【なぜ爆売れ?】なぜレブル250はこんなに売れているのか理由8つをまとめてみたよ『4年連続販売台数1位の大人気バイク!!』

レブル250は4年連続250ccクラスのバイク販売台数1位の座を獲得している売れ筋バイクです。

しかし、「何故こんなにレブル250がヒットしているのか」の理由を納得のいくカタチでまとめた記事がありませんでした

例えば、大手有名メディアである「ヤングマシン」さんのWeb記事だと、「足つき性が抜群に良いから」売れているとの結論らしいです。(全部で3つ点挙げてはいますが)

引用: ヤングマシン

他の大手メディアでも同じような傾向で、

  • 足つきが良い
  • 単気筒だけどエンジンがよく回って良い

と書かれています。

ただ、レブル250オーナー歴2年半(ツーリングもカスタム/メンテナンスもしっかりやってきた)、Twitterでの情報収集や実際に現地のレブルミーティングなどに参加してきた筆者の感覚としては、「レブルが売れてる理由ってそれだけじゃないだろう」と思いますので、イマイマ思いつくありったけの「レブル250が売れている理由」をまとめていこうと思います!

他にも「こんな理由がありそうですよ」というものがあれば是非コメント欄にお願いします!

Youtubeでもレブル250/グラディウス400/GN125の情報を発信してます! (登録してもらえると超喜びます!!)

レブル250が売れている理由1. 「売れているバイク」の座を獲得しているから(ちゃんと詳細書いてます!!)

一番最初の理由が、「既に売れているから」というのはなんとも微妙な気がしますが(ニワタマ的なアレで)、それでも2022年現在においてレブルがこれだけ売れている理由としては、最も有力だと思いますので最初にあげました。

一度売れてポジションを獲得した製品というのは、それだけでかなりの強みとなります。下記のような理由からですね。

  • 周りから勧められやすい
  • 「これだけ売れている/人気なんだから間違いないはず」の安心感
  • レブル = ブランドとして認知されはじめている
  • InstaやTwitterなどでよく見かける(=「レブル」への単純接触効果)
  • HONDA公式もレブル(やGB350)のイベントをやっている(広告)
  • レブルの情報が多い(=メンテナンス/カスタム/不具合などの情報が調べやすい)

売れてポジションを確立した製品/サービスとしては、例えば、

  • Google(検索PF)
  • Youtube(動画PF)
  • Facebook(Meta)(SNS)
  • Amazon(配送/クラウド(AWS))
  • ハンバーガーといえばマクドナルド
  • 音楽教室ならヤマハ
  • インドで自動車といえばスズキ

などがその業界の覇権を握ると、その牙城を崩すのに圧倒的なエネルギーが必要になるのと同じように、一度レブル250が圧倒的な人気を獲得すると、それを崩すための後発のマシンはそれ以上のパワー(販売爆発力)が必要になります。

ブルーオーシャンで1位を獲得するのとはわけが違うパワーが必要です。

もちろん、「いやいや、そうは言ってもレブルが目についたからレブルを買うってわけじゃ無いっしょ草ぁ!w」と思ったあなた、それはその通りです。

ですが、そもそもまず無条件で「バイク購入比較の俎上に上がっている」という時点でスゴイことなんです。

私の保有しているグラディウス400や、GN125、少し前ですがGSR250やER-4n(そんなんあったなあ…)、CB250F(不人気で終わったなあ…)なんかは、まずそもそも購入するバイクの選択肢にすら入らない、というかそんなバイクあんの?というマシンも本当に数多く存在します(全オーナーのみなさん、すみません)

そういった中で、「ああ、レブルね、売れてるよねー」とレブルのことを知っている/知られているというのは本当に強いんです。

また、別口でかなり驚いたのが、「バイクはあんまり詳しく無いけどレブルなら知ってる」という若者がそこそこ居た点。もうレブルがブランドになってるんです。これは私の周りで実際にあったことですが、1人2人ではないため、やはりレブルブランドが確立しつつあるのかもしれません。

