近年、カフェレーサーブームがとても盛り上がっていますね!
少し前までは、カフェレーサーというのはベース車両があって、それに対してカスタムしていって初めて手に入るマシンでした。しかし、最近ではそのカフェレーサーブームに注目したメーカーが、カフェレーサーライクなマシンを続々と投入してきました。
というわけで、現在は新車時点で既にカフェレーサーというマシンを手に入れることができるようになりました。お金があれば。
今回は、それら新車時点でカフェレーサー、というマシンをまとめてみました!という記事になります。
「カフェレーサーが欲しいけれど、カスタムする時間が無いんだよなあ…」という方にはかなり参考になるかなと思います!
ちなみに、本記事は「カスタム無しで」カフェレーサーを手に入れる方法についてまとめていますが、「カスタムして」カフェレーサーを手に入れたい方には下記の記事がオススメです。
- 1 新車でカフェレーサーなバイク
- 1.1 YAMAHA XSR900/XSR700
- 1.2 SUZUKI SV650X
- 1.3 KAWASAKI Z900RS Cafe
- 1.4 KAWASAKI W800 CAFE
- 1.5 Norton(ノートン) Commando 961 Cafe Racer
- 1.6 Ducati Scrambler Café Racer
- 1.7 BMW R nine T
- 1.8 Triumph(トライアンフ) Street Cup
- 1.9 Triumph(トライアンフ) THRUXTON
- 1.10 MOTO GUZZI(モトグッチ) V7 Racer
- 1.11 Royal Enfield(ロイヤルエンフィールド) CONTINENTAL GT 650
- 1.12 HONDA DREAM50
- 1.13 SKYTEAM ACE125
- 2 おわりに
新車でカフェレーサーなバイク
YAMAHA XSR900/XSR700
出典:YAMAHA公式
いわずと知れたYAMAHAの大ヒットモデル、MT-07/MT-09と同じプラットフォームを持つマシンで、外見をクラシカルに寄せているモデルとなります。YAMAHA公式でもヘリテージモデルという区分けになっています。
こちらは、新車時はカフェレーサーというよりはスクランブラーという感じじですが、ハンドルとミラーを交換してしまえば一気にカフェレーサーに出来ます。
新車購入価格がMTシリーズよりも高く、中古も球数は少ないため入手するにはそれなりにコストがかかってしまいますが、外車を購入するよりもお安いですし信頼性も高いですから、かなり良いマシンかと思います。
また、MT-09の方は3気筒で、サウンドが面白いのも個人的には好みです。
お値段としては、新車価格でXSR900は104万円程度、XSR700は90万円程度となっております。
これだけ質感の高い製品ですので、このくらいの価格になってしまうのは納得です。MT-09が100万円程度ですので、プラス4万円であることを考えると比較的良心的かなと思います。
SUZUKI SV650X
出典:SUZUKI公式
SUZUKIのグラディウス650と同じプラットフォームを持つSV650の派生モデルであるSV650Xです。
こちらは、ネイキッドであるSV650にカウルが装着されている他、シート周りもクラシカルなものに一新されています。
ちょっとピュアカフェレーサーというには野暮ったい部分もありますが、SVシリーズの信頼性のあるエンジン、低速から極めて高いトルク感、燃費の良さなど、実際に乗るにあたってもメリットが十分ある良いバイクだと思います。
650ccではありませんが、同じプラットフォームをもつグラディウス400を所有している筆者ですが、スポーツ走行が得意にして、燃費も良い、加速も良い、振動も少ない、とホント素晴らしいバイクですので、走っても十分楽しめるバイクのはずです。
お値段はかなりお財布に優しく、新車価格で78万円となっております。ありがたい!!
KAWASAKI Z900RS Cafe
出典:KAWASAKI公式
KAWASAKIがZ900RSを復刻させて話題になりましたね。過去のZシリーズの雰囲気の良さはそのまま残しつつ、各部は現代にあわせてモディファイしてきた名作バイクだと各雑誌/ネットで評価されていました。
そのZシリーズが発売されて割とすぐに、今度はZ900RS CAFE仕様が出てきました。
見た目に関してはハマるハマらないあるかとは思いますが、中身は間違いないです。
しかし、お値段が国産バイクとしては結構お高めでして…新車価格は135万円となっております。Z900RSと比較して2万円程度しか値段を上げていないというのは、かなり努力しているなあと思います。
KAWASAKI W800 CAFE
出典:KAWASAKI公式
昔からラインナップされているW800の公式カフェレーサータイプです。以前はカフェレーサータイプは無かったと記憶していますが、近年のブームに寄せてきたのでしょうか。
他の大型バイクのカフェレーサーと比べると、もともとのマシンスペックがスポーツ走行寄りではないので、走りもガシガシ楽しみたい!という方は他のマシンにした方が良いかもしれません。このマシンはどちらかというとトコトコした走りを楽しむ印象のバイクです。
新車価格は110万円程度となっております。こちらは、W800と比べて11万円程度高いお値段設定となっております。ちょっと他のマシンと比べるとノーマルタイプとの価格差があるかなあという印象です。
[long_article_ad]Norton(ノートン) Commando 961 Cafe Racer
出典:Norton公式
ノートンは昔からカフェレーサーの老舗のメーカーです。見た目については…昔から変わっていないような気が…
もちろん私は乗車したことが無いですし、まわりに乗っている人もいないので実際のインプレは分かりません…
新車価格は、公式サイトによると330万円ということで…国産カフェレーサーが3台新車で買えるような価格設定となっております…うーん、手が出ないですね…
昔からあこがれだったんだ!とか、スタイルが完全にハマっていてこれじゃないと嫌だ!というケースでなければ中々選べない高級マシンです。
Ducati Scrambler Café Racer
出典:Ducati公式
最近Ducatiが出してきたScramblerですが、それに気づけばcafereacerスタイルが追加されていたようです。
このDucati Scramblerですが、様々なタイプが展開されておりますが(MACH2.0, STREET CLASSIC, FULL THROTTLE , CLASSICなど)、このcaferacerだけは前後同一ホイール(他はフロント18, リア17)となっており、カフェレーサーとして良いとされている前後同インチに寄せてきています。流石Ducati!こうしたところはcaferacerと名乗るためにちゃんとモディファイしているようです。
新車価格としては140万円程度ということです。
えっ…意外と安い…!!
