2019年の今年、本州は梅雨に入るのがすごく遅かったですね!が、ついに梅雨入りしてしまいました…
快適だった春のツーリングシーズンが1段落してしまい、今度は梅雨セクション…ライダーには辛いシーズンが来ました。
さて。最近も週末はずっと雨続きではあるものの、それでも曇りや降水確率が50%以下ならツーリングに行きたい!という方、いらっしゃいますよね。そう。私です。
しかし、降水確率50%だと、色々な場所を走っていけばまず雨に出くわすことになると思います。それでも走りたい、走らないといけない!という方向けに、雨の日ツーリングで意識したいいくつかのポイントをまとめてみました。
大きく単元として、走行に関するポイント、装備に関するポイント、ツーリングルートに関するポイントの3つに分けて書いてみました。
雨天ツーリングの走行に関する意識したいポイント
思っているよりスリップしやすいです。マンホールや白線はホントに注意です!
雨の日って、(晴れの日と比べて)思っているよりもスリップします。ホント気を付けて運転したいですね。
私のヒヤリ経験としては、直線でスリップしたというものがあります。
梅雨でバイクに乗れない日が続き、ある休日雨が止んでいたので路面は濡れていましたが、わざわざバイクに乗ってみました。そしたらやはり楽しくなって、軽くアクセル開けてシグナルスタートしてみたんですよね。年甲斐もなく。そしたらめっちゃリアタイヤがスリップして暴れました!!!!
アクセル全開!とかでは全然ないんですが、私の乗っているグラディウス400は思っていた以上にパワーがあったらしく、ものすごいスリップしてしまいました。
大型バイクでは、こうしたスリップ防止のためのレインモードという出力抑制モードが容易されていることがありますが、こうしたパワー制御の機構って意外と大事だなあと実感した時であります。
また、有名な話ではありますが、マンホールはマジでヤバいです。ちょっと車体を傾けて雨に濡れたマンホールにタイヤがのれば、簡単にタイヤを持っていかれてスリップします。これはマジです。マンホールは普段から避ける癖をつけておくと良いかと思います。
同じく、白線も踏むと滑りやすいです。こちらは、交差点などで曲がる時はほぼ必ず踏むことになるので、交差点での右左折時はよく注意したいところです。
カーブは傾きをおさえて曲がるのが吉です
前項に似ていますが、やはり雨の日は滑りやすいです。カーブはあまり車体を傾け過ぎずに重心移動も意識して曲がるのが良いですね。
あとはそもそも晴れの日よりも速度は落としめでカーブに進入するように心がけたいところです。
制動距離が伸びるので車間距離はいつもより多めにとるのが吉です
こちらも前項までの滑ると同じではありますが、教習で習ったとおり、制動距離は伸びがちです。晴れの日よりも気持ち車間距離をとるように心がけて、前の車に追突するリスクを減らしていきたいところですね。
雨天ツーリングの装備に関する意識したいポイント
視界がとにかく悪いです!スモークシールドはツライ…
当たり前といえば当たり前ですが、雨の日って日中でもかなり視界が悪くなります。シールドについた水滴で視界が悪いのはもちろん、それに前の車のテールランプや対向車のランプが反射して前方視認性がさらに悪化します。
とりあえず、オススメとしては撥水コートをしておくと良いかと思います。私も以前のヘルメットで使用してたことがありますが、一定の効果がありました。数千円ですので、安全性を買うということで塗布しておくと良いかと思います。
さて。さらなる問題は、シールドがクリアでない場合です。これはマジでホントに視界が悪いです…ビビる位前が見えなくなります!!
私は1つ前のシールドがスモークシールドだったんですが、雨の日で陽が落ちると、もう視界がほぼ無くなります…この場合は、仕方がないので搭乗者のヘルメット(クリアシールド)と交換してもらったこともありますし、それができない場合は大雨の中シールドを開けたまま走行をして…ということもありました。ちなみにこの後風邪をひきました…
というわけで、雨の日は視界が悪いことが確定しているので、そのための対策をしておくのが吉です。
前述の撥水コートの他、できればクリアシールドにしておく、どうしてもスモークシールドがいいのであればダブルシールド(インナーシールド)ありのタイプのヘルメットを選ぶ、というように視界確保のための施策をオススメします。
マジで防水対策はしっかりしていくのが吉です(カッパ、防水靴、防水グローブ、防水リュックetc…)
特に私は、雨が嫌いです。雨というか、濡れるのがホントに嫌なんですよ…
なので、雨対策の装備はかなりしっかりしておきたいところです!重要です!下記記事にまとめておりますので、あわせてご覧ください。
まず、カッパはちゃんとしたものを選ぶことを強くオススメします。ちゃんとした、というのは防水性ももちろんですが、そのまま観光地を選んでも恥ずかしくないようなデザインのものですね。
カッパはもちろんですが、加えて防水の靴又は防水の靴カバーを事前に対策として用意しておくことを強くオススメしたいです!グローブもそうですね。
ただし、グローブについては、結構お高いモノでも数年つかっていると浸水してきてしまいますので、ほどほどの価格のグローブに対して防水スプレーを吹く程度でいいかなと思っていたりもします。
リュックについても、荷物を入れる場所が主にリュックしかない、という場合は防水リュックをチョイスしておくのも良いですね。途中で雨に降られてリュックがびしょびしょ…明日の分の着替えが全滅…みたいなことになりかねませんので…
一旦靴や服が濡れてしまうと、取り返すのが極めて大変なんですよね。服であれば、宿泊先がホテルなら乾燥機がある可能性が高いのでなんとか乾かせますが、靴はそうはいきません。濡れた靴を乾かすのは極めて難しいです…
というわけで、そんな靴が濡れるのが嫌いな人向けに記事をまとめておりますので、下記をご覧ください。
ちなみに、5日間の四国雨ツーリングの中で、私だけ靴カバーを装着していたのですが、これが効果てきめんでした!濡れた靴の不快感が0でした!