レブル250が売れている理由2. 女性オーナーさんが多いから

「どういうことやねん?」って感じかと思いますが、これは売れている理由として有力なものの1つかなと思います。

レブルは、女性オーナーさんが他のマシンと比べても多い印象です。

これは、ホンダ販売店さんのコメント的にも、各パーツ販売メーカーさんのコメント的にも、レブルミーティングに参加した時の男女比率的にも、他のバイクと比べて女性オーナーさんが多いと言って良いと思います。

ほか、レブルのコンテンツをアップするようになってから、Youtubeアナリティクスの男女比率で女性の割合が増したなどの数字的な根拠もありますが、Youtubeの規約的にその画は載せられないです…

女性オーナーさんが多いという前提は、他のレブル乗りの方からしても概ね同意して頂けるかと思います。

さて、それで女性オーナーが多いとどう影響があるかというと、

  1. SNSなどでの「レブル」の露出回数が多くなる
  2. バイク未保有者の女性ライダーさんがレブルを選ぶ可能性が高まる

です。

1点目は、皆さんなんとなくご理解頂けると思いますが、「女性ライダー×バイク」はSNSで伸びます(真顔)。これは、TwitterやInstagramはもちろん、Youtubeなどでも同じ傾向があります。脳筋ライダーさんが面白い検証をされていましたが、女性としてアカウント登録するとスゴイ的な動画をアップされてましたね。コレはガチだと思います。

そうなるともちろん、閲覧数もいいねの数も、コメントやRTの数なども多くなり、SNSで広く拡散されることになります。結果、数多くの人にその投稿が目につくため、そのマシンの認知度が高まります

コレは一般的な女性ライダー×バイクの話ですが、レブルの女性オーナーさんの数が多いという話しと掛け算して、「レブルの露出回数が多くなる」となります。

他のマーケティングではもう当たり前かもしれませんが、とにかく「女性ユーザの獲得」は販売戦略で極めて重要というのは、もちろんバイクの世界にも適用されるわけで、ことバイク業界では女性の割合が少ないですから、他業界よりもさらにこの重要性は高まる可能性が高いです。

2点目は、女性ライダーさんがレブルを選ぶということは、「まだバイクを持っていないけど免許を最近取りました!」な女性ライダーさんとしては、「それだけレブルオーナーに女性ライダーさんが多いなら、とりあえずこのバイクを買っても大きく困ることは無いかも!」の安心材料になります。これは1点目(SNS露出が高くなる)と関連してきますね。

また、SNSなどでレブルについての質問をすれば、優しい女性オーナーの方からも返信が期待できますし、最近では「女性限定×レブルシリーズ限定」な女子ツーリング枠なども散見されますし、よりバイクの世界に参加しやすいかなと思います。

長くなりましたが、そのバイクの女性ライダーの多さというのは、バイクが売れる理由として大きなポイントとなるといえます

レブル250が売れている理由3.「レブル」唯一の見た目だから(他のアメリカンとは違うスタイル)

レブル250は、所謂「アメリカン」や「クルーザー」と呼ばれるバイクの分類になります。(以降はアメリカンと呼びます)

このアメリカンのジャンルでは、誤解を恐れずにいうと「よく似ているバイクが多い」です。

しかし、その中でレブルシリーズは少し違った異質なスタイリングを持っています。「レブル」ブランドを持ったスタイリングと言えます。

アイコニックなタンクフォルムとカラーリング

所謂アメリカンタイプのバイクでは、タンクサイズが大きく幅広で…というタイプですが、レブルではコンパクトなタンクフォルムになっています。

ハーレーの一部車種ではこのようなタイプのバイクが存在しますが、近年の国産アメリカンではあまりこうしたタイプのバイクは見かけず(以前なら、REBEL250(MC13)やビラーゴ250がこのタイプだが、タンク以外のフォルムは結構異なる)、現在ではレブルらしさを演出する1つの要素になっています。

また、カラーリングもマットアーマードシルバーやパールカデットグレー、マットジーンズブルーメタリック、マットフレスコブラウン、マットアクシスグレーメタリックなど、絶妙に若者受け/女子受けしそうかつ、既存のバイクのカラーリングではあまり採用されなかったカラーリングが採用されています。

