SENA 20Sを購入しました!
ツーリング中に男5人でSENA 20Sを爆買い
なんと、ツーリング中にインカム(5台同時)を購入しました!
ツーリング中にインカムを5台購入する人たちなんてそうそう居ないですよね。いい歳しておバカなツーリンググループですよほんと。
ちなみに、シングルパック1個と、デュアルパックを2個、合計5台、確か17万円ちょっとの金額になったかと思います。
シングルパックはこちら。正規品で大体3.5万円程度、並行輸入品だと3.2万円程度です。
デュアルだと正規品で7万円程度、並行輸入品で6万円程度という価格となっています。
個人的には、サポートを考えて正規品が良いかとは思いますが、デュアルの正規-並行の価格差を考えるとちょっと悩みますね…
今回は店頭で購入ということで、全て正規品を購入しました。
4Ridersを持っていたのに、何故SENA 20Sに乗り換えたのか
ところで。
私、というか、以前からずっとツーリングに行っていた仲良しチームでは、4ridersを使用して何の問題もなくグループで会話をしていました。
ではなぜSENA 20Sを購入したのかというと…
メンバーが5人に増えたから
です。
1人~4人であれば4ridersという中華インカムを使用することで会話システムを構築できます。4ridersは、1台9000円弱で購入できますので、4人なら4万円程度でみんなでわいわい話せるシステムが出来上がります。
しかし、これが5人になると話は別です。
一部の中華インカムが最大5人通話をサポートしていますが、それ以外のインカムは4人までしか同時通話をサポートしていません。(6riders的なインカムもありますが、これは最大6ペアリング可能で、同時通話は2人しかできないというダミー商品ですのでお気をつけて下さい)
5人の通話をサポートする中華インカムも、5人繋げると末端の人たちは音が小さくなってしまって他の人の声が聞こえにくい現象等が発生します。
この現象は、異なるインカム製品を挟むとより顕著になります。
実際、上記のようなシステムで5人同時通話システムを構築してみたんですが、音が小さいです…はあ…
これじゃ、これからのツーリングが楽しめない…ということで、8人同時通話可能なSENA 20Sという製品を購入するに至りました。
2018/08/20 現在、Amazonにて中華インカムの8人対応のものが発売されていましたね…しかも1万円程度で購入できるみたいです…もしかしたら、これで今回の要件は満たせたかも……?
SENA 20Sを使うぞ!
開封の儀
さて、それでは開封の儀的なことをやっていきますね。お高い製品ですから、ちゃんと写真をとっておきました。
はい。これが一番外の箱です。売られてる状態のものです。
このパッケージを横にずらして箱を開封できるようになります。
ほいで、パカッと開けます。
説明書がトップにお出迎えしてくれます。そのすぐ下には、おお…インカム本体とイヤホン&マイクがありました。
既に4ridersとは風格が違います!!すごいちゃんとしてる!!
この層をそのまま持ち上げると、さらに下に色々と詰まっているものがあります。
さらに説明書と、イヤホンやマイクに装着するスポンジ、予備部品や別付けできるマイク、充電器などですね。
さすが3万5千円。予備とかその他部品の充実度がすごいです!!
こんな感じですね。
SENA 20Sをヘルメットに取り付ける
さて。それではヘルメットにインストールしていきます。
一番上に乗っていた説明書がクイックスタートガイドになっており(英語)、これをベースに取り付けを行っていきます。
まずは、インカム本体とマイクが載っているプレートから、マイク兼台座部の部品を取り出します。
これを、ヘルメットの左側に取り付けます。
取り付けは、M4のキャップボルト(もちろん付属)の脱着にて行います。脱着のための6角レンチも同梱されています。
取り付けました。裏面がこんな感じです。
外側から見るとこんな感じです。
ここに、インカム本体を上から嵌めこみ、カチっと音がするまで押せば固定できます。
マイクは、この台座を固定した時点で大体口元あたりの丁度いい所にきていると思います。ので、今度はスピーカーをセッティングしていきます。
これがスピーカーです。
どっちの面か忘れてしまいましたが…全然貼りつきそうにない手触りなんですが、これがヘルメット内側の布部に貼りつくんですよ!
