【新型CL250 オフロードインプレ】初心者がCLで林道に突撃してきたのでインプレレビューする

  • 2023年8月30日
  • 2023年8月30日
  • CL250
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ホンダ 新型CL250を納車してから、早いもので既に3ヶ月が経過しました。

最初の2週間こそ、慣らしのためにおとなしくオンロードのみを走っていましたが、以降は堪えきれずにオフロードに突撃するようになっていました。

それ以降、ほぼ毎週片道50kmかけて山梨の林道に遊びにいくようになり、少しはこのCL250というバイクのオフロード走行性能についてインプレ出来るレベルにはなったきたのかなと思っております!

というわけで今回は、CL250のオフロード通い2ヶ月を経て感じた、このバイクのインプレ(オフロードフォーカスの)を書いていきます!

ちなみに、筆者のバイク歴としては、バイクオンロード歴は10年以上/総走行距離10万km以上になりますが、オフロード走行はバチバチの初心者ですので、その点は差し引いて考えて頂けると幸いです。
上記背景より、比較対象も「オフロードバイク」との比較ではなく、「オンロードバイク」との比較となりますのであしからず。
Youtubeにも実際のオフロード走行動画をいくつかアップしておりますので、興味のある方は是非ご覧ください!
オフロードに限らない、CL250のインプレ記事はコチラです!
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率直に、CL250でオフロードってどうなん?

個人的な感想ですが、オフロード走行は…

結構イケます!!(個人の感想)

購入後、乗る前に感じていたのは「ゆうてファッションスクランブラー的マシンで、オフロードなんてダメダメだろうな…?」と思っていました。

が、実際に林道に突撃してみると、フラットダートだと全く不安なく走れます(ここでいうフラットダートは、非舗装路で勾配はそこまで激しくない、凹凸もそこまで激しくない林道を指しています)

オンロードマシンと比べたらそこそこ多いサスペンションのストローク量、絶妙なハンドル位置/ハンドルの軽さ、多少はオフロードでも食うセミブロックタイヤなどなど、レブルをちょっとリファインしましたよ程度の設定変更ではなく、しっかりオフロード意識の設計がされており、現在レブル250のオーナーでもある私からすると感動モノでした…!!

以前、グラディウス400(オンロードバイク)で間違ってオフロードに突撃してしまった時はタイヤが滑りまくり×車体が重いので走行が大変だった(もう絶対オフロードに突撃したくない!!想いが爆発)経験や、レブルで林道に突撃した時は登り坂でのスタンディングがかなり大変&ハンドルの操作感が重め…と、ストレスしかなかったです。(オンロードマシンなので当たり前)

CL250のオフロード走行インプレ

前後サスペンション

いわゆるオンロードバイクと比べると、かなりのストローク量が確保されています。CL500のスペックですが、フロントは150mm、リヤは145mmのストローク量とのこと。(CL250の方は情報が見つけられませんでした…エンジン回り以外はほぼ同じなのでこのあたりの設定も同じと想定)
実際、今回オフロードバイクでも多少楽しめるレベルのダートを走ってきましたが、CL250のサスペンションに不満を覚えることはありませんでした。そこそこの段差を乗り越える時も、底付きすることはありませんでした。
オンロード×高速コーナーを走る時にはストローク量が多いことによるふにゃふにゃ感が出てしまいますが、ことオフロードを走るにはナイスなテイストです。

ハンドル操作性

もともとCL250に乗った時に強く感じたのが「ハンドルの軽さ」で、これはオフロードに行っても有利に働きます。フロントの舵切りがとても軽いです

オフロードを走る上でハンドルの操作性はかなり重要なポイントだと思いますが、CLについては全く不満はありません。

スタンディングしやすさ

絶妙なハンドル高さ/位置、絶妙なタンクサイズ/形状、悪くないステップ位置など、スタンディングはしやすいかなと思います。
ただ、オフロードマシンに慣れている方からすると、ハンドル位置やタンク形状に若干違和感はあるかもしれません。(オフロードマシンはもっとタンクが細く、もう少しハンドルが近い印象)