コンパクトな全体感に対して極太のタイヤのマッチング

バイクの印象を決める要素として重要なものの1つに、タイヤサイズが挙げられると思います。

特にアメリカンバイクでは、ファットなタイヤサイズが好まれる傾向にあり(カスタムなどでもよく太タイヤ化される。一方で逆に細くするケースはほぼ無い)、太いタイヤサイズというのはビジュアル面で大きな影響があると思われます。

レブルは、細いトコロは細くスタイリングされていますが、前後タイヤは250ccクラスということを考えれば太いサイズが採用されており、この点しっかり押さえているのはコントラストが効いて良いと思っています。

例えば、先に挙げた小型タンクのアメリカンであるビラーゴ250はF 約80/R 130、REBEL250(MC13)もビラーゴと同じF 約80/R 130となっています。(Fがインチ表記のため、実際は80mmよりも幅が狭い)

また、同じクラスで比較的車格のあるアメリカンバイクであるドラッグスター250も、F80/R 130となっています。

一方で、レブル250(MC49)は、F130/R150と、フロントに至っては5サイズほど太く、リアに至っても2サイズ太いタイヤが採用されています。

レブル250が売れている理由4. 比較的購入しやすい価格設定だから

現代のバイクはかなり価格が高くなってきてしまいました。

これは

  • 排ガス規制やABS標準化などに伴い装備が複雑化してしまった
  • バイクの販売台数自体があまり多くないため大量生産によるコストメリットが受けられなくなってしまった
  • 日本ではインフレが起きず賃金も何十年と変わっていないが、海外ではインフレや賃金増の影響もあり、グローバル展開しているバイクという製品の価格はグローバル価格にある程度合わせる必要がある、となると日本人からすると相対的に高くなったように感じる

などなど、さらに他にもいろいろな要因があり、こればかりは仕方がないことだと思います。

同クラスには(装備や拘りが異なるため純粋に比較するのは間違っていますが)、CBR250RR(80万円超)、ZX-25R(80万円超)といったやはりお高めなマシンが多く存在する中、レブル250は50万円台ということで、比較的購入しやすい価格設定となっております。(「安い!!」とは言ってないです)

もちろん、レブルよりも安い価格はありますが、それでもこれだけの評判/ユーザの多さ…などを考えた上でのこの価格というのは、納得感があると思います。

レブル250が売れている理由5. 新型レブル / S Editionがカッコいいから

レブルの販売台数は、2020年に新型モデルが発売となってから、再び販売台数が大きく伸びました。販売台数のデータとしては下記のようになっています。

2019年 レブル250 販売台数7985台

2020年 レブル250 販売台数13297台

ということで、新型モデルになってから圧倒的な販売台数になっています。2019年から倍とまでは言わないものの、1.7倍程度に伸びています。

残念ながら内訳はどこにも載っていませんが、Twitterでの様子や実際にレブルミーティングに参加してきた時の肌感だとS Editionに乗られている方が多いです。

オーナーさんの話を伺っていると、特にS Editionの見た目や、マッドブラックのカラーリングがかなり好みであるというコメントが多く、新型レブルというか、全体マットブラックのカラーを持っているS Editionがヒットしたというのは1つの理由としてありそうです。

余談ですが、個人的にもS Editionカッコいいなあと思っていて、一時期は旧型から新型S Editionカスタムを施していました

レブル250が売れている理由6. カスタムパーツが豊富で他人と違う1台にしやすいから

「バイク乗りは」と一言で括るつもりは全くありませんが、「自分だけの一台」「オリジナルの一台」を好む傾向があるように思います。

となった時に、カスタムパーツが多いというのはオリジナルの1台を作りやすいメリットとなります。

もちろん、「真に他人と違う1台を作るなら、外装からFRPなどで自作するからどんなマシンでも良いよね」という指摘はあると思いますが、それはハードルが高いですし一般的ではない(そんなに多くの人やってないよね)ため一旦無視するとして。

レブルには本当にたくさんのカスタムパーツが存在します。国内メーカーが発売している製品も数多く存在しますが、海外まで目を向けるとさらに選択肢が圧倒的に広がります。

マフラーだけでもざっと数えただけで20種類以上はありますし、リアキャリア、シート、ヘッドライトアクセサリ、ウインドスクリーン、テールカウルやアンダーカウルなどなど、それぞれのパーツが何種類も存在します。

これらカスタムパーツを組み合わせれば、その選択肢は無限大です…!!

