- 1 はじめに
- 2 夏のツーリングで気を付けたい10のポイント!
- 3 おわりに
はじめに
みなさん。来ましたね。
夏、来ましたね!!
まあバイク乗りにとっては、正直春や秋の方がツーリングに向いているよ…という突っ込みはともかく。北海道や東北や長野ツーリングなど、とはいえツーリングシーズンであることは間違いないですよね!
さて、そんな夏ですが、夏ならではのツーリングで気を付けないといけないポイントというのが何点かあります。
というわけで、今回は夏のツーリングで気を付けたいポイントをまとめてみました!
夏のツーリングで気を付けたい10のポイント!
それでは本編、「夏のツーリングで気を付けたいポイント」について書いていきます!
暑くても半そで半ズボンはダメ!ちゃんとした装備でツーリング行こっ!
夏、アツいですよね…ついつい軽装になってしまう気持ち、超分かります!
なんですが、それでも「半そで/半ズボン」はマジでやめた方がいいと思います…
事故時の身体へのダメージを減らすという点、日焼け防止という点から、アツくても是非、長そで/長ズボン、ライダージャケット(メッシュ)、グローブの装備をしておくことをオススメします!
理由としては主に下記の2つです。
事故時のダメージ軽減のため
こちらは当たり前ですが、事故時の身体へのダメージを減らすためです。
半そで/半ズボンで転倒した場合、恐らく地面と接触するであろう肘、膝がズル剥けになります。
私は長そで/長ズボンでそれなりのスピード(とはいえ40km/h程度)で転倒したことがありますが、もうジーンズは破けて膝は血だらけ…(上半身は生地が厚めの服だったので服の破れで済みましたが)
これが半そで/半ズボンだったら…と思うとゾッとします。
また、立ちごけだったとしても、半そで半ズボンだったらまず肌にダメージが加わるでしょう。
マジで転倒した時に肌が出ているのはヤバいです。マジです。
ですので、ツーリングの際は、長そで/長ズボン、メッシュジャケット、グローブは装備しておくことをオススメします。
日焼け防止のため
多くのケースでは、前項に書いた内容しかフォーカスされませんが、日焼けに対しても長そで/長ズボンは十分に効果を発揮してくれます。
真夏に半そで半ズボンでバイクに乗ろうものなら、1時間で皮膚が真っ赤になります。ハンパないことになります。
ので、夏は日焼け防止の意味でも絶対に長そで/長ズボンを装備しておくことをオススメします。
長めの靴下か足首の隠れる靴を!足首の日焼けがハンパないことになります…
こちらは、前の項目の「日焼け防止」と同じなんですが、一見見落としがちなので個別に書きました。
足首の日焼け防止対策をしましょう!
バイクに乗る前の時点で、ズボンが足首を隠しているから大丈夫!と思うのは危険です!
バイクに乗るときは、スクーターやアメリカンタイプを除いて膝を大きく曲げることになると思います。そうすると、平常時は隠れていた足首が露出してしまい、足首がめっちゃ日焼けすることになります!
特に最近の若者は、くるぶしソックス(呼び方が古いか)などを履きがちで、足首がガードされないことが多いかと思います。また、アツいので長い靴下を嫌う傾向があるかもしれませんが、絶対的に長い靴下、又は、足首もガードできるような靴を履くことをオススメします。
またこれが気づきにくい場所なんで…私もその日の宿でお風呂に入る時に痛みで気づいて泣きます。
気を付けましょう!
走っててもアツいものはアツい!定期的な休憩と水分補給しっかり!
「バイクって走ってれば涼しそうでいいよね」
と、非バイク乗りの人は思うようです。
が、バイク乗りの方は知っていますよね。走っててもアツいモノはアツいんじゃ!と。
スピードが出てきたり、山フェーズに入ったり、高山フェーズに入ったり、陽が落ちたりすると確かにかなり涼しくて快適なんですが、例えば都会フェーズだったり、渋滞フェーズだったりすると、死ぬほどアツいですよね!