カッパやグローブは古いと浸水してくる可能性あり。定期的なメンテや買い替えが吉です
先の項目にちょっと書いてしまいましたが、グローブは数年使っているとだんだん防水性能を失ってきます。ので、定期的に防水スプレーを塗布するなどの対策をしておくとよりGoodですね!または、Amazonで防水グローブとして売られているものの中で安いものを1年単位で買い替えてしまう、というものアリですね。最近は安いですから。
カッパは、個人の体感ではありますがグローブよりかは経年劣化が穏やかな気がします。
私が靴やグローブに使用しているのはこちらのスプレーですね。
通常版と超強力版があるようですが、私は迷わず超強力版にしました!
防水スマホやスマホ用の防水ケースは用意しておくのが吉です
現代には必須ですよね。スマホによるナビ。
よくハンドルなどに固定しているライダーさんは多いかと思いますが、突然に雨が降ってきた時、防水スマホ/防水ケースが無かった時かなり焦ります!!
高速道路で雨に降られた時なんてもう…スマホが昇天してしまいます。
また、いざ目的地について観光している最中に雨が降られた!という時でも、ライダーの場合はカッパであまり傘を持っているケースも少ないと覆いますから、結構困りますよね。
ということで、出来るだけ防水スマホを用意しておく、又は防水ケースを準備しておくのが良いですね。
雨天ツーリングのルートに関するポイント
ツーリング内容を屋内型に切り替えるのも吉です
もしソロツーリングや少人数ツーリングで、ツーリングルートを柔軟に変えられる場合は、屋内型観光地を目的地に変更する、というのも吉ですね。
天気が悪いと、絶景ロードや絶景スポットがいくらあっても全然走りを楽しめないですし、いざ目的地についても視界0で景色が楽しめない…ということもしばしばあります。というわけで、もう雨天のケースでは屋内メインのルートに変更してしまうのが良いかと思います。
私は、旅先の宿だけは最初におさえてしまうので、ツーリングに行かざるを得ない…という状況に陥ることもしばしばありますが、そんな時に雨天だった場合は必ず屋内型に切り替えます!美術館や植物園や動物園など…
「そんなアマくて退屈そうなトコ行けるか!」
と思ったそこのあなた!意外とこれが楽しいんですよ笑 オススメです。
ただ、バッキバキのライダースーツでこうした屋内型スポットに行くと、相当に浮きます。かなり浮きます。目立ちます。
私はそれが嫌なので、こちらの記事にも記載しておりますが、「オシャレなカッパ」や「折りたたみ傘」を持って、ライダージャケットは脱いでリアボックスにしまって、一般の方に擬態してこうした観光スポットに行きます。めっちゃ浮かないです笑
微妙に脱線しましたが、ともあれ、雨天だと分かり切っているけどツーリングに行かないといけない場合は、そもそもルート自体を変更してしまう、というのは1つのオススメの案です。
アメミルやYahoo天気で雨雲を避けるのも吉です
スマホアプリの中には、現在の雨雲状況や未来の雨雲予測をしてくれるアプリが存在します。それがタイトルにあるアメミルやYahoo天気アプリです。
こちら、なかなかに優秀でして、明らかな豪雨が近づいている時は、割と高い精度で教えてくれます。
明らかに強烈で大きめな雨雲が接近しているのであれば、高速道路ならサービスエリアに立ち寄って雨を回避したり、下道であればカフェなどで雨宿りしたり、という雨回避対策をするのがオススメです。
私も何度か雨雲が近づいてくる時は、カフェやマックなどに立ち寄って雨を回避したことがあります。まあ時間にゆとりがある時限定ですが…
おわりに
今回は、雨天ツーリングで意識したい9つのポイントということで、走行に関する意識ポイント、ツーリング装備に関する意識ポイント、ツーリングルートに関する意識ポイントをまとめてみました。
このシーズンはどうしても雨天がつきものですが、それでもやはりツーリングに行きたいんじゃ!という私のような人間に、意識しておくとちょっと捗るよ、というポイントを列挙してみました。
要点は大分類の通りですが、
- より安全運転に気を付ける
- 濡れない対策をしっかりしておく
- ツーリングルートは天候によって変えてみる
というところでした。
今回は以上です!
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