レブル250が売れている理由7. 足つきや取り回し性が良く乗り手を選ばないから

レブルはバイク全体で見てもかなり足つきが良いマシンです。

シート高は690mmで、車重もアメリカンバイクとしては比較的軽量で取り回しがしやすいというのも、万人に安心して勧めやすい理由です。小柄な女性であっても不安なく乗れることでしょう。

レブルは比較的バイク経験の浅いユーザが選択することが多いようですので(ホンダ公式のコンセプトや、レブルミーティングに参加している時の年齢層、Youtube動画を見てくれる視聴者層などより)、そうした方にも安心です。

このあたりは他のメディアでも取り上げられていて共有認識だなとは思いつつ、一応記載しておきました。

レブル250が売れている理由8. アメリカンなのに「エンジンを回して楽しめる」「コーナリングも楽しめる」から

一般的に、アメリカンバイクはあまりエンジンを回して走るような特性ではありませんが、レブルはスポーツバイクであるCBR250R(MC41)ベースのエンジンで、見かけによらずかなりエンジンの元気が良いです。もちろん、単気筒バイクなので回さなくても低回転からもしっかりトルクがあるため、必ずしも回さないといけないというわけでもありません。

そうした、エンジンに対する選択肢、アクセルを回したライディングやアクセルを回さないライディングなどの懐の広さは万人受けする理由の1つだと思います。

また、意外や意外、このバイク、コーナリングも結構イケます

一般的なアメリカンバイクでは、すぐにステップを擦ってしまったり、足を放り投げるタイプのポジションなのでバンクさせる際には若干の不安を感じたりもしますが、レブルはポジションが比較的ネイキッドスポーツタイプに近しいため(古典的なアメリカンバイクと比べて)、そうした不安はかなり少ないです。

こうした、ある意味で「アメリカンらしくない」部分に真新しさがあり、レブルが選ばれる理由の1つになっているのかもしれません。

今後もレブルって売れ続けると思う?

さて、最後は少し別の話になりますが、レブルって今後も売れ続けると思うか?という個人的見解も少し書いておこうかなと思います。

もちろんまだ未来のことは分かりませんが、「直近1年は少し売れ行きが落ち着くかも?」と見ています。

理由としては3つ、

  1. 計画販売台数が捌けた場合、受注停止する見込みのため(ホンダ公式)
  2. モデルチェンジ後時間が経っているため
  3. 中古台数がある程度揃ってきているため

です。

1点目は、法規制対応モデルを優先的に生産するために、既存モデルの受注を停止するとホンダ公式からアナウンスがありました。これにより、販売台数に上限が設けられてしまうことになります。

2点目は、2020年モデルチェンジ後の販売台数よりも、2021年の販売台数の方が若干ですが減少している点から、このままのペースでいけば2022年の販売台数も何かのテコ入れが無い限りは減少するであろうと予測できるからです。ただし、何かのテコ入れをしようにも、前述の販売台数上限設定により難しそうに見えます。

上記については、2023年、又は、2024年にフルモデルチェンジとなれば再び販売台数に加速がつくと思いますが、一方で既存のレブルのスタイルから大きく乖離するようなモデルを出すことも難しく(レブルの世界観もありますし、既存のカスタムパーツなどの兼ね合いもあり、全く見た目を変更してしまうと逆に失敗する可能性が…)、個人的にはちょっと懸念です。

3点目は、レブルは2017年から販売されているモデルで、既に5年の販売期間があります。新型レブルは販売されてからまだ2年程度ですが、それでも一定の期間販売されていますので、中古にもタマ数がある程度揃ってきています。よって、過去のような「新車しかない」という状況から変わりつつあるため、新車神話を持っていない方は中古を選択するケースも増えるでしょう。そうなると新車販売台数は減ってきますので…

まあ、もともとレブル250は「売れ過ぎていた」ので(250ccクラスの販売台数で、2位以下に大差をつけ続けていましたし)、少しは落ち着くのが自然なのかなと思っております。

長くなってしまったので、今回はこのくらいで!ご覧頂きありがとうございました!

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