中学の友達5人でツーリング

【バイク】バイクに乗ることのメリットとデメリットをバイク歴8年の男がありったけ書いていく。

今回は、バイクに乗ることのメリットとデメリットについてまとめてみました。

なぜそもそもこんな記事を書こうと思ったのか。

それは、現在のバイクを取り巻く環境をどうにかできないだろうか、と考えたからです。

私はバイクが大好きです。

今の私を形成している要素の少ないない部分はバイクが影響していますし、現在の私のメンタルヘルスを良好に保っている要因の一つでもありますし、バイクが原因で縁のできた知人もいますし、このブログもそもそもバイクに乗っていなければ書こうとも思わなかったでしょう。

バイクはとても良いものだと思います。

が。

現在、日本のバイク業界に目を向けてみるとどうでしょう。

もう衰退の一途。

日本が高齢化その他要因で国際的競争力をどんどん失っていくであろう下降線よりも速いスピードでバイク業界って衰退していると思いませんか…?

(もちろん海外ではその限りではないのでしょうが、しかし長い目で見ると(20年とか30年とか)人々は車にシフトしていくような気がします)

じゃあどうやってバイク衰退を対策していこうか…と考えた時に、まあまずは現状分析してみようじゃないかと。SWOTでもなんでもないですが、とりあえず冷静にバイクというもののメリット/デメリットを真面目に考えてみようじゃないか、ということでこの記事をかくことにしました。

真面目に考えてみたので、地味に長い記事になっているかもしれません。あしからず。

あ、あと、最後にバイクの印象を高めようかなと思ったので、まず最初にデメリットを、最後にメリットを書いております。

2019/03/21時点では、デメリットが12個、メリットが9個となっております。デメリット多いですねー…

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目次

バイクに乗ることのデメリット

事故を起こした時の死亡率が高い = 危ない…

イメージとしてありますよね。「バイクは危ない乗り物」だと。

私も子供の頃、バイクは危ない!と親から言われていた気がします。

じゃあ実際のところはどうなんだろう探してみると、いい感じにデータをまとめてくださっていた記事がありましたので、そちらをのぞいてみました。

こちらの方のデータは、

  • 統計データは、登録台数が原付「JAMA|二輪車保有台数」の平成26年度
  • 自動二輪車「自動車検定登録情報協会|自動車保有台数」の平成27年度
  • 事故情報・死傷要因は「警視庁|統計」の平成27年度

を参考に出しているようで、サマリとしては下記の通りです。

自動車の死者、重傷者、軽傷者数を倍率1倍とすると、

  • 原付(~125cc)は死者1.64倍、重傷者4.93倍、軽傷者0.7倍
  • 自動二輪車(126cc~)は死者7.06倍、重傷者10.0倍、軽傷者1.39倍

ということで、(原付の方は軽傷者が車より低くなっていますが、それ以外は総じて)自動車と比べて確かに事故を起こした場合の身的ダメージが大きいといえるようです。

というわけで、世間の声と実際のエビデンス共に、やはりバイクは危ないというのは間違いないようです…

「バイク乗るの?あぶなーい」って言われる。家族や非バイク乗りの友人から…

先ほどの話と被りますが、やはりまわりの人から「えっバイク?危ないんじゃないの?」って言われます。

それをどう捉えるかはその人個人の問題ですが、まああまりいい気はしないですよね。

立ちごけする可能性あり…

バイクというのはなんと不完全な乗り物なんでしょう。

ライダーが支えていないと自立せず、倒れてしまうんですね。

また、バイクって意外と重くて、200kg程度の重さがあったりもします。

これが自立しないということは…はい。ライダーがコントロールして支える必要があります。

が、パワーの配分などを間違えれば…がっしゃんします。

雨天は乗れない。乗れるけど危ないし靴ぐちゃぐちゃなるし…

雨の日はバイクにとっては辛いですね…

雨の日にわざわざバイクに乗る気にはならないですし、ツーリング中に雨に降られた場合は本当に修行です。大雨に降られた時の荷物が濡れるなんともいえない気持ちや、特に靴(と靴の中身)が濡れた場合のテンションの下がり具合は半端ないです…

また、雨の日は周りの状況が分かりにくいですし(車も同じですね)、雨の日のマンホールは本当に危ないです!!

