私のグラディウス400は、ツーリング機として使用している都合上、あまりカスタムはしてきませんでした。この5年程はほぼほぼ純正のままとしていたのですが…レブルのカスタムに触発されて、この1年でかなりカスタムを施してしまいました。
現状は、オールペンを施し、フロント周りはZ1000(2014~)の攻撃的なフロントマスクとし、ちょっとずつカスタムしてるよ感が醸し出てきました。
なのですが… それが故に、あの部分が気になってきてしまいました… そう、恐らくこうしたバイクのカスタムで一番最初に着手するであろうあの部分…
というわけで、今回はグラディウス400にフェンダーレスキットを取り付けていこうと思います!最初はFRPで自作しようかなとも思ったのですが、強度観点で既製品の方が良いかなと思い…ちょっとチキって既製品にしました。
チョイスしたのはR&Gのフェンダーレスキットです。グラディウスには4製品程のフェンダーレスキットがありますが、その中で最も安価だったから、というのが理由です。
ただしコチラのフェンダーレスキット、個人的にどうしても気になる部分があり… それがテールランプとテールランプ固定部との隙間です!テールランプがプレートに対して1周り小さいため、隙間が目立ってしまうんですよね。気にし過ぎといえばそれまでですが、カスタムなんて自分がどう思うか、ですかんらね、今回はこの気になり空白部分を埋めるべく、別のテールランプにスワップしていく作業もついでにやっていきます!
他にも海外製品があったと記憶しているので、見つけ次第Updateしていきます。
R&Gフェンダーレスキット自体をカスタムしていく
さて、それでは前述の気になりポイントを解消すべく、このキット自体をカスタムしていきます。
あの隙間を埋めるのに丁度いいテールランプを丁度保有していたので、それを取り付けられるようにキット側を加工していきます。
テールランプ取り付け穴位置が、既存の穴とは合わなかったため、それに対応できるようにすればOKなので、もともとは穴開けだけで済むかなと思っていたのですが、どうやら裏側に飛び出るボルトがステーに干渉してしまうようだったので、それをカットしていきます。
カットしたらエッジ部分をトリミングしていきます。ちなみに、この部分はすぐに錆が発生してしまいますので塗装もお忘れなく。
お次は、新テールが装着できるように新テール用の穴を開けていきます。
下記がこのキットにもともと含まれているテールランプ。やはり実際にあてがってみると、ちょっとだけ小さい、んですよね。形状がもう少し四角いタイプなら隙間も目立たないのですが、オーバルタイプなので隙間が気になってしまうんですよね。
コチラが今回取り付けるPOSHのアイビーLEDテールランプです。いつかVTR250に装着していたのですが、車両売却と共に取り外していました。それが家に合ったので使用することにしました。イメージだと絶妙にフィットする、はずだったので!
うむ、思っていた以上に絶妙にフィットしています。
グラディウス400にフェンダーレスキットを取り付ける
さて、それでは先ほど加工してきたフェンダーレスキットをグラディウス車体に装着していきましょう!
グラディウス400の純正テールランプユニットを取り外す
まずは、純正テールランプを外すために、モロモロのパーツを取り外していきます。この工程が一番大変です…!!
