はじめに
今回は、「ツーリングに向くバイクを買いたい!」という方向けの記事となっております。ツーリングに向くバイクの特徴8つをまとめたよ!という内容です。
私はもともと、GN125Hというバイクからバイクライフが始まったのですが、これがまたロングツーリングが大変大変…
次に買うバイクは絶対ツーリングに向くバイクにするんだ!と思った記憶がありますが、じゃあその「ツーリングに向く」ってどんな特徴なんだろう…という部分を自分なりに抜き出してまとめてみました、という内容です。
ちなみに、そのGN125Hでのツーリングは正直大変でしたが…(振動すごい、高速乗れない、スピード出ない)、どれも楽しい良い思い出ばかりです。
ので、楽であること = 楽しい というわけではありませんが、景色を楽しむための余力が生まれるという点ではプラスですよね。
ツーリングに向くバイクの特徴8つ
それでは早速本題です!ツーリングに向くバイクの特徴8つについてまとめました!
ライディングポジションが楽か
こちらもかなり重要な要素になってきます。ライディングポジションの楽さです。
顕著なのは、昔のレーサーレプリカなんかで、こちらはかなり前傾姿勢が辛くなっており、首、手首、腰へのダメージがすごいです…長時間乗っているとかなり疲れます…
他、カフェレーサーなどのスタイルになっているバイクもかなり疲労が溜まります。こちらもやはり前傾姿勢がすごく、同じく首、手首、腰へのダメージが多いです。
また、レアケースではありますが、アメリカンバイクのハンドルをより高くしているようなスタイルもかなり疲れます。
最近の250cc、400ccクラスのバイクでは、見た目の割にライディングポジションは比較的穏やかなことが多いので過敏になる必要はありませんが、尖り過ぎているキャラクターのバイクは気を付けた方が良いです。
シートのクッション性は良好か
長時間乗っているとどうしても痛くなってくるのがお尻です。
このお尻への攻撃性が低いバイクは、長く乗っていられるという点でツーリング向きのバイクといえます。
シートのクッション性が悪いバイクとしては、
- オフロードバイク
- カスタムシートのバイク
は私の経験上かなりシートのクッション性が悪いですね…他、スーパースポーツもお尻が痛めなものもありますが、見た目に比して意外と乗れる!というマシンもありましたので記載しませんでした。
こちらは、購入する前に絶対に確認しておきたいポイントですね。
振動が少なめか
振動が多いと、長時間ツーリングしているとライダーに疲労が蓄積されてしまいます。よって、振動が少ないバイクの方がツーリングに向いているといえます。
こちらは、バイクのエンジンの気筒数が多くなればなるほど、振動が少なくなっていきます。
ほか、事前に「車種名 振動」でGoogle検索して「振動がやばいです!」というレビューが無ければ特に問題はないかと思います。
振動が多いバイクというのは、単気筒のバイクであったり、ハーレーの一部車種(半数以上か?)ではかなりの振動がありますので、ロングツーリング時は知らずのうちに疲労が溜まる原因になるかもしれません。
排気量は126cc以上か
私も125ccのバイク、GN125Hで4万キロ以上、北海道ツーリングや鹿児島の種子島ツーリングなど全国を旅した経験があります。
そのたびに思うのが、ロングツーリングに125cc以下は辛すぎ!!ということです。
高速道路が走れないのはもちろん仕方がないかと思います。有料道路も…いや、正直走らせてほしいですよ…これのせいで迂回することになり、目的地までの到達時間がプラス1時間とかってなることもしばしばありますよ。
それよりも、事実上そこが通れないとマジやばいんです!という道までとおれないというケースもあり…例えば、国道20線の大垂水峠。土日は終日125cc以下が通れません。迂回路もありません。
他にも、世の中125cc以下が通れない道は結構あります。
というわけで、なかなかに厳しいんです…
というわけで、全国を旅する予定があるのであれば、できれば250ccクラス以上が良いかなと思います。