というわけで、雨天の場合はバイクに乗りたくないですね…

冬は乗れない。夏は暑い…

冬は降雪地域では乗れませんよね。

雪が降らない地域だったとしても、気温5度とかの中を走る気にはなりません…指先と足先の冷えも深刻です。

じゃあ今度は夏はどうなの、というと、「バイクは夏は走っていて涼しそうだねー」と言われますが、まあ普通に地獄です。めっちゃ暑いですよ普通に。

またこれが渋滞にでもはまろうものなら、上からは太陽の熱、下からは路面の照り返し熱、足元からはバイクのエンジンの熱の地獄の三拍子揃ったアツアツコンボがキマります。

最悪です。

バイクが気持ちい季節といえば、3~6月、9~11月位ですね。

荷物があんまり積めない…

スクーターならそこそこの積載性がありますが、所謂普通のバイクでは積載性は皆無です。

シート下に若干のスペースがあったりもしますが、猫の額程度のもので期待はできません。

リアボックスをつけたりシートバックを装着したりサイドバッグを装着することで若干拡張されますが、車の積載性と比べたら圧倒的に乏しいですね。

バイクは結構高かったりする…維持費もかかるし…

所謂バイク、250cc以上のものの価格を見てみると、
250ccクラスで60万円程度(モノによります(もっと安いマシンもあります)。YZF-R25やNinja250はこの程度です。CBR250RRなんかは75万円を超えてきます)、
大型バイククラス(600cc以上)となると、100万円近い価格設定のものが多く、ハイエンドのものであれば100万円はゆうに超えてきます。

また、維持費もそれなりにかかります。

新しいバイクを新車で買った場合であれば、暫くはあまり気にしなくても大丈夫ですが、それでも洗車、オイル交換、チェーンメンテナンス、他にやっぱりカスタムをしてみたり…などで地味にお金がかかります。

バイク駐車場が無い…

ないです。特に都会はないです。

この駐車場がないというのは、もちろん都会での出先の話はもちろんですが、バイク(原付ではなく)を置くことが可能な物件というのがそもそもかなり少なくなっています。

自転車の中に気にせず突っ込めるような方であればアレかもしれませんが、バイクも地味にお値段張るので、それを自転車の中に突っ込んで外装に傷がついたら…と思うととても自転車と同じところには置けません。

また、上記のような理由やその他理由があって自転車用の駐輪場に置かないと、こんな感じのトラブルになったという私自身の体験談もありますので、まあやはりバイクの置き場所問題はデメリットとして小さくないと思います。

以前はバイクは道端においてOKという暗黙のルールがあったようですが、2006年のバイク狩りからこれは禁止、その割にバイク駐車場なんてほぼ無いわけですからバイクユーザは激減したのではないかと思われます。

もちろん、バイクを歩道の邪魔なところに置くことは私も大反対ですが、歩道があって、という場所であればバイクを駐車させてくれてもいいんじゃないかなと思ったりもします。

スイスに旅行に行った際は、駐車場が歩道と車道の間のスペースでいい感じに設置されており、こういう所はすごく良いなと思いました。

盗難のリスクあり…

日本は平和な国ですから…

といって鍵もかけずにバイクを放置していたら盗難されていた、なんて話はしばしばあります。(鍵をかけていても高級なバイクであれば盗まれることがあります)

怖いですよね…

バイクに対する世間の認知がイマイチ…

「バイク?あの煩くてヤンキーが乗る乗り物でしょ?」

みたいなイメージは、まあ人によってはまだ持っているのかなと思います。

実際、バイク乗りの私が聞いても煩いバイクというのはしばしば居ますから、こうした認知はまあ間違ってもいないかもしれません…

が、多くのライダーはマナー良く乗っているわけで、こうした一部の人間の行動がバイク全体のイメージになってしまうというのは悲しいですね。

髪型が崩れる…

ヘルメットを被りますので、仕方がないですが…

運転を交代できない…

車であれば眠くなったり疲れたら運転を交代してもらえば良いですが、バイクはそうもいきません。

仮に2人乗りでツーリングに出ていたとしても、保険の関係で運転が交代できない、ということになると思います。

バイクに乗ることのメリット

というわけで、バイクのデメリットをめちゃめちゃ書いてきました。

冷静にまとめてみると、もうホントなんでバイクに乗ってるんだよ…バイク乗りってみんなバカなの?って思えるくらいです。

が、ここから挽回!バイクのメリットをたくさん書いていきます!

