今回は、結構前からモノ自体は日本で発売されているけれどイマイチ浸透しきれていない気がするあのヘルメットメーカー「HJC」についての記事です。
日本ではメジャーではないですが、HJCのヘルメットはめっちゃオススメです!という内容を書いていこうと思います。
まずはそもそもHJCってどんなメーカーなのかについて、後半は何故HJCのヘルメットがオススメなのかその理由について書いていくという構成になっております。
HJCってどんなメーカーなの?
HJCはあまり馴染みがありませんが、それもそのはず海外は韓国のメーカーです。
「韓国か…まあやっぱ国産ヘルメットに比べたら三流なんだろうな。ぺっ」
と思ったそこのあなた。その考えは間違っているかもしれませんよ!
HJCはあまり知られていないけど実はすごいヘルメットメーカー
HJCは、あまり日本では浸透していない気がしますが、実はかなりすごいメーカーです。
MotoGPライダーも使ってる
GPライダーも使用する韓国のヘルメットメーカー。最高峰クラスではホルヘ・ロレンソが2013~2015年の3年間使用したほか、現在ではアンドレア・イアンノーネが使用しており、2018~2019年の2年間契約を結んでいる。
とのことで、最高峰バイクレースの場でも使用されるレベルのヘルメットが供給されています。つまり、かなりちゃんとしたヘルメットメーカーです。
世界シェア1位で安全性も高い
さらに、みんな大好きWikipediaによると驚きの記述が…!
1987年8月にはホンジンクラウン(홍진HJC)として法人設立。同年にはSNELL規格を取得している。2001年にはアライヘルメット、SHOEIを抜いて、オートバイヘルメット分野で世界シェア1位となった。
出典:Wikipedia
注目すべきは2か所。
- SNELL規格を取得している
- Arai, SHOEIを抜いてヘルメットシェア世界1位
そうなんです。皆さん。HJCめっちゃすごいメーカーなんですよ!
日本にいると、「やっぱ国産最強だよね!日本のモノすごいよ!世界一だよ!」という神話というか、そういうものを何となく妄信してしまいますが、それはもちろん間違いではないんですが、世界にはもっと売れてるとか、安価で安全性の高いヘルメットというものも存在するんですよね。そんな感じです。
SNELL規格とは
ちなみに、さらりと書いたSNELL規格ですが、ヘルメットの安全性基準の中で最も厳しいと言われる規格です。
Araiの公式ページでは、
レースでも採用 世界最高水準の安全規格
もっともアライのオートバイ用ヘルメットの主要ラインナップは、衝撃吸収性において世界で最も厳しいといわれる安全基準「スネル規格」を既にクリアしています。
出典:Arai公式
との記述がありますし、SNELL規格について説明しているサイトには、
SNELL規格は約5年毎に規格が見直され、しかも、その度に厳しくなっています。ヘルメットメーカーは、この難易度が増した規格にパスするヘルメットを作るよう、求められます。その為には、新規格の発表を待っていたのでは対応が遅れてしまいます。ヘルメットメーカーは、現時点のSNELL規格+数%厳しい基準でテストを行い、事前に備えておく必要があるのですが、規格にパスする製品ができない場合、メーカーは、スネル申請をあきらめるしかありません。この『5年毎の規格の見直し』は、ヘルメットメーカーをふるいにかけるようなもので、スネルのヘルメットメーカーへの挑戦状とも言えます。
とあります。5年ごとに規格が見直され、段々と基準が厳しくなっていくようです。これは確かに厳しい!!停滞は衰退していくということですね。
なぜHJCのヘルメットがオススメなのか。理由4つを書いていきます。
1. 比較的安価である
とっても大事なファクターですね。価格。
私がお金持ちであれば、AraiさんとかSHOEIさんとかの最上級にしてめっちゃカッコイイグラフィックのヘルメットを選んでやる!と思いますが、残念、現実はお金持ちではありません…悔しい…
なのでどうしてもお値段は気になってしまいますよね。(気になりますよね!!)
そんな中、HJCは比較的安価なヘルメットが数多くラインナップされています。しかもエントリーモデルも結構グラフィックがカッコいい!
価格面で国産メーカーヘルメットよりも有利だなと思います。
最も安価なシリーズでは、1万円台から購入することができます。
CS-15シリーズなんかは、グラフィックの選択肢も結構広がってきて、ここのシリーズはかなりオススメです!
2. グラフィックがかっこいいものが多い!ラインナップも多い!
HJCのヘルメットには、ホントに様々なモデルラインナップがあるんですが、結構なカラーバリエーション、グラフィックバリエーションがあります。
国産メーカーのヘルメットでは、グラフィックがカッコいいグレードのものってかなりのお値段になってしまいがちですが、HJCでは比較的お値段安めなエントリークラスのものからグラフィックがちゃんとしてます。
ヘルメットのグラフィックにこだわりたい方、HJCはオススメです!
ちなみに私は、2.5万円で下記のIS-17 Armada というモデルを購入しました!こちらです。
どうですか!超かっこよくないですか!(主観)
しかし、残念ながらこのグラフィックのものは廃版になってしまっており、国内での取り扱いはもうほぼ0、海外のヘルメット販売サイトも洗ってみましたが、丁度いいサイズ(MやL)のものはもう売られておらず…
というわけで、他に、個人的に推したいHJCのヘルメットモデルを一応掲載しておきます。下記のような感じですね。もちろん人によってかなり好みが変わるので参考になるかは分かりませんが…
3. ツーリングに便利!インナーバイザーありのモデルも多め
雨の日ツーリングや、夜間ツーリングなどを経て思うことは、「スモークが濃いのヘルメットバイザーは辛い…」ということです。もうシールドを下げている状態だと全然外が見えないんですよ!
「じゃあクリアシールドでええやん」
と思ったそこのあなた。その通りなんですが、いやあ、でもバイザー欲しくないですか?日焼け防止とか、日中の日光をある程度低減したいなあとか…でもスモークがあると…の無限ループに入ってしまいます。
そんなあなたにコレ!インナーバイザー付きのヘルメットです!
インナーバイザーとは、文字通りヘルメットのいつものシールドの他に、内側にさらにバイザーがある、というタイプのものです。こんな感じになっています。
このインナーバイザー付きのモデルが結構ありまして、大変嬉しいです。残念ながら、エントリーモデルにはこのシステムは内臓されておらず、IS-17以上(2万円以上あたりが目安)のモデルに搭載されております。
私が購入したヘルメットもやはりインナーバイザー装着モデルです。なんだったらこれが欲しくて新しくヘルメットを新調したといっても過言ではないですね。
4. 安価だけど安全性はちゃんと担保されてます
一番初めにHJCというメーカーについて書いた中で全て書き尽くしてしまいましたが…
MotoGPなどのレースでも使われるといった実績もありますし、RS Taichi経由で販促しているということもありますので、そういった所の安心の担保は取れています。
(最初に書いたSNELL規格については一部モデルのみで全てではない点に注意)
おわりに
今回は、HJCというヘルメットメーカーについてのまとめと、HJCのヘルメットはオススメだよ!という内容でした。
私は全部で3代ヘルメットを使用してきましたが、そのうちの2個はHJCのヘルメットです。グラフィックの良さと価格の安さでHJCの虜になりました。
「やっぱり国産がいい!」とか、「韓国メーカーなんて嫌だ!」という方はともかく、見た目や価格でヘルメットを決めるんや!という方は、HJCも一考に値すると思いますので、是非探してみてください!
というところで、今回は以上です!