「レブル250 カスタム」
で検索すると出てくる「でょお」さんのブログ記事「新型レブル250をカスタムベースにしてはいけない5つの理由」という記事。センセーショナルな見出しで、どうやら結構なアクセス数を集めた記事となっているようです。残念ながら多くの批判コメントももらった…とでょおさんが記事に書かれておりました。(なお、他にも「レブルが人気すぎてダサいと言えない」などの攻めた記事も書かれているようで…攻めておりますね笑)
でょおさんの件の記事
引用: DYOBLOGさん
どんな批判コメントなのかは私は認知していないので深堀コメントはできないのですが、個人的にはあまり批判コメントには賛同できなくて、批判コメントするくらいなら自身でTwitterやブログなどで別の意見を主張した方が良いでしょう。その方が他の人に見てもらえるチャンスも多いですからね。
さて、話を本題に戻しまして、今回はコチラの主張、「新型レブル250をカスタムベースにしてはいけない」のか、について改めて考えていこう、という内容になっております!なお、これはでょおさんに対する批判であったりということは全くございません。フラットな目線で、実際にレブルに1年以上乗っていてそれなりにカスタムをしてきた私視点でこのお題に向き合っていきたいと思います。
同記事は2017年に作成されており、現在は2021年4月(執筆時点)。実に3年半以上前の記事になるようです。3年半も経てばレブルのカスタム界隈の状況は大きく変わっているわけで、今回は2021年時点ベースで「レブルはカスタムベースにしてはいけないのか」を考えていこうと思います!
なお、先に私の想いを書いておきますと、「レブルはカスタムベースにうってつけのバイクだと思います」。一方で「ガチガチのフルカスタムベースには向いていない」といったところです。
「レブル250をカスタムベースにしてはいけない理由」を検証だ!
くだんのブログ記事では、カスタムベースにしてはいけない理由5つを挙げておりましたので、それらについて1つ1つ確認していきましょう!
1.フレーム形状がダイヤモンドタイプ
レブルはフレーム形状がイマイチ…という主張が第一の理由として挙げられていました。
引用: DYOBLOGさん
コチラについては、論点がズレているというか、前提が違うというか…が気になりますね…レブルのフレームは「チョッパースタイル」からするとあまり望ましくないフレームであるという指摘です。
「レブルのフレームはチョッパーカスタムにするのにはあまり向いていない」という議論であればとてもよく理解できるのですが、カスタムって必ずしもチョッパーにすることを指しているわけではないですよね。
コチラの記事の主張は、全ての背景として「アメリカンバイクのカスタムはチョッパーかカフェレーサーにカスタムされる」前提といった印象を受けますが、そこにかなりの違和感を感じます。
また、仮にチョッパーにカスタムする前提という背景に寄せたとして、その飛び出ているフレーム部分のみカットしてしまえば、結構綺麗なフレームに見えます。
「レブルをカスタムすべきでない第一に挙げるべき理由」としてはミスリードかなといったトコロですので、1つ目については率直にその主張はどうなんだ?と思います。
2.レブル250は高い
2つ目の主張として、「レブル250は高い」との記載がされていました。
これは素直にその通りだと思います。新車価格こそ現行ラインナップで見たら高いとは言えないですが(中の上くらい?)、安く手に入れようと中古を見ると、人気バイクなだけあってかなり高いんですよね…
世界で1台、完全にオリジナルなバイクを作るんだ!となったらどうせ原型は関係なくなるので、もっと別の安価なベース車両を選んだ方が良いと思います。カスタムパーツの多さとコスト(旧年式なら)でいったら、SR400なんかは文句なしですし(車検はありますけどね)、同じ250ccならフルカスタムベースならもっとお求めやすいビラーゴや旧型レブルなども全然選択肢に入ると思います。
3.水冷エンジンである
これは…なんとも判定に困る主張だったので、どっちとも言えない、と私のポジションを取らせてください笑
でょおさんの主張は「水冷だと目立つラジエターが邪魔である」とのことですが、まあこれはこれで良いのでは?と思ってます。ラジエターカバーによるカスタムができるという視点も出てきますからね。ただ、やはり「チョッパーにしたい」ならラジエターは邪魔だと思います。(やはり思考背景に「チョッパーカスタム」が存在しているようなんですよね…)
また、空冷エンジンのフィンなんかはカッコイイ(主観)ので、水冷よりは空冷の方が良いというのもあります。
ので、中立ポジでした。
4.実はすでに完成されすぎている
これは確かにその通りかなと思います。
昔のバイクって、純正状態だとかなり…おダサめなんですよ…ええ。
デカイウインカーやテールランプでLED灯火は一切無い時代、角ばったデザインや、昔っぽいド派手なカラーリングなど…正直昔のバイクは車種によりますがカスタムしてイマイチな点を改善していくか的なトコロも無きにしも非ずです。
一方で、レブルは純正状態で良い雰囲気ですよね。なので、あえてカスタムしなくても良いのでは、というのはその通りかなと思います。(((ただ、タイトルの「カスタムしてはいけない」には繋がらないですが)))
5.メーカー推奨カスタム(ドレスアップ)に向いている
コチラの主張は、前提が間違っているように思います。
「メーカー推奨カスタムに向いている」と記載されていますが…それはカスタムに向いているという主張なのでは…?
