【新型CL250 インプレレビュー】新型CL250の良いトコロと悪いトコロをまとめてみました!『メリット/デメリットまとめ』

  • 2023年6月25日
  • 2023年7月10日
  • CL250
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新型ホンダCL250を購入してはや1か月が経過しました!(丁度この記事を書いているのが、1か月点検で訪れたホンダドリームさんです)

というわけで、そこそこCL250というバイクの素性が明らかになってきたので(個人的に)、今回はCL250インプレ第二弾として、「良いところ、悪いところ」という観点で私がこの1か月に感じたことをまとめていこうと思います!

既に全体を眺めるタイプのインプレ記事は書いてしまっていますので、今回はこうした断面でCLを解剖していきます!

なお、現在の私のCL250は、

  • 購入から1か月経過したタイミング
  • 購入から1200km走行している

というところで、慣らしも終わってラフに走り始められたかな、というような段階です。

Youtubeでもレブル250/グラディウス400/GN125の情報を発信してます! (登録してもらえると超喜びます!!)

CL250の良いポイント(メリット)

レブルよりも何処にでもいける感!

このためにCL250を買ったので当たり前ですが、私が過去所有していたどのバイクよりも「何処にでも行ける感」が強いです!

あえてライバル(?)になりそうなレブルと車種を明示しましたが、レブルに限らず普通のオンロードバイクと比較したらCL250が走破できる道の多さは圧倒的に多いです。

例えば、Youtubeの方では結構アップしていますが、オンロードマシンでは絶対に通らないだろうなという非舗装路、ダートなどもCL250ならどんどん突っ込んでいけます!

フラットダート(の中でも比較的易しいタイプの道ね)なら気兼ねなく冒険できます!

今までバイクに乗っていて、「うわーあっちの砂利道、絶対楽しいじゃん!でも…このマシンじゃ突っ込めないよなな…」というツーリング中の冒険しきれない感が、CLならいけます!

スタイリングが良い!純正マフラーカッコいい!

今まで私がオフロードバイクを選ばなかった理由としては2つありまして、

  • オフロードバイクの見た目がちょっと好みではなかった…
  • オフロードバイクだとオンロードのコーナリングで懸念あり…

というところで、結構「見た目が個人的にハマらない」というのがネックになっていました。もちろん、そこに目をつぶってでもオフロードバイクを買うメリットはあるのですが、やはり見た目を愛せないバイクを買うというのはどにも腰が上がりません…

そこでCL250です!

CL250は大ヒットしたレブルベースのスタイリングで、それを絶妙にオフロード向け…とまではいきませんが、スクランブラーやトラッカー要素を取り入れたスタイリングで仕上げてきています。

個人的にはこのタウンユースでも違和感が無いスタイルというのがとても好みでして、このマシンの情報が出てきた時に即予約してしまいました。

また、CL250の一番のアイコンだと思っているドデカマフラーも大変好みです。

バイクにそこまで詳しくない人から出てくるコメントとして必ず上がるのが「このバイクのマフラー、凄いデカいね!」でした。(もちろん、カッコ良いじゃん的な意味を含んで)

私も大変にこのマフラーは気に入っておりまして、レブルではマフラーを20本以上購入して取り付けしてきましたが、CL250は逆に交換したくないなと思わせるナイスなビジュアルです。

さらにこのマフラー、見た目でけではなくサウンドが素晴らしく、レブル250よりも低音と全体音量が若干アップしており、しかも少し反響するような音造りになっており、純正から交換する必要ないよねと思わせてくれる1本です。惚れました。

クラッチが軽い!

クラッチは本当に軽いです!握っているのか握っていないのかよくわからないレベルで(???)軽いです!

私はレブル250の前期型(MC49 2017~2019)に乗っていますが、それと比べても明らかに軽いです!(システム的にはMC49レブル 2020年~CL250は同じだとは思います)

もともとレブル250前期の時点で特にクラッチの重さに不満はなかったのですが、そこからさらに重さが半分になった印象です。

これにより、渋滞がひどかったとしても手の疲労はとても低いですし、積極的にギアチェンジをしたくなるような思いにさせられます。

とにかくこの羽クラッチは素晴らしい!

クラッチの軽さって、一般的にはバイクを選ぶ決定的な要素にはなりにくいですが、個人的にはとても重視していまして、クラッチが重いバイクはどうしても選択肢から外れてしまいます。ロングツーリング時に手の疲労が溜まってしまい、ツーリングに集中できなくなってしまうんですよね…

ともあれ、CLはクラッチのフィーリングが素晴らしいです!

ハンドリングが軽い!

CL250はハンドリングが極めて軽いです!