初心者ライダーの方は、まずこれを十分認識しておいた方がいいですね。
また、アツいモノはアツいので、結構体力を消耗しますし、水分も消費しています。ので、積極的に休息をとり、水分補給を意識することをオススメします。
無理せず休息をとらないと、数日にまたがるツーリングの場合は疲労がどんどん溜まってしまいますので。
夜はめっちゃ冷える…日中あんなに暑いのに!
日中は死ぬほどアツいですよね!もう勘弁してくれよ…と思うんですが…
夜はめっちゃ冷えます!!
都会であれば熱帯夜で、バイクで走っていると丁度いい…と感じることが多いですが、ツーリング先は田舎であることが多いですよね。こんなところで日が落ちるともう超寒いです!
半そでとメッシュジャケットとかだとビビる位冷えます…
ので、寒さ対策として、緊急時の1枚の上着を持っておくと良いかと思います。
山間部はめっちゃ冷える…市街地はあんなに暑いのに!
都市フェーズは死ぬほどアツいですよね!これで渋滞なんて発生した日には…ツーリングに出たことを後悔する位です…が…
山間部はめっちゃ冷えます!!
平地ではあちいなあ…これじゃあ上着は要らないか。と思いがちですが、山間部や木々が多めのフェーズ、標高が高いフェーズでは超冷えます。常に鳥肌!みたいになる可能性もあります。(これはホントに一部地域ですけど)
ですので、やはり緊急時の1枚の上着はもっ持っておきたいところです。
スマホの温度ヤバい!ナビとしての長時間使用は注意!
スマホをナビとして使用するライダーさん、極めて多いですよね。かくいう私もそうです。が…
スマホが故障するんじゃないかってくらいアツくなります!
それはそうですよね。スマホ自体も発熱するのに、アツい時では日中35度くらいに達するわけで。そんな過酷な状況に何時間もさらされているんですよね。スマホさん。
というわけで、
- スマホをナビ代わりにしながら充電は避ける(より熱くなります)
- バイザー付きのホルダーを選ぶ(殆どみかけませんが、どこかで見た記憶があります)
- 放熱性のいいスマホホルダーを選ぶ(密閉型でないタイプを使用しています)
- マスツーリングであれば先導者を変更してスマホをローテーションする
- スマホを2台持ちする(私です)
- ナビとして使うタイミングを限定する(市街地フェーズのみで、高速走行時は使わないなど)
などの対策をしておくことをオススメします。
スマホって、今となっては極めて重要なアイテムなのに、夏ツーリングでナビさせることのリスクから意外と目を背けがちですよね。一旦冷静に対策を考えた方が良いかと思います。
私は、バイザー付きのホルダーを選ぶ、以外の全ての項目を実践しています。スマホがアツくなってしまうのは避けられないですが、特段トラブルもなく快調です。
雨に降られると激サムになって体力吸われるので注意!
日中の走行は極めてアツいですよね…ああ…雨でも降って癒してくれないだろうか、と思う人もいるかと思います。流石にいないか。
ただ、雨に降られると一気に体温が奪われます。
カッパを着ていれば問題ありませんが、幹線道路走行時に突如降られてカッパが着れない!とか、カッパ持ってない!などの事情でカッパを着ることができないことができないこともあります。
このような状態で雨に打たれていると、自分が思っている以上に体力が消耗してしまいます。
ので、降水確率が20%以上あるのであれば必ずカッパをもつ、雨が降りそうなら先に着ておく、降られてしまったら次の停車ポイントでしっかり雨をふき取ってカッパを着る、などで体力の消耗を防ぐ対策をしましょう!
私は、初夏のツーリングで雨に打たれて、その日の夜に風邪を引いたことがあります。しかし、車での旅行と違って、バイクはなんとしても自力でバイクに乗らないといけないので、コンビニでリポビタンDの最高のヤツを買ったり、風邪薬を買ったり…なんとかして治しました。ホントにツーリング先での不調はヤバいので気を付けましょう。
渋滞ではオーバーヒート注意!
