今回は、グラディウスメンテナンスのお話です。
今更ながら、チェーンの張り調整をしたよ、という記事です。
必要なもの
- 27mmメガネレンチorソケット
- 19mmメガネレンチorソケット
- 6角レンチ
ご覧の通り、普段あまり使用しない27mmのレンチが必要になります。
作業開始
チェーンの張り調整は、大体どのバイクでもやり方は同じですね。
- リアアクスル(リヤアクスル)を緩める
- チェーンアジャストナット(今回は六角ボルト)を締めこむ/緩める
- チェーンの遊びを規定に納める
- リアアクスルを締める
という手順です。
それでは、グラディウスで上記作業をやっていきましょう!
まずは1.のリアアクスルシャフトのナットを緩めます。
ここが27mmレンチを使用する場所です。
グラディウスチェーン張り調整において、ここが最大のボスです。
理由は、27mmのレンチを調達しないといけない、ここが結構なトルク(100N・m)で締められていることです。
100N・mです。
かなり硬く締められている部類に入りますね。まぁ、リアアクスルなんで、硬いのは想定内ですが。気合いを入れましょう。
こちらは車体右側です。
リアアクスルボルトに19mmのソケットを噛ませています。
こちらを回すというよりは、反対側の回り止めの意味でソケットを噛まします。
ボルトの頭がかなり薄いので、舐めないようにしっかり押さえます。
次は車体左側です。
黄色部分に27mmソケットを使用します。
車体右側の19mmレンチをしっかり押さえながら、左側の27mmレンチを緩める方向に回します。
ちなみに、一人で作業する場合は、右側、左側のレンチをそれぞれ手で持たないといけないので、車体左側の27mmレンチは、反時計回りの緩む方向に回す時に、持ち上げる形になります。
結構大変なので、できれば2人で、もう一人の人には右側を押さえてもらい、自分は左側の27mmを地面に踏みつける方向で回した方が楽に外せます。
力を入れて回すことに気を取られすぎて、レンチがボルトから離れて頭を傷つけることが無いように注意します。
ここが緩まれば、後は簡単です。
写真2枚の赤丸部分の6角レンチで回せるボルトを回してチェーンの張りを調整します。
通常は、緩まったチェーンを、張るのが目的だと思います。
チェーンを張るためには、この6角レンチを時計回りで締めこむ方向に回せばokです。
まずは車体左側のボルトを締めこんでいきます。
チェーンの張りですが、サービスマニュアル曰く、チェーンの上下振れ幅が20mm~30mmに収まるように、とのことなので、その通りに納めます。
大体、写真青丸部で、チェーンを一番下に軽く引っ張った時と、一番上に軽く引っ張った時の振れ幅が20mm~30mmとなっていれば調整okです。
この作業を左側が終わったら、右側にも行います。
左右の調整量は、アクスルシャフト近くにある目盛りを見て、大体左右同じになっていればokです。
ちなみに、写真ではいきなりメンテナンススタンドに持ち上げられていますが、これはチェーンオイル塗布も同時に行ったためです。はい。
左右のアクスルシャフト近くの目盛りが合っていて、チェーンの張りが適正に調整できたら、作業は完了です。
最後は忘れずにリアアクスルを締めこみます。
規定トルクは100N・mです。
おわりに
以上で作業はおしまいです!
27mmのレンチを準備することと、結構なトルクで締まっている所が厄介な部分ですね。
特に、初めてリアアクスルを外す時は、かなりキツイと思います。頑張りましょう。
今回は以上です!