ちょっとそこまでツーリングや、急がないでゆっくりツーリングであれば良いんですが。
航続距離が長いか(燃費/タンク容量)
高速道路多用のツーリングだったり、夜間の移動であったり、北海道ツーリングであったり、という場合に心配になってくるのがガソリンです。
北海道の夜なんてそうそうガソリンスタンドがありませんから、かなり心配なってきます。選んだ道によっては100km以上ガソリンスタンドが無かった…ということもあります(体験談)。景色を楽しむどころの騒ぎじゃないですよほんと。
というわけで、航続距離が長く、ガソリンの心配をしなくて良いとか、ガソリンを入れるための立ち寄り時間を節約できるという点はロングツーリングにおいてはメリットとなります。
実際の航続可能距離が300km以上あればとりあえず大丈夫かな、というところです。
下記のようなバイクはこの点が弱めです。
- オフロードバイク
- モタード
- カスタムされてタンクが小型化されたバイク(ピーナッツタンクやナロータンクなど)
- ハーレー(こちらのサイトが分かりやすいです)
- VMAX
オフロードバイクは、全体的にタンク容量が少ないです。燃費がいいのでカバーされていますが、友人(D-tracker, WR250X)とロングツーリングに行ったときは200km以内に1度ガソリンを入れるようなペースでした。
また、カスタムされた…の所ですが、チョッパーカスタムされたバイクはタンク容量がかなり少ないです。5L程度しか入らなかったはず…これだと、仮に燃費がよくて30km/Lだったとしても150km/Lでガソリンがからっきしになってしまいます。
ハーレーは見たまんま、タンクが小さいものも多く、燃費がよくないのでガソリンスタンドに立ち寄る回数が多くなるとのこと(友人談)。
VMAXも、150km程度では給油するようです。(こちらの方のブログを参考に)
スクリーンがあるか
長時間乗車している場合、走行風によるライダーの疲労というのは結構溜まっていきます。これがまた、冬の寒い時期だったり、雨天の中のツーリングだったりするともう段違いに疲労がたまります。
というわけで、スクリーンが付いているというのは大きなメリットになっています。
高速道路での巡行性能はどうか
こちらは、高速道路を主に使うケースの場合です。
超時間高速道路を運転することになった時に、バイクのパワーがある程度ないと、巡行するにも追い越しするにも大変です。
また、巡行時の回転数が低い方が振動が少なく、前述の振動による疲労も発生しにくくなってきます。
積載性が多いか(積載量の拡張性はどうか)
ロングツーリングをするなら、やはり荷物はそれなりに収納できないと不便ですよね。
というわけで、例えば、リアボックスを装着するためのリアキャリアが純正オプションや社外品で存在しているか、サイドバックが装着可能なタイプのバイクか、といった積載量の拡張性というのも大きなポイントになってきます。
「荷物はシートに括り付ければいいさ!」
という方も居ますが、荷物を積むのになれていない人だと相当に時間がかかりますし、面倒です。ちょっと荷物を取り出すのにすごい時間がかかるとか…
というわけで、そもそも積載性が高いか、積載量アップのための拡張性は高いか、というのは大きな要素になってきます。
ツーリング向きのバイクの車種について
「どんな特徴があればツーリング向きなのかは分かった。けれど、じゃあそれを実際に備えているバイクってどんなものがあるの?」
と思われるかと思います。別の記事に、250ccクラスと400ccクラスでツーリング向きのバイクの車種についてまとめた記事がありますので、こちらをご覧ください。
おわりに
今回は、ツーリングに向くバイクはどんな特徴を備えているのか、という内容についてまとめました。
もちろん、今回挙げた内容に当てはまらなくても全然ツーリングは可能ですし、ある程度ライダーの体力に依るところが大きいので、あくまで参考程度で大丈夫です。
今までのバイクはツーリングですごく疲れるから、次は絶対にツーリング向きのバイクにしたい!という方には特に参考になるかと思いますので、是非良い相棒を見つけてください!
今回は以上です!