国産バイク水準の価格帯ということで、正直、かなり心が揺さぶられますね…もちろん、お金云々よりも自分が乗りたいマシンに乗るのが一番なんですがね。ええ。
BMW R nine T
出典:BMW公式
BMWからもカフェレーサーのマシンが発売されていました。R nine Tです。私は…殆どこのマシンを見たことが無いですね。かなりレアなマシンかと。
BMW特有のボクサーエンジンを搭載しているカフェレーサーマシンということで、乗り味はかなり気になります。
お値段としては、R nineTで価格は205万円程度、最も安いR nineT Pureで173万円程度となっております。
BMWにこだわりのある方、乗り味が気に入った!という方以外にはちょっとお高めに感じてしまうマシンかもしれません。
Triumph(トライアンフ) Street Cup
出典:トライアンフ公式
こちらもカフェレーサーを以前から販売しているトライアンフさんのマシンです。
実際に保有しているオーナーの声をまとめると、「意外と軽い!クラッチ軽い!人馬一体感がすごい!楽しい!」とのことです。
新車価格は120万円程度ということで、外車であることを考えるとかなりお値打ちなのではないかと思います。
Triumph(トライアンフ) THRUXTON
出典:トライアンフ公式
同社のネイキッドバイク、ボンネビルがベースになっているカフェレーサーマシンです。
スラクストン1200 (無印)と、スラクストン1200Rの2種類が存在しており、1200Rは一部外観装備がグレードアップされているのと、足回りが強化されております。
無印のスラクストン1200が160万円、スラクストン1200Rが185万円となっております。
国産のカフェレーサーマシンと比べると50万円程度価格が上がってきますので、悩むところですね…
スタイルとしては国産のカフェレーサーとは異なり、完全に「いわゆる」カフェレーサースタイルですので、元祖カフェレーサーを選びたいというのであれば、スラクストンやStreetCupを選ぶのが良いですね。
MOTO GUZZI(モトグッチ) V7 Racer
出典:モトグッチ公式
MOTO GUZZIも昔からカフェレーサーバイクを発売しているメーカーです。
詳しいインプレはこちらに任せるとして、個人的に気になっているのは出力が50ps程度というところです…
新車価格は140万円程ということで、外車としては手のとどきやすい価格設定となっております。
Royal Enfield(ロイヤルエンフィールド) CONTINENTAL GT 650
出典:ロイヤルエンフィールド公式
昔からあるバイクメーカーであるRoyal Enfield。
そのクラシカルなバイクが同社の売りであると言えばそれまでですが…このマシンもやはりその通りのマシンのようです。
結構な振動、剛性の低い車体、スペックもあまり高くないエンジン…
このバイクは見た目こそカフェレーサーではあるものの、トコトコと走らせるのが向いているバイクなのかもしれません。
Royal Enfieldに憧れのある方でカフェレーサースタイルがいい!という方向きですね。
新車価格は、最も高いグレードでも89万円、最も低いグレードで83万円と、なるほど、スペックに見合ったあまり高くないお値段設定となっております。
とはいえ、では同じ価格帯のSV650Xと比べると走りのスペックとしてはかなりスペックが…いえ、もう書きません。はい。
HONDA DREAM50
出典:Wikipedia
1997年1月に発表され、2月に発売されたHONDAの50ccクラスのカフェレーサーバイクです。
CR110カブレーシングをベースに制作されており、5.6ps/10,500rpmという高出力マシンとなっております。装備も当時の50ccとしてはかなりちゃんとしていて、前後ブレーキディスクの油圧式となっております。
価格もなかなかで、32万9000円で発売されており、その値段も相まってそんなに売れなかったマシンとのこと。いやーでも、このマシンはカッコイイです!
ちなみに、このバイクの詳細についてはこちらのページに詳しく書かれていますので、興味のある方はどうぞ。
SKYTEAM ACE125
出典:ARROWS
見た目は完全に…HONDAのドリーム50ですね。横からのアングルの写真なども見ましたが、もうまさにドリーム50。タンクやシートやホイール、ブレーキ装備までドリームと同じ。これ大丈夫なのかな…
スペックとしては、7.0kw(約9.1ps)/8500rpmということで、125ccクラスの中でもスペックは低めです。こちらのページに詳しい情報が掲載されています。
新車価格としては30万円程度となっておりますが、輸入車のうえ販売取扱店も少ないため、価格は変動する可能性があります。
おわりに
今回は、新車時点でカフェレーサースタイルとなっているバイクについてまとめました。
昔からあるマシンも何台かありましたが、半分以上は近年のカフェレーサー人気の高まりでメーカーが出してきたマシンというのが興味深いですね。
モタードも同じように、オフ車にオンロードホイールを履かせたカスタムから着想を得てメーカーがそういったマシンを出してきたというフローがありますので、それと同じ道をたどっているようですね。
カフェレーサー熱はまだまだ上昇しているようですから、これからもさらにカフェレーサーマシンが出てくるかもしれません!期待ですね!
というところで、今回は以上です!