今回は、グラディウス400のチェーンメンテナンスの話です。
グラディウスには、シールチェーンがついています。そのお陰で、GN125(ノンシール)などと比べると全然チェーンが伸びないため、張り調整はもちろん、どうにもチェーン清掃の方もさぼってしまいます。(シールチェーンとノンシールチェーンの違いはこちら)
確か最後にチェーンメンテナンスしたのは…数か月前だった気がするので、さすがにそろそろ張り調整をやっていこうと思います!
グラディウス400のチェーン清掃
まずは、チェーンの清掃をします。
チェーン清掃は、チェーンに付いた汚れを落としてやるのと、新しいチェーンオイルを塗布してあげるメンテナンスです。
まずは汚れ落としを行います。作業前のチェーンはこんな感じ。汚いです。
これに、チェーンクリーナーを吹き付けます。吹き付ける時、タイヤとチェーンの間にウエス的な何かをひいておくと良いと思います。
シールチェーンに対しては、パーツクリーナー的なモノは使わないようにしてください。シールチェーンは内部にゴム(Oリング)が入っていますが、普通のパーツクリーナーはゴムにダメージを与えるので、Oリングの寿命を縮めてしまいます。今回使用しているのはコチラのチェーンクリーナーです。
チェーンクリーナーを使用したら、ブラシなどでゴシゴシ磨きます。
この時は歯ブラシを使用してチェーンを磨いていますが、正直チェーン専用のヤツを使用した方が楽です。下記のような製品ですね。私も今時点(2022年)では購入済です!3面を一気に磨けるのでおススメです!
パーツクリーナー吹きかけ⇒ブラシ磨き、をチェーン1周に対して行います。
この位やれば良いんじゃないでしょうか。また汚れますし。このあたりは性格が出ますね。
グラディウス400にチェーンオイルを塗布する
次に、チェーンオイルを塗布します。CRC的な潤滑剤ではなく、バイク用のチェーンオイルを使用します。
人によっては、フリクションロス低下を狙ってエンジンオイルをチェーンオイルの代わりに使うというケースもあるようですが、チェーンオイルよりもメンテナンス頻度が上がりますし一般的ではないので、通常はチェーンオイルを使用します。なお、私のおススメなチェーンオイルは下記のモノです。
チェーンオイルは、特にプレートとプレートの隙間あたりを狙って指していきます。他の部分は錆び防止程度に塗っておけば良いでしょう。
1周にわたってチェーンオイルを塗布したら作業完了です。
チェーンの張り調整をする
さて、今度はチェーンの張り調整をします。この部分は以前記事に書いていたようです。下記記事となります。
ので、今回は割とサラッとやっていきます。
まずは、リアアクスルシャフトを緩めます。右側は19mm, 左側は27mmのレンチが必要だったはず。
ここはかなりのトルクで締まっているため、ちゃんとした工具を使用した方が良いです。車載工具に27mmのレンチがあったと記憶していますが、これでは心もとないと思います。というか、たぶんリアアクスルを緩めることはできないですね…
次に、六角レンチでチェーンの張り具合を調整します。時計回りでチェーンが張る方向に、反時計回りで緩む方向となります。
どの程度の張り具合にするかというと、フロントスプロケットとリアスプロケットの丁度中間地点あたりのチェーンの遊び量が大体20mm程度が目安です。
これは車種によって異なります。(オフロード車両はもっと遊び量が多い)
左側を調整したら、それにあわせるように反対側も調整します。リアアクスルシャフト近くに目盛り的なものがあるので、これを左右大体同じくらいにあわせます。
左右概ね同じ程度になったらOKです。
最後に、リアアクスルシャフトを規定トルクで締め付ければ作業完了です!
おわりに
チェーンメンテナンスは、とっつきやすいメンテナンスの1つです。興味のある方は自分でやってみると良いかもしれません。
私は大分メンテナンスをさぼっていましたが…できれば、1000km走行したら清掃&チェーンの張り具合確認はやっておきたいですね。
他のメンテナンス箇所やメンテナンス周期については、下記記事にまとまっています。
今回は以上です!