レブルは各社様々なカスタムパーツをリリースしており、さらに海外に目を向ければノーブランドのカスタムパーツも多く存在します。これだけのカスタムパーツが存在している恵まれたバイクはそうそう無いです。SR400やモンキー、GROMなどと張るレベルでカスタムパーツが存在します。メーカ推奨カスタムはカスタムではない…と仰りたいのでしょうか。
また、「ドレスアップはカスタムじゃないよね」的なニュアンスを感じてしまう書き方もちょっと気になります。ドレスアップって立派なカスタムですよね、と個人的には思うのですが、あれ、逆に私の感性がズレているんですかね?でょおさんはエリミネーターをバッキバキにカスタムされているので、ドレスアップ的なカスタムはカスタムじゃないっすよくらいの温度感なのかもしれません。
検証結果は…
「新型レブル250をカスタムベースにしてはいけない5つの理由」賛成ポイント!
2の「レブルは高い!」と4の「既に完成されている」については、賛同ですね。でょおさんの仰る通りかなと!
反対意見として「現行ラインナップとして、レブルはお求めやすい方だよ!」という主張があるかと思いますが、それは現行での比較なら、ですね。250ccバイク全体という土俵で考えると、レブルは高い部類です。
既に完成されているについては、「いや、レブルはダサい!完成されていない!」という主張もあるかもしれませんが、それは個人の感性に依る部分ですのでノーコメントです。
「新型レブル250をカスタムベースにしてはいけない5つの理由」反対ポイント!
1の「フレームの形状」と5の「メーカー推奨カスタム(ドレスアップ)には向いている」については、反対です。
フレームの形状は、「チョッパーカスタムすること」を前提にフレームの良し悪しについてコメントされていますが、バイクのカスタムの行く先がチョッパーになるという前提が誤っています。事実、チョッパーカスタムではない方向のカスタム方向性がレブルカスタム界隈を見ていれば明白ですし、海外のビルダーたちもレブルをカスタムベースに多数していますが、チョッパーカスタムしているのは意外と少なく、そうではない路線のカスタムになっている印象です。
また、5のメーカー推奨のドレスアップには向いているについて、まず主張が「レブルはカスタムに向いている」に変わっており、「レブルをカスタムしてはいけない」と矛盾しています。恐らく、でょおさんが主張したい内容は「レブルはオリジナルでフルDIYカスタムするようなベース車両としては向いておらず、各社メーカーが発売しているカスタムパーツでカスタムを楽しむ」的な感じだと思うのですが、ともするとやはりタイトルの「レブルをカスタムベースにしてはいけない」に繋がらないんですよね…
「タイトルが行き過ぎてる」
でょおさんの言いたいことは記事の内容を見ればよく分かります。下記のような感じだと文面から理解しています。
「レブルは、チョッパーやカフェレーサーなどの元バイクのスタイルを大きく変更するようなガチガチのフルカスタムベースには向いていない。フレームの形状や、価格、水冷エンジンであることのパーツ点数の多さ、メーカーカスタムパーツの多さ(によりワンオフする必要が無い)といった点がその理由である」
この主張であればよく分かりますし、一定賛同です。
しかし、ここでこのタイトルです。「新型レブル250をカスタムベースにしてはいけない5つの理由」。
いやいやいや。こんなにカスタムパーツが豊富で単気筒で各部アクセスしやすいバイクに対してなんでカスタムしたらアカンねん、と。
タイトルとコンテンツのミスマッチでした、という感じですね。最初の方でも記載しましたが、恐らくこういったちょっと過激なタイトルとコンテンツの一貫性の無さが読者の反感を買い、批判コメントに繋がったのかなと思います。また、でょおさんのブログはなかなか検索上位に出てくる印象で、人目に付きやすかったというのもアレだったのかもしれませんね。
実際のレブルオーナーの声(私のコメント)
さて、最後の締めくくりに、実際にレブルを保有していて、かつ年間カスタムパーツ購入数40個以上の私の主張ですが…
レブル250はカスタムにめっちゃ向いているバイクです。
で、じゃあどういう理由でカスタムに向いていると思うのか、なんですが…ちょっと文字数が多くなりすぎているので別の記事にしようと思います…!!既に4000文字も書いておりました。
「レブル250がカスタムに向いている理由」という記事も作成しました!興味のある方は是非ご覧ください!
というわけで、今回は以上です!