これは私のYoutube動画のファーストファーストインプレ動画でも言っていますが、同じエンジン、電装系の一部を共有するほぼ兄弟車のレブル250と比べても、マジで圧倒的にハンドリングが軽いです。

私自身かなりの違いを感じましたが、実は少し前に、レブル250/レブル500乗りのお二人と、バイク乗り比べツーリングをしたことがありまして、そこでお二人がCL250のハンドリングの良さに感動していましたので、やはり間違いなくCLはハンドリングが軽いと言ってよいかなと。

このハンドリングの軽快さが、レブルよりもさらに人馬一体感を生み出してくれ、コーナリングでのフィーリングも素晴らしいですし、よりCL250とライダーの相棒感を高めてくれているのかなと思っております。

レブル250と比べて、車重はどちらも約170kgということで違いは無いはずなのですが、CLはレブルの2/3くらいの車重なのではないかと勘違いさせるほど軽快なフィーリングです。

既にカスタムパーツが多く発売されている!

やはり今の時代、「カスタムが出来る自由度の高さ」は一定のウリになるとメーカーさんも思ったのか、250ccクラスの人気車種ではカスタムパーツがかなり多くなっている印象です。

昔と違って、海外メーカーのパーツもより購入しやすくなっているのも大きいと思います。また、ガラパゴス車種ではなく、グローバル展開する車種が増えたというのも、カスタムパーツが多くなっている理由かなと思います。嬉しい!!

で、翻ってCL250界隈に目を戻しますと、車両本体が発売される前から、かなりカスタムパーツの種類が豊富でした。レブル250の発売された直後よりもCL250が発売されたタイミングの方がカスタムパーツが多いのではないか?と感じております。

個人的にはかなーり嬉しいです!!

一部カスタムパーツがレブルと共有できるものもある(多少)!

プラットフォームがレブル250とある程度共通ということで、レブルから移植可能なカスタムパーツもそこそこ存在します。私は現在でもレブル250を保有しており、CL250と同時にカスタムを楽しんでおりますから、レブル用にストックしておいたカスタムパーツも結構家に転がっていました。

ので、CL250に流用トライしてみたところ、そこそこポン付けできる製品もありました。

例えば、今ではメーカー側もCL対応と謳っていますが… KIJIMAのエンジンガードであったり、ヘッドライトやウインカーアクセサリ、レブル用のサイドバッグ(フレームマウントタイプ)などはほぼほぼレブルとCLで共通的に使用できます。

ただし!

個人的にはもっとレブルとCLで共有できるパーツが多いのかなと見込んでいたのですが、思っていた以上に各部の仕様が異なっており、意外と流用できないパーツが存在しますので、このあたりは注意が必要です。

燃費が良い!

レブル譲り(さらに祖先としてはCBR250R MC41ですが)の間違いない単気筒エンジンということで、燃費は素晴らしく良いです。

私のCL250は、林道に行って低速ギアで結構回したなーという時でも、30km/Lを切ることはなく、普通に街乗りしている分には32,33km/L程度の燃費となっております。

なお、私の所有するレブル250は、ロングツーリングに行けば38km/L程度は出ますし、街乗り時は32,33km/L程度とCL250と同じですので、CLもロングツーリングでは30km台後半は出るのではないかと思います。

ともあれ、素晴らしい燃費です!

回せば結構走れる!

最初は慣らし運転のことも考えて、あまりエンジン回転数は高めないように、アクセルも開けすぎないように…とかなり気を使っていたのですが、最近では慣らしも終わりだろうということで、わりとラフに走っております。

そこで気づいたのですが、「CL250、回すと結構パンチある走りするじゃん!」ということです。

シグナルダッシュでは、1速2速で引っ張れば、すぐに時速50km/h程度まで加速します。

おそらく… 下道で出せる上限スピードまでの加速であれば、純正レブルとトントンか、もしかしたらちょっと速い?くらいのポテンシャルを秘めていそうです。

ただ、私のレブル250はトルク型のカスタムマフラー(ワイバンマフラー)と、ブリスクプラグを入れているからか、CL250純正よりもトルクがあるように感じられ、現在の状態での比較だとレブルの方が速い気はします…が、まあ、でもCL250、結構速いですという感想でした。

振動が少なくて下道だとかなり快適!

振動は、250cc単気筒というクラスであることを考えると、かなり少ないです!下道レベルで6速巡行している分には、これは単気筒なのかと疑うほどです。

ただし、時速60km/hまでは快適ですが、時速75km/hあたりになってくると急に振動が増え、正直90km/h巡行ではハンドル、ステップ、シートからの振動がとんでもないことになります。

ので、あくまで下道限定の話となりますが、基本的には下道しか使用しないライダーの方であればとても快適なツーリングを楽しめると思います!