タイヤ

CL250にもともと装着されているタイヤはDUNLOPのTRAILMAX MIXTOURで、フロントは19インチ(110サイズ)、リアは17インチ(150サイズ)となっています。
ホイールのサイズはフロントが19インチということで、その点は他のフロント17インチアドベンチャーマシンと比べるとオフロード走行では有利だと思います。
タイヤは、見た目から分かる通り、結構オンロード側に振ったアドベンチャーマシン向けのタイヤです
オンロードでの快適性はかなり高く、街乗りはもちろん、高速道路などでもオフロード特有の違和感のある感じはこのタイヤからは感じられず、乗り心地は良いです。オンロードでは結構倒し込んでもしっかりとグリップしてくれるため、オンロードメインだけどたまにオフロードもちょっと走る、というようなライダーにはベストマッチします。
一方で、オフロードでのタイヤのグリップ感は、やはりオフロードタイヤには劣るよね(当たり前)という印象です
下記のシーンではオフロードタイヤより劣ると感じます。
  • 傾斜が強い道
  • 泥っぽい土質な道
傾斜が緩やかで砂利っぽい道であれば、CLのタイヤで特に不安は感じないのですが、傾斜がキツくなってくると結構タイヤが食わない感がありますし、泥っぽい土質な道ではオフロードタイヤよりも溝が小さいため直ぐにツルツルになってしまいます。
ある程度はタイヤの空気圧落としで対応できるかなとは思いつつ、やはり限界性能は圧倒的にオフロードタイヤには及ばないなという印象です。

底面の擦り(最低地上高)

これまで、そこそこの起伏がある(といっても、ガチオフローダーからしたらたいしたことは無いでしょうが)道を走ってきましたが、幸い底面を擦ることはありませんでした。
底面をすること自体はありませんでしたが、飛び石によるエキパイへのダメージはこの2ヶ月で2か所ほど発生してしまい、このあたりは最低地上高の低さやアンダーガードが無いといったデメリットがモロに効いてきました
CL250の最低地上高は165mmと、正直オフロードを走るにはかなり心もとないです。同じホンダから発売されているCRF250Lは、245mmということで、ガチオフロードバイクと比べると80mmの差があります。
ベースとなるレブル250の最低地上高は134mmで、確かにレブルからすると多少調整はされていますが、それでもCLはオンロード寄りのスペックに見えますね。

ブレーキ

オンロードではブレーキの効きが弱い(結構握らないといけない)点が、他のオンロードマシンと比べて違和感だったため気になっていましたが、オフロードに突撃した時には絶妙な効き具合だなと感じました。(=オンとオフを絶妙にバランスしたブレーキの調整がされている)

ただ、ABSはどうしても気になってしまいます…下り坂×そこそこのダートの場合は、フロント/リア共にABSが効くシーンも少なくないです。

CL250のオフロードインプレまとめ

色々と書いてきましたが、CL250のオフロード走行性能は今までオンロードしか走ったことが無いライダーにとっては感動モノだと思います。(もちろん、他のオフロードマシンはさらに別次元ですが)
  • しっかりととられたサスペンションのストローク量
  • 軽快なハンドル操作性
  • オン寄りではあるがそこそこオフでも仕事をしてくれるタイヤ、フロント19インチの安心感
  • 絶妙に調整された前後ブレーキフィール

などなど、レブルベースと言われていますが、しっかりとオフロード志向になった1台となっています。

筆者は現在レブル250(MC49)とCL250を同時保有しており、同じエンジン/似たデザインコンセプトといったところからイメージするフィーリングとは全く異なる、という点で本当に驚きました。同じエンジンで同じ排気量の2台ですが、違いが結構あるのでこれは当面2台持ちしていても良いかなと思わせるくらい違います。

このマシンは、ちょいオフと街乗りバイクの良いトコロを絶妙にバランスしたマシンです。

普段の街乗りでは、取り回しの良さや気軽さといった観点でよく働いてくれるマシンです。一方のちょいオフでは、これまた割と冒険できるマシンです。

初めてバイクに乗る方、オンロードマシンからオンロードマシンへの乗り換えで「次はもう少し冒険したいな」と思っている方などにはとてもおススメな1台です!

ちょっとパワーが足りないよなあ…と思っている方には、CL500という選択肢もあります!

是非に皆さん、良いCLライフを送りましょう!!

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