こちらはマシンによりますが…渋滞時はバイクのエンジンの温度が結構上がります。そのため、バイクが不調になったり、最悪オーバーヒートでエンストしてしまうこともあり得ます。
私の友人のケースでは(これはメンテナンス不足が原因ですが)、クーラント液が殆ど入っておらず、渋滞に出くわして数分でオーバーヒート、バイクが始動できなくなりました…
メンテナンスをしっかりしていてクーラント液が適正量入っていたとしても、渋滞で熱ダレをおこしやすい車種というのは存在します。これはもう仕様なので仕方がないです。
対策としては、冷却水を暫く交換していない場合は確認する/必要に応じて交換する、そもそも渋滞しにくいルートを選ぶ、ファンの回る温度が高く設定されている車種の場合は手動ファンスイッチを設置するなど、あまり決定的な解消法はありませんが、これらの対策を施すことで多少はマシになるかと思います。
古いバイクはレギュレーターのパンクに注意!
私は、過去2度、夏場にレギュレーターがパンクしたことがあります。VTR250(初期型)と、SRX250(1980年代)というバイクです。VTR250については、パンク⇒交換の記事がありますので貼っておきます。
古いバイクではレギュレーターの放熱対策がされていないものが多く(レギュレーターがのっぺりしていて、フィンが付いていないもの)、特に夏場に走っていると熱に耐えきれずに故障してしまうことがあります。
そのため、古いバイクを購入した場合は、そのレギュレーターが放熱対策品かどうかを確認しておくことを強くオススメします。
このレギュレーターという部品は、パンクしてしまったらどんな整備の腕を持つ人でも旅先で直すことはできません。レッカー送りとなります。(もし街中でレギュレーターがパンクした場合で近くにバイク屋さんがいる場合は、コネクタをいい感じに付け替えれば直せるかもしれません)
夜間は虫アタックに注意!
夏場は虫が結構出ますよね。
その虫さんたちですが、バイクのヘッドライトの明かりにつられて、バイク側に突っ込んできます!バイク乗りの方はきっと経験があるはず…
この虫アタックはマジで色々と困るんです…
本当にあった怖い話ですが、いつか鹿児島の田舎道をバイクで走っていた時に、なかなかの虫アタックを受けまして…その後しばらくしてコンビニに立ち寄ったんですよ。そしたらコンビニの店員さんが引き攣った顔をしていて…何かと思い自分のメッシュジャケットを見たら…小さな虫がびっしりメッシュに詰まっていました………………..
びっしり、というのは盛りましたが、たぶん20匹以上はメッシュにハマってましたね。よく居ますよね。夕方あたりになると飛んでる小さな虫。あれでした。
メッシュに詰まってマジでドン引きということにもなりますし、中程度以上の虫がヘルメットにアタックしてきたら虫が潰れて視界が極めて悪くなりますし…もうとにかく最悪です。最悪最悪!!ホント最悪!!
というわけで、対策としては下記の3点をしておくと良いかなと。
- ヘッドライトをLEDなど、虫が寄ってきにくいタイプにする
- バイクの車体にスクリーン(風よけ)を装着して虫ガードにする
- 服をカッパのような繊維っぽくないモノにしておく(虫が当たっても張り付きにくいように)
私は、バイクの車体に大きなスクリーンを装着しており、現在は虫アタックによる影響を最小化することに成功しました。グラディウス400というバイクにガイラシールドという大型のスクリーンを装着しております。
いやーホントに、田舎道は怖いですよ。
おわりに
今回は、夏のツーリングで気を付けたい10のポイントをまとめました!
まとめると、
- 長そで/長ズボン/メッシュジャケット/グローブ は、身体へのダメージ軽減や日焼け防止のためにマスト!
- バイクに乗っているだけで体力消耗/水分消費するので適度な休憩を!
- 夏でも寒暖差はあるし、雨に降られると体力が大きく消耗するので上着とカッパの準備を!
- オーバーヒートやレギュレーターのパンクなど、バイクのリスクもあるので乗り出す前にチェックを!
- 虫はマジで怖い!マジで!
といったところですね。
夏はバイクシーズンということで、ツーリングに行かれる方はかなり多いと思います。そのツーリングを少しでも捗るものにするために、今回の内容が生かせたら、と思います。
今回は以上です!
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