【GN125 レストア】フォークブーツがヤレていたので交換する!ついでにグラディウス400のバッテリー交換もやる

今回は、GN125とグラディウス400のメンテナンスをやっていきます!自分用のメンテナンス日記的な回です

GN125の方は、一度それっぽいカフェレーサースタイルが完成してから早いもので既に5年程が経過し、その間あまり乗ってない上にメンテナンスもあんまりしていない…ちょい放置気味だったということで、状態が少しずつ悪くなってしまいました。一応エンジンは3ヶ月に1回程度はかけていたので、ギリギリエンジンはかかるけど… という感じでした。

ただ、最近GN125の方もしっかりとメンテナンス/カスタムしていきたい欲が生まれてきまして… 今回は重い腰を上げ、特に気になっていたヤレヤレフォークブーツを交換していこうと思います!!

また、グラディウス400の方はバッテリーを新しくしてからまだ2年経過していないはずですが、なんだかバッテリーの調子が悪い…ということで、交換していきます。

という取り留め無い内容ですが、整備記録ということで。

自分用のメモで、この作業をやったのは2023年4月15日です。

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まずはグラディウス400のバッテリーを交換する

まずは、グラディウス400のバッテリーを交換します。これは作業工程は残しておらず、交換しました、の結果だけ書いておきます。

ちなみに、交換したバッテリーは規格違いのモノで、ストリートトリプルから外した割と元気が良かったバッテリーです。

右がグラディウスに付いていたバッテリーで2年弱しか持たなかった台湾ユアサバッテリーでYT12A-BSです。左がYTX-9BSでストリートトリプルにもともと装着されていたものになります。ストリートトリプルはYoutubeの方には上げているのですが、20%くらいの確率でちょっとセルの挙動が怪しくなる問題があり、念のためバッテリーを新品交換したために余りがでたというモノで、正直バッテリーの挙動自体はとても良かったです。

一方の購入してからまだ2年も経っていないグラディウスに付いていた台湾ユアサの方は…もうダメでした。どうダメなのかというと、バッテリー充電器などを使用してしっかりと充電した状態でも、翌日になってキーオンにすると、12V以上ある電圧表示がみるみるうちに減っていき、9V程度まで落ち込んでいってしまうという有様。

10年程前、GN125用に購入した安物バッテリーだと、あまり乗っていないシーズンだと3ヶ月程度でこのような挙動になったことがありますが、そんな感じです。

何度充電しなおしても、1日中しっかりとグラディウスに乗ってみっちり充電したとしてもこの症状は治らず、もうダメだなあと判断して交換することにしました。

ちなみにちょっとバイクに詳しい方なら、「その症状だと発電系やレギュレーターが怪しいのでは?」とコメントくれそうなので先に書いておきますが、発電系は全く問題ありません。1度でもエンジンがかかれば電圧は14V以上になりますし、日を跨がなければ次にセル始動した時も元気よくセルが回ってくれます。

というわけで、グラディウス400に装着されていたYT12A-BSは完全に死にぞこないという感じですが、一方のストリートトリプルバッテリーはまだまだ元気で、これを捨ててしまうのは勿体なさすぎるやろお!ということで、見て分かる通り規格は違うモノですがSDGs的に是非に再利用したいと、そういうわけです。当たり前ですが、基本的には同じ規格のバッテリーを積むようにしてください。何か問題が起きたりする可能性も無くは無いと思いますし、後述のような問題もあったりするので。

さて、コチラのグラディウス400のバッテリーをYT12A-BSからYTX9-BSに変更していきましょう。

これら2つのバッテリーは、多少バッテリーの容量のスペック等が違いますが、寸法はほぼほぼ同じため一応グラディウスのバッテリースペースには問題なく収まりました。また、プラスとマイナスの向き的にも全く問題ありませんでした。

「コイツはラッキーだ」と声に出してウキウキしていましたが、残念ながら完全ポン付けというわけではなく、ターミナル部分のサイズがちょっとYTX9-BSの方が大きく、グラディウスのプラスとマイナス端子がちょっとだけ狭いため上手くハマりませんでした。プラスの方はちょっとキツイもののなんとか入りましたが、マイナス端子の方は残念ながら入らない…!!

