今回は、GN125のレストアシリーズ2日目です!
購入当初からすごーく気になっていた、「で、結局このバイクってエンジンかかんの?」を確認したくて、とりあえずエンジン始動トライをしてみましたという内容です。
あとついでにチェーンも交換しておきましたよ、という回です。
GN125のチェーンを交換する
もう何度もこのブログで書いているチェーン交換。なんだか、チェーン交換回数がえらく多い気がします。なんでだろう。
前回記事で書いた通り、現状は物凄いチェーンの状態になっております。
VTR250の時もこんな感じだったなぁなんて思いながら、とりあえず旧チェーンを外していきます。
作業前に、チェーンの張り調整と同様の手順でリアアクスルを緩めて(要17mm, 19mmのレンチ)、スイングアームのエンド部分のチェーンアジャスタを限界まで緩めておくのを忘れずに。
チェーンを外す時は、私はネジザウルスを使っています。通常のペンチより横幅が広いので、簡単にクリップを外せます。
今回交換するチェーンは、やっぱりKMC。
安いし、まあノンシールチェーンだとどのメーカーのものも使用距離はあんまり変わらないし、何度かKMCチェーンを使用して問題ないことを確認しているので、今回もKMCチェーンにしました。
ちなみに、VTR250にもKMC(こっちはシールチェーン)を装着して5000km以上走行していますが、全然伸びなくてびっくりしています。
勿論、国産と比べたら大分劣るんでしょうが、値段から考えれば十分やってくれていると思います。
GN125のチェーンは、サイズ428、リンク数は116L(確かそうだったはず)。
今回購入のチェーンは120Lなので、4コマ分をカットしました。
いつもチェーンカットの瞬間は緊張します。数え間違いをしているんじゃないかと。
もし、コマ数を指定できるショップでオーダーすれば、この工程は不要ですので、チェーンカッターも不要で、チェーン代金と通常の工具(チェーンの張り調整とかの)のみで交換することができます。
もしこの先も自分でチェーンとかメンテするよ!とお思いなら、頻度は少ないと思いますが、チェーンカッターは持っておいた方がいいと思います。
チェーンカットが完了したら、古いチェーンの末尾に新しいチェーンを仮ジョイントして1周回し、新チェーン同士をジョイントで留めてクリップを装着して交換完了です!
新チェーン同士をジョイントする時は、できるだけリアタイヤを蹴って車体前側に寄せておかないと、なかなか接続できません。
だれか後ろからタイヤを押してくれる人がいると作業が少し楽になりますね。
最後にまたチェーンの張り調整を行って作業完了です!
これで1つミッション完了です。
GN125のバッテリーを交換する
次は、かなり先走っていますが、エンジンをかける準備をします。
バッテリーが完全に上がっていたので、GN125用に新バッテリーを調達しました。
台湾YUASAがVTR250用で、ORIENTALがGN125用です。
二つ合わせて約1万円です。
バッテリー液は別容器となっているタイプだったので、規定量を注入して2-3時間放置です。
VTR250用もついでにバッテリー液を注入しておきます。
待ち時間に、他の作業をやっていきましょう!
GN125の折れたスロットルを交換する
バッテリーの準備のための待機時間、GN125の折れたスロットル部分を交換しておきます。
何故か、スロットルが折れているんですよねこの機体。初めてみました。スロットルが折れているマシン…
前オーナーさんから、新しいスロットルを貰っているのでそれを使用して交換します。
華麗に折れています。
スイッチボックス付きでスロットル部品を貰えましたので、一応スイッチボックスごと交換しておきました。
GN125のスロットル交換は大変楽で、右スイッチボックスを留めている2本のプラスネジを外し、スロットルに嵌っているワイヤーを外すだけです。
VTR250は、ワイヤーを外すのに1時間、ワイヤーを付けるのに1時間かかった記憶があるので、もうやりたくないです。
一応ワイヤーにオイルを注油しておきました。また開くのは面倒ですからね。
GN125 モロモロ交換した結果は…
さて!!
なんやかんやで2時間の暇を潰し、バッテリー待ちが完了したので、車体に組み付けました。
この段階で、
- テールランプ ストップが点灯しない
- ウインカーが1個しか点灯しない
不具合までは確認がとれています。
ヘッドライト、メーターランプなどについては特に問題がないようです。
本来なら、ここでオイル交換をして、フレッシュなオイルでエンジンをかける!のが望ましいですが、せっかちな筆者は、とりあえずオイルが入っていることだけを確認して、エンジンをかけます。(危ないのでオイルは交換してからエンジンをかけましょう)
キーオン。
Nランプ点灯確認。
チョークを引く。
アイドルスクリューを結構回しておく。
たぶんガソリンはやばいと思われるので、キャブ内のガソリンだけは抜いておく。
その後コックはRESに。
電力消費は少なくするためヘッドライトスイッチはOFF。
これで!
エンジンを!
かけるっ!!
キュイン………
キュインキュインキュインキュイン…
おお!エンジンかかった!
あれ?意外と問題ないのか?この機体。
しかし、暫く暖気してチョークを戻すとエンジンストール。
スロージェットはダメっぽいですね。
マフラーがすごいから、エアフィルターもスッカスカの物に交換してあって、混合気が薄くなっている?
ここの切り分けは、とりあえずジェット清掃を行ってからですね。
あともう一つすごく気になる点が。
セル一発目の回りが、キュイン………..キュインキュインってなるんですよね。
最初のセルモーターの動きが、バッテリー上がり寸前位の弱弱しさなんです。
が、押し続けて2回目以降のセルは通常通り元気に回るという謎の現象です。
セルモーターが悪いのか?セルモーターまでの経路で何か問題が?スタータースイッチ、ということはないだろう、と思われますが。
バッテリーが問題ということでは流石にないはず。
イグニッションコイルだろうか。
いやしかし、上記のどれかがダメだった場合、そもそもセルが途中から元気に回る説明ができない。
ネットで探すと、アースがしっかり取れていないと、上手く電気が流れずにセルが回りにくくなるという意見が散見されたが、その線もあるかもしれない。
ということで、後半は文字ばっかり。
結局エンジンはかかったものの、逆に不安が増すという結果に。
とりあえず、素直にメンテナンスの基礎、オイル交換、フィルター交換、プラグ交換後に再度エンジンをかけることにします。
レストア2日目のまとめです。
- チェーン交換を行いました。
- バッテリー交換を行いました。
- スロットル、スイッチボックス交換を行いました。
- エンジンをかけてみました。
- 新たな不具合、チョークを戻すとエンスト、セルの回り1発目がよわよわしい、を得ました。
レストアにかかったお金
(1日目終了時: 41500)
バッテリー: 4500
チェーン: 2000
スロットル: 0
合計48000円
あれ?
これ、実働のGNを買った方が安かったよね?既に5万円近いんですが。