超楽しい!!

本当に月並みですが、もうこれです。

何故私がバイクに乗っているか、そう聞かれたら、もうこれ「楽しいから」が一番最初に口をついて出てきます。

これは乗ってみないとわからない、って私がネットで事前調査した感じだと大体どのブログにも書いてありましたが、まさにその通りで、乗れば分かります笑

ただし!

どうやら適性もあるようで、私の体感だと3:7位で3の方はバイクにハマれないタイプの方もいるようです…

もう少し、じゃあ具体的に何が楽しいのかを書いてみようと思います。

アクセルを捻ればそこは非日常!

400cc以上のネイキッドバイクやスポーツバイクであれば、アクセルを捻れば体が置いていかれるような加速感を感じることができます。マジです。

日常で加速感というかGを感じることってあんまりないですよね。それを感じることができるんです。そう、バイクならね!(制限速度は守ってね)

「車だってアクセル踏めばまあまあ速いよ!」という方もいるかもしれませんが、まあ大型バイクなんて乗ったら別次元です。大型バイクはアメリカバイク以外なら多くのマシンが時速0km~100km加速が3秒台ですね。遅くても4秒台でしょうか。マジで速いです。

風を切る爽快感!

バイクは生身なので事故を起こした場合のダメージが大きくなることは前述の通りです。

が、バイクは生身なので外からの情報量も多いわけなんですよね。それこそ風を切って走っていく感覚とか。

また、海のが近くなってくれば海のにおいが、山に入っていけば緑のにおいが色濃く感じられますし、寒い日に入るトンネルのあったかさに感動したり…とにかく外から受ける感覚量がバイク以外の乗り物に乗っている時よりも多いのでリアル感を感じることができます。

ああ、今自分は自分自身の意思で旅をしているんだ…という圧倒的主人公感!

バイクで1人、ロングツーリングをしている時は、「ああ…今旅してる…っ!!」感を強く味わえます。

なんというんでしょうか。主人公感と名付けてみました。

はい。とにかくこんな感覚を感じることができます。

平日通勤しているゾンビのような私。でも休日バイクに乗ると超生き生きするよ!

私は平日は電車で都心に通勤しています。その時の私はもうゾンビですよ。

なんとなく同じ電車にのって満員電車に揺られて、「ああこんな天気のいい日に私は何をしているんだっけ…あれ?そういえばなんで生きてるんだっけ…?あっもう死んで…」みたいなことを考えています。

が、バイクに乗っている時はそんな死んだような考え方は微塵もなくて、超生き生きしてます!

バイクがカッコいい!バイクに乗ってる自分カッコいい!

バイクってカッコイイですよ!!

また、そんなバイクに乗ってる自分カッコいい!って思うようになります笑

ガラス張りの建築物とかがあったら、走っている自分とバイクの様子をガン見してしまったり(前方注意!)、愛車がカッコいいから写真を何枚も撮ってしまったり、あまつさえ自分が乗っている写真を遠隔操作でシャッター切ったり笑

とにかく、なんだかこうポジティブな気持ちになってきますよ。

ちなみに、バイクをかっこよく撮影したい方向けに記事を書いておりますので、興味のある方は御覧になってください。

渋滞の影響を受けにくい!

私は普段あまりすり抜けはしませんが、しかし、日曜日の東京への上り方面の高速道路渋滞(中央道なんかは20km以上の渋滞になり、平常時+1時間以上とGoogleMapで表示されることもしばしば、というかいっつもそうです)に捕まった時なんかは抜けます。

また、観光地で駐車のための渋滞が起きていても、遠くから駐車場のおじさんが、「バイクこっち!ここ抜けてきて!」みたいな感じで渋滞回避を誘導してくれたりもします。

バイクに乗ると脳が活性化する!

