今回は、バイク初心者の方に向けて記事となっております。
ツーリングってよく聞くけど、つまり何をすることなのか、なぜ人はツーリングに行くのか、ツーリングにも色々な種類があるのでその解説や、ツーリングに行くことのメリットなどについてまとめた記事となります。
「ツーリング」ってなに?
「ツーリング」とは…
Wikipediaさんには丁度いい文章がなかったので、ニコニコ大百科さんからの引用です。
ツーリング(touring)とは、自転車やオートバイ、自動車などで旅に出ること。
言葉としては旅行、観光を意味する「tour」に接尾辞「ing」を付けた現在分詞である。他の意味としては歴遊、旅回り、どさ回りなど。乗り物に囚われず回遊するような旅行を指す言葉、その為「バイクなどに乗って旅をする」見たいな使われ方は日本国内でしか通じない。
というわけで、広義、日本以外では「旅行をすること」を指します。
が、日本でツーリングというと、大体バイクや自転車を使用して旅行することを指す風潮がありますね。
ともあれ。バイクなどの乗り物で旅行することがツーリングです。
少なくとも日本では、車で旅に出たらそれは「旅行」、バイクや自転車で旅に出たらそれは「ツーリング」となるような感じですね。
あまり車で旅行に行った人が、「俺先週ツーリングしてきてさあ。車で。」とは言いませんよね…
ツーリングでは何をするのか
ツーリングがバイクなどで旅に出ることだというのはわかりましたと。
で、実際バイク乗りはツーリングで何をしているのか…というと、めっちゃ様々です笑
もうバイクで走りに出たらそれはツーリングなんで、何をするのかと問われても広すぎるんでアレなんですが、一例としては具体的に下記のようなものになりますね。
ツーリングに行く目的
- 絶景を見に行く
- 自然の中を走ってリフレッシュする
- 今まで通ったことのない道を探してみる
- 走っていて気持ちのよさそうな道を走ってみる
- 辺境の地のおいしいグルメを食べにいく
- 温泉に入る
- 道の駅をめぐる
こんな感じです。ああ、こうして書いてみるとなんか小学生の書く文章みたいな…
でも大体こんな感じになるんじゃないかなと思います。はい。
ちなみに、走っている最中は何をするのかというと…
- 景色を楽しむ
- 無の境地
- 友人とインカムでお喋り
- 乗ってるだけでこみあげてくる楽しさを噛みしめる
みたいなところですね。
なぜツーリングに行くのか。何が楽しいのか
上記に、バイクでツーリングに行く目的などについて書きましたが、なんか車とか電車で旅に出るのとあんまり変わらなくないか、という感想を持った方は結構多いんじゃないかなと。
実際、文章に起こしてみると私自身そういう感想を持ってしまいました。ので、弁明というわけではないですが、じゃあなぜバイクでツーリングに行くのか、何が楽しいのかについて書いておきます。
バイクでツーリングに行く楽しさ
知らない所に行く時のワクワクさが他の乗り物よりも大きい!
これは、実際に乗ってみないと分からないですね…車に乗っているだけでは、「なんであんな雨に降られたら最悪、事故ったら大ダメージのドMな乗り物に乗ってるんだよ」と思いますよね。
私もバイクに乗る前はそう思っていました。
しかし!
いざバイクに乗ってみると、圧倒的にワクワク感が違います!
あと、今「自分が旅をしているんだ」「自分の意志で生きているんだ」感もかなり感じますね。
電車の場合は電車に「運んでもらってる」、車の場合は「外の景色が動いている」感ですが、バイクの場合は「自分が動いているんだ」感を強く感じます。いやもちろん全部自分が動いてるんですけどね。
「私は自由だ!」感をすごく感じられる!
前項にちょっと似ていますが、私は自由だ!という思いを極めて強く感じます。
一人でのツーリングの場合は、ろくに行き先も決めずに、見つけた看板に応じてルートを決めたり、柔軟にルートを変更したり、いい景色があったらさくっと転回して戻ってみたり…自由です。
道を走っているだけですごく気持ちいい!
特にバイクに乗り始めた直後は、ただバイクで道を走っているだけで超気持ちいいし楽しいです!
絶景ロードとか北海道の道とかを走っている時なんてもう最高の気分です!
他の乗り物と比べて、より風を感じますし(というか生身なんで…)、匂いや温度変化などの情報がより多く入ってくるから気持ちよさを感じるのでしょうか。
(又は純粋にリスクテイキング度が高いから脳内でなんとか物質が出て云々的なアレかもしれません)
バイク乗り特有の一体感を感じられる!
