今回は、レブルにベーツライトを取り付けていきます!
アメリカンバイクのカスタムといえば、ベーツライトというイメージがあると思います(盛大な偏見)。その例に漏れず、かどうかはわかりませんが、ハリケーンさんからもレブル用のベーツライト取り付けキットが発売されていたりもします。
しかし。
ネットのレブル界の様子をウォッチングしていると、意外とレブルxベーツライトのカスタムをしている方が少ない印象です。もちろん、レブルは純正段階で完成されている、であったり、純正ヘッドライトが好きなんだ!という方、多いかと思います。私自身もレブルの純正スタイルは好きですし、純正ヘッドライトも好きです。
が、レブルカスタムマンとしては1度はベーツライトを取り付けたい…!!という誘惑に勝てませんでした。はい。というわけで、今回はレブルにベーツライトを取り付けていきます!
今回取り付けるベーツライトと取り付けに必要なアイテム
全てが必ず必要というわけではないですが、レブルにベーツライトを取り付けるためのアイテムを書いていきます。人によって違いはあると思いますが、今回私はこうしましたという一例ですね。概ね今回ご紹介するモノを揃えてもらえれば、大きな失敗は無いのではないかと思います。
なお、取り付け時に必要な細かい工具などは割愛します。
ベーツライト本体
当たり前ですが、ライト交換するので本体が必要になります。
「ベーツライト」と記載されているものであればなんでもOKですね。いわゆるベーツライトというのは、ヘッドライトの下部に取り付け用のボルトが生えていて、この1点でライトを固定するというヘッドライトになっています。ネイキッドタイプのバイクなどでよく採用されるのは、フォークから取り付け用のステーが生えているフォーククランプタイプでしょうか(またはそう見える類)。
ベーツライトの標準的なな4.5ヘッドライトは、全長が短いタイプと長いタイプの2種類が存在します。ショートタイプだとよくボバースタイルのカスタムに使用されますね。今回は、アメリカンバイクのカスタムでしたので、ロングなタイプをチョイスしました。
カラーは違いますが、こんなカタチのタイプです。なお、私はメッキタイプを選びましたが、メッキよりも黒タイプの方が良いかもです。レブルへのフィッティングという観点と、錆びた時の対処の楽さという点ですね。
ライト長が短いタイプは下記のようなものがあります。
このあたりは完全に好みですね。なお、今回ライト長が長いタイプをレブルに取り付けましたが、問題なく装着できました。
ベーツライトステー
レブル純正車体に、そのままベーツライトは装着できません。そのため、何某かの取り付けステーを自作するか、既製品でベーツライトステーが発売されていますのでそれを購入する、のどちらかが必要になります。
ステーを自作する場合は、もっとも簡易なものであればホームセンターの汎用ステーをボルトで組み合わせるでもOKだと思いますし、アルミ板から切り出してくるでもOKだと思います。
ただ、今回は作業工数の省力化と、出来あがりのクオリティを考えて素直にレブル用のベーツライトステーを購入することにしました。3000円程度ですからね。
ハリケーンさんのベーツライトステーです。Amazonならコチラ。
配線収納ケース
ベーツライトは基本的に、ヘッドライト内に配線を収納することができません。ライト自体が小型ですし、どの製品も配線を取り込むための穴が極めて小さく、H4カプラさえも通せないくらいの穴になっていることが殆どです。
よって、純正配線をなんとか整理してあげる必要が出てきます。そのままにしておくと、ビジュアル的にも悪いですし、雨に降られたら配線がダメになってしまう可能性が高まります。
というわけで、今回用意したのがコチラ。こちらもハリケーンさんの製品で、配線を収納するためのケースになっています。とても簡易なものではありますが、自分で作る…かどうか悩んだ結果、やはり既製品の方が楽なので購入しています。こちらも大体3000円程度となっています。
購入した製品がコチラです。
1点、この製品の惜しいトコロが、「レブルのボリュームたっぷりな配線が収まりきらない…」というところです。本当に無理やりやれば収まるんですが、ちょっと心配なんですよね。確かにあまりサイズが大きすぎるとそれは邪魔になるのでアレですが、ほんの少しだけ大きければGOODだったなと。
レブルにベーツライトを取り付ける
それでは、レブルのヘッドライトをベーツライトに交換していきましょう!