いやほんと、普通のマジックテープと比べてかなり滑らかなんですが、くっつくんですよ。これを、ヘルメット内の耳位置に貼り付けます。
先にスピーカーに、付属のスポンジを付けておいた方が良いですね。結果、こんな感じになります。
マイク側にもスポンジを嵌めこんであげれば、取り付けは完了です。
SENA用のスマートフォンアプリを入れる&アプリと接続する
SENA 20Sは、特にSENA同士のペアリングや通話にはアプリを入れた方が良い、というか必須ですね。
ですので、まずはアプリを入れます。Android用もiOS用も存在しますので、各種ストアからダウンロード&インストールします。
本家ページはこちらになります。
で、アプリをインストールしたら、スマホのBluetoothをONにし、アプリを起動します。
次に、下図の赤丸(ジョグダイアル)と、黄丸(フォンボタン)を同時に1秒程度押して、本体の電源を入れます。
本体の電源を入れると、スマホ側からBluetoothでこのインカムを探しに行くことができます。
スマホのアプリ側から…たしか接続…?検索?的な感じのボタンを押して、自分自身のインカムを探して接続します。
この時、複数人が同時にSENAの電源を入れると、どれがどれだか分からなくなるので、1人ずつ対応する必要があります。
ここまででセナを使用する準備が整いました。
SENA 20Sで5人通話する
さて。ここからが本番です!
今回SENAを購入した目的である5人同時通話!
やっていきますよ。(全員が前項目の準備が完了している必要があります)
まずは、全員SENAの電源を入れます。
次に、誰か1人でいいので、SENAアプリを開き、「グループインターコム」ボタンをタップします。
グループ設定のボタンを押下すると、周辺のSENAを探すモードになります。
暫く待つと、周辺のSENAの検索が完了しますので、接続対象のSENAがリストに入っているか確認します。
対象のSENAがどれかを確認するには、端末のすぐ右にあるTestボタンを押すと、そのSENA端末の人の所にTest用音声が流れますのでそれで確認可能です。(端末が赤色に点滅することでも確認できます)
接続したい全員の端末が無事リストに入っていたら、右下にある「xxxに保存」ボタンをタップします。
その後、リスト一番上にある自分自身の端末の右側にあるConnectボタンをタップします。
すると、ちょっとするとグループインターカム開始的なアナウンスが流れて、グループでの同時通話が開始されます。
インプレ
見た目に関するところ
台座兼イヤホン&マイク部分に関しては、質感がいい感じです。
ただ、インカム本体は意外と安っぽい見た目で…ちょっとだけ残念です。
音に関するところ
4RidersやBT Interphoneと比較し、やはり音質は良好です。
また、4Ridersで4人接続した時と比べ、人同士の声の音量のばらつきも少なく感じます(4Ridersは、親2人は声がおおきく、末端の人はちょっと小さく聞こえます)。
また、風切り音も少なく、時速100km/h程度で走っている分には4Ridersよりもクリアに聞こえます。
音量も、4Ridersより若干大きく聞こえます。4Ridersだと高速ではずっとMAX、いや、MAXでも聞こえづらいなと思いますが、SENA 20Sはそんなことありませんでした。(ちゃんとスピーカーが耳のすぐ横にある前提で)
ただし、5人接続した際に、別グループに所属することになった側(※1)は若干音質が悪く聞こえるのと、若干タイムラグが発生している点が気になります。
他に、インカムで他人と会話している最中に、スマホで音楽を聴くことができますが、その時の音楽と人の声とのバランス感も丁度良く感じます。(人の会話が入ると、音楽の方が程良く小さくなる)
(※1)・・・例えば、5人で接続すると、2,3でグループが分かれ、その2グループをブリッジする、ような動きになっているようです
操作感に関するところ
本体の操作感
ジョグダイアルとフォンボタンは、手袋の上からでも場所と押下感が分かりやすく、電源のON/OFFなどの操作は容易にできます。
音量の上げ下げは、ジョグダイアルを回転させることで行う事ができ、4Ridersと比べると大分操作感が良いです。4Ridersはめちゃ小さいボタンで上げ下げを行います。
上記のような簡単な操作についてはとても良いです。
が!
機能が多すぎて使いきれないんですよね!!
問題です…いや、製品というか私側の。
スマホを含めた操作感
5人同時接続が簡単にできるのはとても良いと思います。アプリの使い方も直感的に分かりやすいものです。
ただし、5人接続しようとした時に、上手く接続できない場合があります。しかもそこそこの頻度で。これは大問題です…
おわりに
今回はSENA 20Sを購入し、ヘルメットへの取り付けとスマホ連携、グループ通話までを行いました、という話題です。
購入当日に5人同時通話ができたという操作の容易さや、音のクリアさ、音質の良さはGoodです。
ただ、価格の高さ(35000円)を考えると、4人までの使用であれば4Ridersなどの製品を使用するのが良いかな…と今のところは思っております。
これからもっとSENAを触って、分かったことがあれば記事をアップデートしていきます。
今回は以上です!