前回に引き続き、250TRのカフェレーサーカスタム(本当に1から)をやっていきます。
前回の大雑把な作業内容としては、
- フレームカット
- メインフレーム部材の用意
- メインフレーム部の溶接
という具合でした。
あれでフレーム編が終わり…ではありません!
今度は出来上がったベースフレームに各種部品等を仮配置してみて、それを固定するための材料を作る作業。
純正フレームの補強部分を可能な限りカットし、フレームをすっきり見せる作業。
というフレームの洗練化作業が待っています。
そのフレーム洗練化作業が今回の記事になります。
材料を切り出す
溶接は知り合いにやってもらえますが、他の部品の切り出しまで依頼してしまってはショップにカスタムオーダーを出すのとかわりません。
- 自分でできない溶接と塗装(粉体塗装)以外はすべて自分で考えて作る
- バイク屋さんに頼らない
を今回の条件にしているので、自分自身で鉄から必要になりそうな材料を切り出していきます。
切り出しは、やはりグラインダーを使用します。
こんな感じの部品を切り出してみました。もう既に素人のレベルを越えています。私にはできません。(前回も書きましたが、コレをやっているのは友人です)
一番左の棒状のものはタンクを固定するためのゴムクッションを取り付けるための部品で、
真ん中にあるのはフレームのメクラ(フレームのカットした隙間を防ぐ)、
右がフレームとシートフレーム(後述)を接続したりするための部品になります。
メクラは、下記のような感じで使用します。
これを、知り合いにお願いして、第2回目の溶接をやってもらいました。
溶接後の様子
作成した部品を、フレームに溶接してもらいました。
やはり仕上がりがとても綺麗です…
メクラ部品溶接部分。
シートフレームのフレームに、ボルト接続するためのステーを溶接。
他に、タンク固定用のラバー装着用の棒と、その他部品固定用にウェルドナットも何ヵ所か溶接してもらっています。
流石に、この段階でその他部品を細かく配置することは無理なので、一旦沢山ナットをつけてもらいました。不要になったらあとでカットします。
実際に部品を載せてみる
さて、思惑通りに各部品が載るかを確認してみます。
タンクラバーをセットしてタンクを固定するための棒は、完璧にフィッティングできました!
シートフレームには、穴を開けたフラットバーを溶接してもらい、この穴を使用してフレームとシートフレームを接続することにしました。
穴の配置も完全です!
このシートフレームをフレーム本体にボルト固定、さらにそのシートフレームにシートを固定する、という手順でシートを装着する方針です。
後述しますが、フレームについては、250TRにもともとついていたループフレーム部を加工して溶接してもらっています。
というわけで、結局下記のようになりました。
シートとタンクは狙った通り一直線!!
これです!このためにフレームを1から作り直したんですよ!
とはいえ…
うんうん。分かります。
「1回目と絵面変わらなくね?」と思う気持ち。
いえでも、細かいところはめちゃめちゃ変わっているんですよ!
—— ——
ともあれこんな感じでフレームの溶接シリーズは終了です。
この後は溶接部分をグラインダーで滑らかにして、粉体塗装に出す予定です。
自分で塗装することも考えましたが、塗膜の強さ、費用を考えると依頼するほうが安上がりではないかと・・・。
フレームが一段落したので、一旦遡ってシート作りに関する部分なんかをクローズアップしていきたいと思います。
いやしかし…先は長いですね…
やっとフレームが完成した、というところですから…
2018/04/24 追記
次はオリジナルシート作成を行いました。下記記事になります。