バイク乗りの絶対数はやはり少なめです。
そういう事情もあってか、ツーリング先でバイク乗りにあうと不思議な一体感を感じます笑
ツーリング先でヤエーしてヤエー返しされた時の嬉しさとか、また逆に雨が降って超辛い時に他のライダーさんにあった時の安心感とか、旅先で他のバイク乗りさんとお話したりとか、共通点はただバイク乗りというだけですが、他の乗り物ではない連帯感的なものを感じれます。
ツーリングにはどんな種類があるのか
距離によるツーリング種類
明確な定義はありませんが、距離によってツーリングの呼ばれ方が変わったりします。
ロングツーリング
結構な距離の遠出をする時に呼ばれたりしますね。大体300kmを超えてくるとこの名称がつけられたりする印象です。
上限は有りませんが、上を見だしたら…数千キロとかってなってきますね。
私のバイク人生でいくと、最も長かったのは種子島までのGN125で2週間ツーリングですね。125ccなので高速道路は使用できず、帰りは結構寄り道をしたりしてトータル3000km弱とかにはなりました。良い思い出です。
他にも、件のGN125で北海道に行ったことも…
今では高速道路に乗らないとツーリングにいけない体になってしまいました…
プチツーリング(ショートツーリング)
明確な基準はありませんが、100km未満の1日以内のツーリングに対してこの名称がつけられたりする印象です。
気軽にバイクで散歩くらいのツーリングですね。よくやります。実家が静岡県の沼津市なので、そこから伊豆半島上部をちょっと流して帰ってくる、というルートだと、3時間程度で帰ってこれてちょうどいいです。
弾丸ツーリング
プチツーリングと1日以内、というところは大体同じですが(1泊2日のケースもあり)、かなりの距離を走って家まで帰ってくるというのが弾丸ツーリングですね。
こちらは、確保できる日程は少ないけど、どうしてもその場所に行きたいんだ!という時に催されるツーリングです。
人数によるツーリング種類
ソロツーリング
バイク乗りといえば、大体ソロツーリングになるのかなと思います。1人でツーリングすることを指します。
メリットとしては、
- 圧倒的な自由感!
- 自分で全部決められる!
ですね。
デメリットとしては、
- 全部自己責任
です。当たり前ですが。
計画を決めてもいいですし、その時々気ままに行き先を変えても良いですし、どんなペースで走っても良いです。自由です!
マスツーリング
複数人でツーリングに行くことを指します。
メリットとしては、
- 気の知れた友人とならめっちゃ楽しい(インカム必須)
- 他の人が先導してくれる場合はその安心感
- 他の人がルートを決めてくれるなら自分が行ったことのない場所に連れて行ってもらえる
などのメリットがありますね。
デメリットとしては、
- 簡単にルートを変えられない
- マスツーリングのルール(隊列とか集合時間(当たり前ですが)、その他ローカルのものがあれば)
- ペースを合わせる必要がある
などです。
目的によるツーリング種類
このあたりは明確な分類はありませんが、雰囲気だけわかってもらえれば、という感じです。
絶景ツーリング
とにかく自然の絶景のみを目的地として配置するツーリングです。
私は大体まだ見ぬ絶景をもとめてツーリングすることが多いので大体これですね。
キャンプツーリング
バイクにキャンプ用の装備を積んで、そのキャンプにて宿泊するタイプのツーリングです。これはまあ目的という感じではないのかもしれませんが…
キャンプツーリングのメリットとしては、
- キャンプ自体が楽しい!(自然の中で優雅にコーヒーを飲みながら読書をしたり…ゆるキャンみたいな感じですね)
- 宿泊費が安い!(無料キャンプ場ならタダ)
- 到着、出発時間を自由に決められる
といったところですね。
デメリットとしては、
- トイレ、シャワー問題
- 結構寒かったりする
- 体力の回復度合いがホテルと比べると低い
- 荷物の積み下ろしが結構手間
という点ですね。
ラーツー(ラーメンツーリング)
クッカー(バーナーと鍋容器)を持ち、ツーリングに出て、その先で即席ラーメンを作って食べるツーリングを指します。
「は?なにそれ?」
という感想を持つかもしれませんが、これがですね、めっちゃいいんですよ!!
自然の中で食べる即席ラーメンは、家の中で食べるラーメンの16倍おいしいです!!
私は地元の友人たちと、半年に1回以上はラーツーしますが、超楽しいです。
また、ラーメンだけを持っていくのではなく、ラーメン鍋の他に超小さなフライパンなどで焼き肉したりソーセージを焼いたりすると、ちょっとリッチな感じが出てオススメです!