とりあえずシート外しから始めます。
私の場合はリアキャリアを装着していますので、リアキャリアを撤去します。
こんな感じで、とりあえずテールカウルまで除去できました。ここまではサクッと行けると思います。
今度は車体下側をのぞき込んで、プラスネジ1本でとまっているいる部分を取り外します。
めっちゃ見にくいですが、下記がネジを取り外した状態。
これで、下記のような最も下側のパネルが取り外せるようになります。なお、私はヘプコ&ベッカーのC-Boxステーが邪魔をしてテール周りが外せなかったのでこのタイミングで撤去しました。
次は、リアウインカーを取り外していきます。裏側が8mmのボルト1本でとまっているのでスパナで外します。
外れました。同じ作業を反対側にもやっていきます。
さて、今度はテール周りに伸びる既存配線を全て外していきます。左右合わせて全部で4つのカプラがありますので、それを外していきます。テール側から眺めていくと、どこに繋がっているものを外さないといけないか分かるかなと思います。左右に2か所ずつ、合計4箇所ですね。
車体右側のバッテリー付近にあるカプラが1か所、めっちゃ取り外すのが大変でした…
配線まわりが外せたら、今度はテールランプ下部のボルトを外していきます。
具体的には下記のあたりのボルトを外します。私はヘプコ&ベッカーのパニアステーを外しているため、既に2か所のボルトを除去したことになっているため、残りは下記の2か所だけでしたが、皆さんは4本のボルトを外すことになると思います。
これでやっとテールランプユニットが外れ、そうになります。まだキーシリンダーが繋がっているため完全除去には至っていません。
さて、今度は最後の繋がっている1か所、キーシリンダー周りを取り外していきます。なお、この辺りは文章で書くのは流石に難しかったので…Youtube動画の方を参照頂ければと思います。
下記写真の右上にあるのがキーシリンダーです。これをなんとかして外していきます。(動画参照…)
外せました。結構知恵の輪感があって、ここの取り外しには苦労しました。IQ130以上の方は余裕だと思います。
これで全ての接続されたケーブル類を除去できましたので、テールランプユニットを外すことができます。ちなみに、若干だけ端折った部分がありまして、ナンバープレートを取り外した時に見える2つのプラスネジの部分を取り外し、テールランプユニットのインナーパネルを外す必要がありますが、そこは割愛しました。
R&Gテールランプユニットを装着する
さて、今度はすっきりしたテール周りに、R&Gのフェンダーレスキットを装着していきます。
まずは、先ほど最後に取り外したキーシリンダーを装着します。
次に、先ほど取り外した純正ウインカーを装着します。
これでR&Gフェンダー側の準備はOKです!
R&Gのフェンダーレスキットを車体に仮留めしていきます。純正フェンダーは取り外しがすごく大変だったのですが、フェンダーレスキットの装着は結構サクッといけます。
裏側からボルト4本を締めこめば固定はOKですね。
スーパー端折りますが、元通りに配線をし直して、ナンバープレートの装着、反射板の装着を行って、取り外したものをモロモロ元通りに組み上げていけば… 完成となります!
グラディウス400×R&Gフェンダーレスキット取り付け後の様子
さて、前半の純正グラディウステールランプユニットがすごーく大変だった今回の作業ですが、無事作業が完了しました。フェンダーレスキット装着後の様子がコチラです!
当初の目論見通り、ほぼほぼテールランプとステーの隙間が埋まっていてあまり気になりません!横側の斜めに折れ始めている部分は流石に見えてしまっていますが、これは仕方がないでしょう。
アイビーLEDテールは、形状が四角に近く、個人的にはR&G付属テールよりもコチラの方が自然なのでは…?とさえ思います。
少し引いた時の画がコチラ。若干ナンバーの角度が立っているのがイマイチかなとは思いつつ、これは既製品なので仕方が無いですね。もちろん、反社的にナンバー角度を上げるつもりは全くありませんが、あと5~10℃角度があると良かったなと思います。
先ほども言及したテールランプとステーの隙間は、真後ろから見ると完全に無くなっていることが確認できます。こんなにフィットするとは…驚きました。
テールランプ点灯時の様子はこんな感じで、純正テールのハロゲンバルブからするとかなり洗練されたイメージになりました。VTR250時代でもこのテールを採用していたように、結構好みです。
ただ、逆にウインカーがハロゲンなのが気になってきましたね…
ちなみに、先ほどまでの取り付け手順でなんとなくイメージはできているかと思いますが、キーシリンダーの位置はコチラになります。ナンバープレートすぐ後ろで、盛大に泥跳ねがきそうな場所に配置されております。ちょっと気になる…!!
なお、フェンダーレス化したことによって、泥跳ねは残念ながら圧倒的に増えました。
私はリアキャリアを装着しているため、リアボックスプレートが泥跳ねを防御してくれているお陰でなんとかなっていますが、雨の日に走った後は以前よりもイロイロな部分に泥跳ねが見られるようになりました。
この辺りはもう見た目用のカスタムということで割り切るしかないですね。
というところで今回は以上です!
正直今回はなかなかに作業手順を端折った部分があるので、より詳しく手順を確認したいという方は、Youtube動画の方も併せてご覧頂けるとと思います!