お行儀が悪いですが、一旦ボルトを締めて無理やりちょっとだけマイナス端子のサイズを拡張し、とりあえず装着することが出来ました。こういう問題がありますのでやはり素直にバッテリーは純正と同じ規格のものを買いましょうという当たり前の話ですね。

もう1点ちょっとした違いがありまして、バッテリーターミナルのボルトサイズが1サイズアップしました。幸いグラディウス車体側ハーネスの端子の穴には問題なく通りました。

その後、エンジン始動を試みましたが、圧倒的力強さをもってエンジン始動してくれました

エンジン始動後のバッテリー電圧の状態確認であったり、セル始動&ストップを何度か繰り返しましたが、今のところバッテリー容量的には問題無さそうですので、ストリートトリプルバッテリーで暫く生活してみようと思います。

本題!GN125のフォークブーツを交換する

さて、ここからが本題で、GN125の方のフォークブーツを交換していきます。ちなみに今のGN125の様子はこんな感じです。ぱっと見はそこまで状態が悪くないようにも見えますが、アルミタンクも結構くすみが進んでしまっていますし、やはり何といっても…フォークブーツのしらっちゃけが気になります…

アップすると、こんな感じです… フォーク自体は状態が良いのですが、フォークブーツだけかなーり劣化が進んでいます。これは汚れでは無くゴム自体の劣化です。

フォークブーツが劣化しているだけで一気にバイクが「ボロボロ」に見えてしまいますので、早く交換したかったのですが、フォークブーツ交換は地味に面倒なのに加え、セパハン化やフォークにヘッドライトやウインカーを直接クランプしているこのGN125では、よりフォークブーツの交換が面倒なんです。それでずっと嫌がって放置していたのですが、さすがに見てられなくなったので交換します。

とりあえず、ヘッドライトを外します。

次にウインカーを外し、クラッチワイヤーをクラッチレバーから外し、ハンドル右側のブレーキマスターが偏らないようにセパハンを吊るす…などなどをしていきます。

さらに作業を進めて、フロントタイヤを外したのち、フロントフェンダーも外します。

その後にキャリパーを外してフォークをクランプしているトップブリッジのボルトとステムロアー部のボルトを緩めてフォークを取り外します。片側ずつ作業していくことにします。

フォークをまじまじと見ると… めっちゃ汚い… フォークブーツは中華輸入品ではなく、確か国内のキジマさんのフォークブーツ(APE50用)をチョイスしたはずですが、それでも5年程度でここまでダメになってしまうんですね… ほぼほぼノーメンテだったのでこうなったのかなと思います。油脂類には定期的に何某かのケミカルを塗布しておかないとダメかもしれません

フォークブーツを上に引っ張れば簡単に外せます。フォークブーツがダストシールの代わりになっています。フォークブーツがフォークのインナーチューブを保護してくれているのか、インナーチューブ自体の状態は結構良かったです

特に大きな錆びなどはありませんが、多少汚れがあったりもするのでインナーチューブを磨いていきます。今回はなんとなく家に転がっていたKURE 6-66マリーン防錆剤を使用してインナーチューブを軽く磨いてありました。

今回交換するフォークブーツは、たぶん前回と同じであろうキジマさんのフォークブーツでエイプ用のものです。価格は3000円と比較的お求めやすいのですが、取り付けのための手順が面倒臭すぎるんですよね…マジで。

前回の失敗を生かし、今回はフォークブーツに対してアーマオールを最初から塗布しておくことにしました。きっとアーマオール層がゴムの保護剤になってくれるはず!それに新品購入したフォークブーツですが、1年以上家で保管していたため多少汚れている風にも見えましたので、見た目の良さUPのためにもアーマオールしておきます。

なお下記がBefore/Afterの様子です。マジでBeforeのヤレ具合ヤバいですね…新品フォークブーツにしてから、一気にフロント周りが締まって見えます!

左側フォーク(向かって右のヤツ)をご覧ください!全然印象が違う!ヤレヤレフォークブーツがどれだけバイクの印象を毀損していたのか、よく分かります…

同じように反対側のフォークブーツも交換して、車体を元通りに組み上げていきます。

さて、せっかくフロント周りを分解したので、

  • フロントアクスルシャフトへのグリスアップ
  • ACEWELLメーターの電気式パルス取り出し→機械式取り出しに変更
    • もともとはリアホイールからマグネットセンサーでスピード取り出ししていたのですが、いつからかセンサーが故障しておりスピードが0km/hになっていたので、スピードメーターケーブルから取り出す方式に変更
  • スピードメーターギアへのグリスアップ
  • ウインカーステーにクッション材仕込み(フォーク保護のため、フォークと直接金属を接触させないように) & ウインカーアース取り出し線作成(フォークと接触しなくなったためウインカーボディアースが取れなくなったため)
  • グリップ/スイッチボックス等にもアーマオール塗布 & 磨き
  • 各部磨き(ヘッドライト/ハンドル/タンクetc…)
  • クラッチワイヤー/アクセルワイヤーへのワイヤーオイル注油
  • バッテリー充電

などなどのメンテナンスも同時に行いました。それぞれの写真は無く完全にオフで作業していましたが…

というわけで、お昼くらいから始めたフォークブーツ交換作業+各メンテ作業ですが、結局夕方までかかってしまいました…

それでも、2年間「やらないと…!!」と思っていたGN125のフォークブーツ交換をはじめ、イロイロなメンテナンスを完了できたので良かったです!!

最近は数年ぶりにGN125のカスタム/メンテナンスへのモチベーションがアップしてきましたので、GN125の情報もまたアップしていきたいなと思います!今回は以上です!

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