グルメツーリング
その名の通り、目的地に寄りたいご飯処をセットしてツーリングに出ることを指します。
私はあまり多くないですが、どうしても卵かけご飯が食べたくなって山梨までツーリングに行った、なんてことはあります。
ツーリングに出る動機としては良いですね。
ツーリングでオススメの場所/行き先
「よっしゃ!ツーリングに出たくなってきたぜ!」
でも…ツーリングって何処にいけばいいんだろう…という方向けに、個人的にオススメなスポットをまとめてみます。
ちなみに、私は絶景スポット専門家ですので、グルメ的なところはピックアップしていません。悪しからず…
※ 追記予定(2019/03/30)
北海道(大体全域)
もうこれは言わずもがななんですが…やっぱり北海道はツーリングの聖地的なところがありますので、外せませんね…!!
では何処が見どころなのかというと…北海道の取っ手(南西部)以外は大体どこでも楽しいと思います!(賛否あるかとは思いますが)
積丹半島の神威岬、小樽から宗谷岬までずっと続く海岸ロードのオロロンライン、富良野周辺ではパッチワークの丘やラベンダー畑を見ることができ、知床方面ではかなりの自然スポットを見ることができます。
また、これらのポイントポイントを繋ぐ道は殆ど信号がなく、直線道路が多くて走りやすいというのもとてもGoogなポイントです。
というわけで、絶対的に北海道はオススメです!
伊豆
こちらは、首都圏ライダーには是非ともオススメしたいスポットとして挙げられるのが伊豆です。
伊豆は、海岸沿いは気持ちの良い道が多く、また、内陸部でも伊豆スカイラインや西伊豆スカイラインといった山稜を走ることができるスポットがあります。この何れの道も絶景スポットがありますのでオススメです!
また、場所によってキャラクターが変わるのも面白いですね。
東側はかなり観光地化されており、ツーリングのみならず普通に旅行として訪れても楽しいです。
南側は下田周辺は観光地になっており、ペリーロード周辺では普段と違った街並みを見ることができます。他、例年2月頃では早咲きの品種の桜である河津桜で有名なスポットが多く、一足早い春を楽しむことができます。
伊豆の中心では浄蓮の滝であったり、道の駅天城越え(結構ライダーが多い)といったスポットがあります。
西側は、東側とは打って変わってあまり観光地感ではなく、走りに注視することができます。また、夕暮れ時の富士山x断崖x駿河湾x夕日のコラボレーションは感動必死です。
といったように、場所によってキャラクターがかなり変わります。
どこも違った楽しさがありますので本当にツーリング先としてオススメスポットとなっております。
オススメの西伊豆ツーリングルートはこちら
最近、会社の同僚と西伊豆ツーリングに行ってきました!その際、地元が静岡ということで、私がツーリングルートを決めてツーリングに行ってきました!
結果、なかなか好評でしたので、1つの記事としてまとめておりますので、興味のある方はご覧ください。
長野(ビーナスライン周辺)
こちらもツーリングスポットとして有名ですね。長野県です。
長野は全体的にオススメポイントが多いのですが、特に何処と言われるとやはりビーナスライン周辺でしょうか。
こちらは、霧ヶ峰周辺の美しく異世界感じられる道や、白樺湖を望むスポットではこちらも日本ではないような景色が見られます。
また、美ヶ原やその周辺の王ヶ鼻も日常では見られないような絶景が広がっています。
走っても楽しいですし、すご横には絶景スポットがあり…ということで大変なオススメスポットとなっております。
四国
特に関東在住の人間からするとイメージがありませんでしたが、結構な絶景スポットが眠るツーリングスポットとしてオススメの場所ですね。
四国に上陸するためのルートの1つ、淡路島を通るルートでは、淡路花さじきや淡路夢舞台(すごい建築物スポットがあります)などを見らます(厳密には四国ではないですかね)。
その先、四国では、徳島県の剣山(ハイキング必要)が大変な絶景で、他にもUFOライン(高知県)、四国カルスト(高知県-愛媛県)などの絶景ロードが待っています。
また、香川のうどんはマジで旨いです。いまほんとマジで。3軒くらいはしごしました。
四国のオススメスポット1. 四国カルスト
四国のオススメスポット2. UFOライン
熊本(阿蘇)
九州随一の絶景スポットとして、熊本も推したいです。
それこそ関東在住の人間からすると相当に遠いですし、あまりイメージもないかもしれませんが、こちら、北海道と張るレベルの絶景ツーリングスポットです。マジで。阿蘇周辺がかなりの絶景です。
阿蘇山周辺が市街地よりも高い位置にあり、その周辺を走ることができます。ので、常に見晴らしが良いです。
また、少しすすんでいくとやはり非日常感溢れる絶景スポット(丘x市街地的な)が随所にあります。
阿蘇山近くの草千里ヶ浜は、草原x湖x阿蘇山の絶景が見れるスポットとなっており、本当に美しいです。
全体的に交通量はそこそこありますが、しかしながらそれが気にならない位の絶景がそこかしこにあります。
今回は以上です!