はじめに
ネットでチェーンメンテの紹介記事を見ていると、「チェーンオイルはチェーンとスプロケが接触する場所にさす!」とか、「プレートの間!」「プレート自体にもまんべんなく塗る!」とか、もうなんか各記事によって情報が違ったりしました。
私も、「あ、あれ?こことこことに特に気を付けてさせばいいよね…?」とずっと思ってきていましたが、なんだかすごく不安になってきたので、今回改めて、初心に帰って調べてみました!
この記事は主に下記の方向けです。
- チェーンメンテナンス初心者の方
- チェーンメンテナンスをなんとなくやってきたけれど、なんか不安になってきた…という方
それでは早速やっていきましょう!
ちなみに、チェーンのタイプによって微妙にチェーンオイルをさすことの意味が変わってくるので、その点は気にしておくのが良いかと思います。
シールチェーン、ノンシールチェーンってなに…?という方は下記記事をご覧ください。(250cc以上だったらたぶん大体シールチェーンですが一応確認してみてください)
シールチェーンのチェーンオイルをさす場所
今回色々と調べてみましたが、もう明確な回答がありました。老舗にして信頼のおけるあのメーカー、DID(大同工業株式会社)さんが解説してくださっていました。もうこの1枚で終わりといえば終わりなんですが、こちらになります。
出典:DID公式
だそうです笑
分かりやすいですね!とはいえ、これだけ貼って終わりでは、正直この記事意味なさすぎなので、ちゃんと解説していきます。なぜそれぞれの場所にオイルをさすのかという理由込みで書いていきます。
1. 外プレートと内プレートの間
シールチェーンの場合はシールの保護のためにオイルをさす
シールチェーンの場合、ここにチェーンオイルをさすのは最も重要です。
何故か。シールチェーンが伸びにくい理由として、チェーン潤滑のためのグリスがこの中に封入されています。このシールが劣化して破れて無くなってしまうと、当たり前ですが封入されているグリスが飛んで行ってしまい、チェーン潤滑機能が低下してチェーンが伸びやすくなってしまうと。というわけで、この頑張ってグリスを守っているシール自体にオイルをさして保護することはとても重要なんです!
なんとなく分かると思いますが、ゴムって放置しているとヒビが入ったりボロボロになって劣化してしまいますよね。それを防ぐにはどうするか。オイルをさして外部からの攻撃を防ぐ、潤いを与えると良さそうって感じしますよね。それです。
ノンシールチェーンの場合は潤滑(摩耗防止)のためにオイルをさす
ノンシールチェーンの場合は、その名の通りこのプレート間にシール(ゴム)が無いです。ではなぜさすかというと、純粋に金属が触れ合う部分ですので、潤滑(摩耗防止)の目的でオイルをさします。
2. 内プレートとローラーの間
ここは、金属同士が触れ合う部分なので、直感的にオイルをさしてあげる必要があるなと分かるかと思います。
オイルをささないと、金属同士の摩耗度合いが広がり、チェーンの伸びやガタや騒音の原因になってしまいます。
3. プレート表面
ここは、純粋に空気や雨やその他のごみ(泥など)に最もさらされる部分ですので、ある程度チェーンオイルを塗布して錆を防ぐ必要があります。
チェーンの回転に関する機能にはあまり関係ありませんが、錆びてしまったチェーンって…ダサいですしね。1, 2が完了したら、最後に全体を薄くでいいのでオイルを塗布してあげましょう。
おわりに
今回は、殆どDIDさんがありがたくまとめてくださっていた、チェーンメンテナンス記事をベースにコメントつけましたよ!くらいの記事になってしまいましたが…正直私もチェーンメンテナンスのオイルをさす場所について心配になってしまったので、改めて、確認の意味でも調べてまとめて記事化しました。きっと他にもオイルをさす場所で悩んでいる方はいる、はず!!
しかし今回あらためてこうして色々な情報を漁ってきて思ったことは、「チェーンオイルさすのってバイクの真後ろからがいいんじゃね?」ですね。私はわりと横側からやってましたが…次からは後ろ側からやります。
いやだって、私が参考にしていたチェーンメンテナンス記事書かれてる方って、大体横からチェーンオイルさすよ!みたいな写真を撮っているんですもの。それは横からさすものだと思ってしまうではありませんか!
はい。まあ、次からはもっと良いスタイルを探していきますね。ええ。
というところで、今回は以上です!