意外と取り回しがしやすい

そのシート高から、レブルと比べると車格が少し立派に見えるCL250ですが、ハンドル位置が絶妙&シートにも腰当てしやすいという点で、意外と取り回しは楽です。(腰当てはしない方が取り回しはしやすいよ、というのはもちろんありますが…)

CL250のイマイチなポイント(デメリット)

パワーがもう少しあれば…

やはり、単気筒250cc、最高出力24PSということで、非力な感じは否めません。

私は基本的にCL250では1人乗りしかしないので大きな問題にはなっていませんが、これでタンデムするシーンが多かったらかなりストレスに感じるかなと思います。

パワー不足を感じるのは、

  • 登り坂
  • 高速道路(追い越ししようと思った時のパワー)

です。

登り坂では、もちろんギアを下げて回転数を上げればまあもちろん登っていくのですが、その時の振動たるやなかなか凄まじく… あまり快適とはいえません。普段400ccのグラディウス400(55PS)や、ストリートトリプル(85PS)などに乗っていますので、バイクを乗り換えると非力さがより気になってしまいます。

とはいえ、これはCL250が特別パワーが無いというわけではなく、レブル250も同じような傾向です。

もし殆どオンロード用途で、パワー不足で悩みたくない…ということであれば、CL500をおススメします。

以前レブル500に試乗しましたが、レブル500でパワー不足だなあと感じるシーンは殆どありませんでしたので、兄弟車であるCL500なら安心です。

ただし、CL500はCL250と比べて20kg程重量が重いため、林道もそこそこ走るんだよなあ…という場合は悩ましい判断になります。あと、CL500の方が25万円程お高いのも…悩ましいですね。

ブレーキフィールがイマイチ

最近では慣れてきましたが、CL250に乗った当初はかなり気になっていました。ブレーキフィールがソフト過ぎる効きで、個人的にはマイナスポイントでした

最大制動力はブレーキシステム的にも十分なポテンシャルを秘めているはずですが… 初期タッチを含めブレーキの効き具合はかなりマイルドです、フロント/リア共に同じ傾向です。

個人的にはカチッと効くタイプのブレーキフィールが好みなので、オンロードではかなり不満でした。

ただ、最近では結構林道を走るようになってきておりまして、林道での下り坂のシーンでは逆に「このブレーキタッチで良かった」と思わされるシーンが多く… 結果、絶妙なセッティングなんだなあと今では思います。

が、オンロードでは相変わらずちょっと…と思っていますので、イマイチなポイントとして挙げておきます。

足つきが悪い(シート形状とステップ位置のせい)

CL250は、シート高が780mmと、レブル250と比べると約10cm程アップしました。

とはいえ、一般的なロードバイクと同じ程度のシート高ですので、そこまで足つき悪いってことも無いのでは?と思っていましたが... 実際に乗ってみると思ったより足つきが良くない!

この理由としては、全く絞られていないシートと、絶妙に微妙な場所に配置されたステップ位置問題があると思います。

オフロードバイクなんかではシートがかなり狭くなっており足つきを阻害しないようにされていますが、CLでは残念ながらシート形状は幅広なままで、特に絞られていないように見えます。

また、ステップ位置も…率直に言えば邪魔な位置にありまして、そのまま足を下ろすとステップに当たります。ので、少し足の位置をズラしたりすると、その分足が地面に着くまでの距離が長くなってしまい、足つきの悪さに貢献しています。

と言っていましたが、身長170cm、足の長さ恐らく普通の私としては、オンロードで足つきが不安だと思うことは無いので、まあまあ、致命的なデメリットではないかなと思いつつ、あと少しの工夫をしてほしかったなという思いはあります。

また、林道に突撃した時には、この微妙な足つきの悪さが気になるシーンはあります。

シートのクッション性がイマイチ

CL250のシートは、そこそこ幅広で、シートを押した感じはクッション性も悪くない気がするのですが、実際にそこそこの時間を乗っているとお尻が痛くなります。私の場合は1時間以内でお尻が痛くなりますね…

レブル250では、もう少し痛くなるまでの時間が長いですし、ストリートトリプルと比べてもやはり痛くなりやすいです。

(メイン座席側はそんな印象なのですが、翻ってタンデム座席側では座面が広くとられているお陰でレブルよりも良いとのことでした)

シフトペダルの隙間が狭く、オフブーツとの組み合わせが最悪

タイトルの通りですが、シフトペダルの隙間が狭いです!レブルと比べてみても、ペダルまでの距離が短くなっておりシフトアップする際は結構しっかり足をペダルの下に入れないとシフトチェンジがしにくいです。

オフブーツを履いてCLに跨ってみましたが、そこそこシフトペダルの調整をしないとオフブーツでの走行は出来そうにありませんでした。

現在、他車種のシフトペダル流用を検討中です…

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