、モロモロレブルのハンドルに付いていたモノが外れている状態になったかと思います!

新旧ハンドルの入れ替え

さて、それではいよいよ新旧ハンドルを入れ替えていきます!

そのために、ハンドル中心部で固定されている4本のボルトを緩めていきます。(丁度取り外し時だけ画がありませんでした…)

この部分ですが、最初は結構固いと思いますので、やはり舐めないように注意が必要です。

このハンドルポスト部のボルトを外したら旧ハンドルを取り外せます。

旧ハンドルの取り外し
旧ハンドルの取り外し

次に、新ハンドルを取り付けます。

新ハンドルはこんな感じ
新ハンドルはこんな感じ

新ハンドルをハンドルポストにあてがって、中心の位置を大体決められたら、固定していきます。先ほど、初回は硬いかもと記載していたのはこの部分の話ですね。

ハンドルポストの取り付け1
ハンドルポストの取り付け1

今回取り付けたハンドルは、ギザギザがついていなかったので、中心位置出しがちょっと難しかったですね…

ハンドルポストの取り付け2
ハンドルポストの取り付け2

逆順にハンドルにモノを取り付けていく

後は、先ほどと丁度逆順でモロモロのアイテムを取り付けていきます!

取り付け時の注意ポイント1

取り外し時には気付かなかったかもしれませんが、実はハンドルに穴が開いていて、ここにスイッチボックスの突起が嵌るようになっています。(回り止めですね)

基本的に、「レブル専用」を謳う商品であれば、スイッチボックス用の穴は開いているはずで、特に問題なく取り付けができるはずですが、メーカーによってはこの穴のサイズがギリギリ(なんなら塗装の膜の厚みがあって入らない可能性も)であることがあるので、その場合は適宜穴拡張する必要があります。

ハンドルに部品を取り付けていく1
ハンドルに部品を取り付けていく1

見にくいですが、スイッチボックスの突起というのは上記の写真のモノですね。

取り付け時の注意ポイント2

次の注意点ですが、ハンドルを交換した場合、既存のホース/ケーブル類が届かなくなる可能性があります。

私の場合は、ブレーキホースがそのままでは届かなくなっていました…

取り付け時の注意ポイント2
取り付け時の注意ポイント2

この時は、ブレーキホースガイドを1か所フリーにすることで、長さ的な問題はクリアできました。が、よりハンドル位置が変わるような場合は、ブレーキホースの交換が必要になる可能性があります。

また、この部分は「なんとか届いたけどパッツパツ」という状態は絶対にNGです。フォークの伸縮によって、最も伸びた時にホースがはちきれる可能性も無くはないので、多少はゆとりがあるよな、と思えるような状態でないと本当に危険です。

交換後の様子

というわけで、やっと交換作業が完成しました!意外と大変そうだなという印象を受けた方もいるでしょう。その通りです笑

で、交換後の様子はこんな感じです!

腕の張り具合を見て頂くと分かるかと思いますが、若干張り具合が減っているのが分かるかと思います。あと、微妙にハンドル位置上がってますね。角度を間違えたかもしれません…

ハンドル交換前後の比較
ハンドル交換前後の比較

個人の感想ですが、私の場合はポジションが良くなった!かと言われると微妙です笑

ポジションが変わったのはよく体感できますが…まあ、純正の状態で特に不満は無かったので、可もなく不可もなく、という感じでした。

はい。

ともあれ、ハンドル位置が近くなることは間違いないので、ハンドルが遠い…という点で悩みを持っている方にはおススメできるカスタムかと思います!

というところで今回は以上です!

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