昔から思っていたんですよね。

バイクにのるとなんか脳が冴えるというか、頭の調子がよくなるというか。

逆に数週間バイクに乗らないと頭のキレがイマイチになるというか…

これについて、実際に研究が行われていたようです。

東北大学の川島隆太教授(ニンテンドー『DS』で大ヒットを記録した「脳を鍛える大人のDSトレーニング」で有名な教授 とのこと)の研究で明らかになったようです。(ちょっと被験者(サンプル)の数が少ないのが気になりますが)

普段頭使い系の仕事(ITコンサル兼SE)をしている私にとっては嬉しい話です。

バイクに乗ると「幸福度」「自信」「ストレス解消」に良い影響がある!(女性への調査)

こちらは女性限定のようです(男性に効果が無いとは明言されていないが不明)。

  • 幸福度
    • バイクに乗る女性は、バイクに乗らない女性に比べて21%も自分は幸福だと思っている
  • 自信
    • バイクに乗る女性は、バイクに乗らない女性に比べて17%も自分に自信があると思っている

など、バイクに乗る女性には多くの良い影響があるそうです。

2013年にハーレーダビッドソンによって行われた調査の結果で、バイク乗り、非バイク乗りそれぞれ1000人以上にヒアリングを行ったということで、かなりの信憑性がありそうです。

データソースはこちら(海外の記事)です。

いやしかし、合計2000人以上へのヒアリングの結果で、20%近い差が発生するということはすごいことですよね!

怪しげな宗教とか自己啓発本とか読んでるくらいなら、とりあえずバイクにのった方が良いのでは…?と思いますね。

観光地に行って駐車場が混雑しててもバイクなら停めさせてくれる!(ことが多い)

私の体験談です。1度や2度ではなく、50度や100度位の経験談です。

やはり車と比べると省スペースのため、なんとか置かせてもらえることが多いです。

また、前述の通り、ライダーさんがよく来るような観光スポットでは、駐車場の方が積極的にバイクへの案内をして下さるので本当に助かります…!!

旅先の人が優しい!

私の体験談えす。こちらも1度や2度ではなくの体験談ですね。

普通のホテル(ビジネスホテル)等では全然そんなことは無いですが、そこが民宿や民泊だった場合は、「そこは雨が降ったらバイクが濡れてしまうからこっちへ」とか、「そこは下が土だからこっちの方が」とか、「このあたりのライダーさんがよくいくスポットはね」とか、結構話をしてくれることが多いですし、優しいです。

本当に、いつもありがとうございます…!!

交流が増える!

バイクが趣味の人と仲良くなります

私のケースですと、地元の友人のバイク乗りとは、地元の友人の非バイク乗りよりも親密度が変わってきますね。ツーリングに行ったりバイクの話をしたりで仲良し度があがっていくんでしょう。

他に、勤務先でバイクが趣味の人が居ると、結構盛り上がりますね。

私は勤務先の人とツーリングに行くこともしばしばありますし。これバイクがなかったら決して繋がることのなかった縁ですよね。

バイク乗りという共通点だけで感じる不思議な連帯感!

観光地や絶景スポットの近くでは、「ヤエー」したりして一体感的なものを感じたり、

雨の日にすれ違うバイク乗りの人には「いやホント大変ですよね。気を付けて旅しましょう」的な念を送ったり(心の中で笑)、

なんというか、バイクに乗っているというだけで不思議な連帯感のようなものを感じます。

おわりに

というわけで、今回は「全力で」バイクのメリット/デメリットについてまとめてみました。

分かってはいましたが、デメリット多いですねー笑

しかし、快適なことが多いこの世の中であえてデメリットが多い乗り物に乗るという点にすごく重要なポイントが隠されている気がします。快適さを求めるのであれば、車に乗ればいいんですからね。

それでもバイクに乗る人が居て、人口は多くないかもしれませんが熱烈なファンが居て、というのは、やはりポイントですよね。

はい。

実は私、明日(今日)会社の同僚とツーリングに行く約束をしているので、そろそろ寝ます!(現在AM1:40)

というわけで、今回は以上です!

Youtubeでもレブル250/グラディウス400/GN125の情報を発信してます! (登録してもらえると超喜びます!!)
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