はじめに
今回は、私のGN125(カフェレーサーカスタムです)に載せているナローなアルミタンクを磨いて綺麗にするぞ!という記事です。
写真だとあまり気にならないんですが、このタンク、かなりくすんでいます。アップの写真があんまりなかったんですが、下記のような感じです。
アルミなのに、全然輝きがありません!!!!というわけで、これを磨いて、ピカピカにすることが今回の目的です。
アルミフェンダーを磨く際にグラインダーを購入しましたので、もちろん今回もグラインダーを使ってはいくのですが、アルミフェンダーと同じように下地はやすりで、最後の方をグラインダーに任せてバフ掛けする方針でやってきます。
下地をつくる
さて、まずは下地を作ります。
実は、「あんましタンクに傷無いし、このままバフ掛けできるんじゃね?」という安易な考え方で一回バフ掛けしました。
失敗しました。
ということがあり、2度目の挑戦です。ので、既に一部ピカピカの部分がありますが、気にしないでください。
今回は、深さ0.1mm程度ではあるんですが、横線がそこそこしっかり入っていましたので、180番からやすり掛けしてしっかり傷を消していこうと思います。
下地作りは、荒い番手の時の仕上がりがかなり出来に影響しますので、180番はかなーりしっかりやすり掛けしておきました。
次は400番をチョイスし、ここもかなり入念にやすり掛けしておきます。
さらに、800番。(600番くらいを挟んでおけばよかった)
1000番、1500番、2000番と進めていきました。
2000番まで終わらせて下記のような状態になりました。雰囲気的には、ここにバフ掛けすればピカピカになりそうです。良い感じです!
この後、グラインダー工程に入って鏡面磨きしていくのですが…現実そう簡単にはいきませんでした。
バフ掛けする1日目(上手くいかない)
さて、下地ができたのでグラインダーを使ってバフ掛けしていきます。磨き用の棒は赤, 白, 緑とありますが、赤はこのタイミングで使用するには荒いかな、と思ったので、白から始めていくことにしました。
グラインダー側はフェルトバフを装着し、白棒をフェルトにつけて磨いてみました。
んー…白棒使ったんですが、あんまり綺麗になりません。うーんむ…
緑棒で挽回できるかなと思い、見なかったことにして緑棒を使用し、さらに磨きを進めていきます。
んー…んー…一応人影は映るようになってきましたが、どうにもこれ以上綺麗になりません…!!
手持ちのフェルトも、もう綺麗なモノが無くなってしまいましたので、全体的に緑棒までかけて一旦この日は終了としました。
タンク上部もダメダメ。なんかちょっとだけ綺麗になったかな…?程度です。
これなら手でピカールとかで磨いていたほうがよっぽど綺麗なんじゃないかと思います。本当に残念です。
アルミフェンダーは結構ピカピカになったんですが、アルミタンクはダメダメです。
どうやら、曲面になっている部分は磨いて綺麗になりやすいようなんですが、このアルミタンクのサイド部や上部のように、あまり曲面になっていない部分については綺麗になりにくいようです。
フェルトを当てる角度が問題なんでしょうか…とりあえずネットで情報を集めたりしました。
バフ掛けする2日目(希望が見えた)
さて、また別の日に磨きのリベンジを行いました。
サイザルなるものを購入した
ネットの情報を色々と見た結果、サイザルディスクを使用すると割と綺麗に磨ける、というコメントが散見されましたので、かなり高かったのですがオフセットサイザルとオフセットフェルトというディスクを購入しました。
写真真ん中あたりのディスクがサイザルディスクとオフセットフェルトディスクです。
ちなみに、これら2個で5000円近くしました。何この高級品…
サイザルx白棒で磨くぞ!
サイザルを使えば磨きは攻略したも同然だろう!ということで、早速サイザルx白棒の組み合わせで磨きを再開しました。
が!予想に反して、あまり綺麗になりません…
うーーーーーーーーーんむーーーーーー!!
サイザルディスク1つで2500円くらいしたんですけどーーーーーーー!!全然効果無いんですけどーーーーーーー!!
色々なパターンで磨き具合を比較してみた
一旦冷静になって、サイザルが悪いのか、腕が悪いのか、使ってるグラインダーが悪いのかを切り分けようと、1つの面を下記のように分けて輝き具合を見てみることにしました。
1つ前の画像でサイザルの結果を載せましたが、それが一番右のエリアです。
真ん中のエリアが、アースマンのグラインダー(最も低速で5500rpm)xフェルトバフx白棒。
一番左のエリアが、友人に借りたBOSCHのグラインダー(最も低速で3500rpm位)xフェルトバフx白棒。
ここで、フェルトディスクは新しく買ってきた綺麗なものを使用しています。1日目ではあまり綺麗でないフェルトを使っていましたが、ネット情報で青棒は綺麗なものを使うのが良いとの情報を見かけたので。
一番左のエリアは、グラインダー(3500rpm位)、白棒フェルトバフで磨きました。これは、結構綺麗に仕上がっているように見えます。
次に真ん中エリア。
真ん中エリアは、アースマングラインダー(5500rpmくらい)、白棒フェルトバフで磨きました。これは、一番左のものと比べると少し荒いように見えますが、それでも白棒としてはちゃんと仕事をしているように見えます。
というわけで、一番最初の画像のサイザルx白棒が一番微妙な結果になってしまいました。
あれですね。サイザルは、下地にあんまり力を入れなくても赤帽でそこそこな状態まで持ってけるぜ!的な使い方をするんですかね?鏡面にしようというタイミングで使うのは間違ってるんですかね?
ともあれ、希望の光が見えましたので、グラインダーをできるだけ低速にして、綺麗なフェルトバフで全体を磨くことにしました。
やっと綺麗になりました
色々ありましたが、色々散財しましたが、色々時間をかけましたが、やっとアルミっぽい輝きが出てきました!
横は、最初の頃から劇的に変わった、という感じじゃないんで妥協感が否めませんが、まあちゃんと人が映りこむくらいには磨かれているので良しとしました。どうせ放置しているとアルミは曇ってくるらしいんで。
タンク上部は、かなり綺麗になりました!光ってますよー!
これぞアルミタンクって感じです!!すごく時間と手間はかかりましたが…やっと苦労が報われましたよ!!
というわけで、アルミタンク磨きは以上になります。
とりあえず、
- やすりで下地作るならサイザルいらない。
- たぶん下地の手間ある程度省ける的なメリットがあるんじゃないかな。サイザルには。よくわかんないけど
- 青棒を使う時はできるだけ綺麗なフェルトディスクを使う。
- 赤棒とかなら使い古したフェルトでも良いと思いますが、青棒で使い古したフェルトだと全然綺麗になりません
- グラインダーはできるだけ低回転で
- ステンレス磨き等の動画では、高速回転するグラインダーで磨いている人もいましたが、アルミだとどうにも回転速いとダメみたいです。腕の問題かも?
- 部品が曲面多いと簡単に綺麗になる。平面が多いと難しい。
- マジで思いました。
みたいなことを学びました。
はい。今回は以上です!
次のGN125カスタムは、ラジアルポンプマスターと4podキャリパーの話です。
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