純正ヘッドライトを取り外す
まずはもともとのヘッドライトを取り外す必要があります。
レブル(2017~2019年)のヘッドライトで、2020年以降はちょっと異なると思います。まずは、ライトケースを外します。ライトケースは下記写真のようにヘッドライト下部にある左右1か所ずつあるボルトを取り外し、ケースを上部に持ち上げればOKです。
下記がヘッドライトケースを取り外した時の様子です。今度はヘッドライトリムとマウントに固定されている配線類を外していきます。
ヘッドライトのフレームというんですかね、に2か所配線が固定されています。ので、これらを外していきます。下記写真の上側ちょっと左に写っているモノです。モノをよく見ると取り外し方が分かると思いますが、先端のプラ部を内側に押しつつ、その隙にハマっている穴から抜き取るという感じです。仕組みは2か所どちらも同じです。
下記が件のピンを外したトコロですね。無理やりではなく、外し方があるのでご注意を!
1点端折ってしまいましたが、あとはヘッドライト本体のコネクタも取り外しをお忘れないように。丁度ヘッドライト側の真ん中に刺さっているH4のカプラですね。
全ての配線がヘッドライトから取り外せたら、今度はヘッドライト本体を車体から取り外します。ヘッドライト本体はステムに2か所で固定されていますので、それを外していきます。下記写真がその作業です。左右1か所ずつ存在します。
ここまでやると、ヘッドライトを取り外すことができます。
ベーツライトを取り付ける
今度は、新しいヘッドライトを取り付けていきます。いくんですが、直接ライトの取り付けはできません。まずはベーツライトステーを取り付けていきます。
次に、配線収納ケースを使用して、このジャングルと化している配線をいい感じに収納していきます。この配線収納の手順が本当に大変なんですよね…ここはどうやって収納する、という具体的手順はかけない(トライアンドエラーで場当たり的にやってます)ので、頑張りましょう…
次に、ヘッドライト本体をベーツライトステーに取り付けていきます。ステー全部に1つ穴が開いていますので、そこにベーツライト下部のボルトを挿せばOKですね。
一旦、ここまでの作業が出来ていて、H4端子を車体側配線に繋げば、ヘッドライトが点灯するはず!です!HI/LOなどが問題なく動作することを確認します。
ここまで何となく車体に取り付けが出来ていると思いますので、動作に問題がないこと、配線に無理が無いことを確認し、特に問題なければ各種本締めしていきます。
これでOKです!ヘッドライト取り付け作業完了です!!
ベーツライト取り付け結果
それでは、レブルxベーツライト取り付け結果を見ていきましょう!こんな感じになりました!
遠めに見る感じだと、結構いい感じです!ちょっとカスタムしているバイクですよ感が出てます!ヘッドライトがよりコンパクトになりますので、全体のマッチョさがちょっと際立つというメリットもあります。ヘッドライトの色がシルバーなのは失敗した説がありますが、家に転がっていたのがこのライトだったんですよね…ブラックだとまた印象が違ったかもしれません。
ただ、真横から見ると、少し違和感があります…リアからフロントにかけてのラインが、ヘッドライトまわりでいきなり下がるというのが少し気になります。ハンドルがあがりすぎなのかもしれません。これを抑えらえれれば、より良いラインになると思います。また、このアングルでは分かりにくいですが、近くでよく見ると配線収納ケースのふくらみが気になるんですよね。もう少し配線をうまくまとめる方法は無いモノだろうか…もちろん、配線をカットしてスマートな端子にして、という配線引き直しをすればより美しくなりますが、私は汎用性であったり純正配線には手を加えないというのをポリシーとしていますので、ここまでですね…
珍しいアングルから1枚。ヘッドライトが下がってコンパクトになったことで、フロントまわりのビューがかなり印象変わります。スッカスカになっています。これで純正メーターがあるとミスマッチだと思いますが、メーターのサイドマウント化をしていますので、その点は良かったです。
真正面から見るとこんな印象です。かなりヘッドライトがコンパクトになってますね!フロントビューと、遠目の斜めビューは個人的にはかなり好みなんですが、真横ビューと近くでまじまじとヘッドライトまわりを見られてしまうと…ちょっとイマイチかなあという印象です。
なお、レブルのベーツライト化ですが、ハリケーンさんのベーツライト化写真なんかを見ていても、やはり配線収納ケースは普通に外から見えていますので、そいうモノのようです。うーん!この点が惜しい…!!賛否あるかと思いますが、全体スタイル自体はとても良いと思います!あとは配線処理をどう上手くやれるか、という点にかかっています!
というところで、今回は以上です!