VTR250のインプレを書いていきます!
今回は、今年(2016)の3月に手放した、VTR250についての記事です。
書こう書こうと思って早数か月。もう8月です。かなり今更感がありますが、私のブログには意外とVTR250 ○○というキーワード検索で辿りつかれる方が多々居られるようなので、何かの参考になればと思い、やはり書くことにしました。
先にVTR250に2年間乗り続けた総論を書いておきますと、
VTR250はめっちゃいいバイクです!!低速からトルクフルでスピードも140km/h以上は出て燃費も比較的良い。車重も軽量で最高!
です。もちろんちょっとしたデメリットもありますので、詳しく書いていきます。
最初は、せっかくなのでどんな見た目にカスタムしたのかについて書いてます。「興味ないんじゃあ!」という方は、読み進めてインプレ部までどうぞ。
2016年3月時点のVTR250
まず、2016年3月時点のVTRのカスタム具合です。
カスタム箇所は大雑把に以下の点です。
- スクリーン(ガイラシールド)
- ナックルガード(メーカー不明)
- ミラー(TANAX ナポレオン クロス)
- エンジンガード(PROSMAN)
- アンダーカウル(才谷屋のロングアンダーカウルをカット加工したもの)
- シートレザー(汎用のもの。ちょっと滑りにくいです)
- マフラー(エキパイはZRXかゼファーのパイプを使用。サイレンサーはWR’S製)
- リアキャリア(ベンチュラ)
- リアボックス(GIVI)
- リアフェンダー(コワース フェンダーレス)
- テールランプ(POSH アイビーLEDテールランプ)
最終的にはこのような状態でした。
実用優先パーツと、見た目優先パーツが混在している不思議なカスタムになりました…
特にお気に入りだったパーツは、やはりガイラシールドですね。
あれだけ大柄で風防効果抜群なのに、見た目もなかなかカッコイイという、最高のシールドでした。
また、結果的にカチ上がってしまったマフラーですが、手放す時には結構気に入っていました。
ここからVTR250のインプレです
それでは、ここからはVTRに2年間乗った人間のインプレです。
まず、VTR250といってもキャブやFI、その他年式によって印象がちょっと変わってきますので、インプレの対象の機体について明記しておきます。
- 初期型です
- もちろんキャブ車です
- 最大出力は32ps(10500回転で)
- 車重は160kg
- 割とメンテナンスなどはしっかりしていました
前置きが長くなりました。ここから本当にインプレしていきます!
加速感
普通に加速します。
想定通りの加速感ですね。ただし、低速トルクがあるのであまり回さなくてもしっかり加速していくのはとてもGoodです!
同じ250ccクラスだと、ホーネットと比べると、やはり加速感は薄いです。四気筒の高回転時の加速には勝てません…
が、ボルティーなどの単気筒バイクと比べると、かなり加速している感じがします。
アクセル開度に対して、自分の思った通りの加速をします。
最高速
サーキットにて、145km位までは確認できました(メーター読みです)。
もう少し伸びたかもしれませんが、このスピードでは振動がかなりすごいので、とても巡行はできないです。
振動
私の機体は、5速75km/hまでは振動は少ないです。4気筒と比べたらありますが、少ないと判断して良いレベルでしょう。
5速80km/hあたりから振動の具合が変わってきます。80km/hを境に結構振動が増えてきます。
人にもよると思いますが、115km/h位までは我慢できる振動だと思います。120km/hを超えてくると、このスピードで巡行しようとは思わなくなってきます…それくらいには振動します。
取り回し
楽です!
最初は、SRXからの乗り換えだったので、重いなーとか思っていましたが、慣れると重たいという感覚はなくなってきます。
すごく妥当。これがちょうどいい!って感じです。
足つき
シート高は760mmらしいです。
私は身長170cm、足の長さはたぶん普通?というスペックですが、両足とも踵までべったり付きます。
足つきは良い部類だと思います。
ライディングポジション
普通です。教習車(CB400SF)とそんなに変わらないんじゃないかと思います。
タンクはCBより細いですが、しっかりニーグリップできます。
シート
硬くは無いと思います。私は、結構お尻が弱い人間ですが、VTRのシートはそれなりに乗ってられます。
また、よくタンデムをしていましたが、特に窮屈だな、と思ったことはないです。
最近のフルカウル250ccは、タンデムシートが小さくて硬かったりしますが、その点VTRはタンデムの人には優しいと思います。
燃費
いつも大体25km/L位でした。
ツーリングに1人で行って調子が良いと30km/Lを超えるかな、という位です。
ただ、街乗りばっかりでも極端に悪くなるということもなく、やはり大体いつも25km/L位でした。一番悪い時でも22km/Lは走っていたと思います。
メンテナンス性
良くはないと思います。
特に、私はGN125という単気筒のバイク上がりですので、それからすると大分メンテナンスがしにくいなと思いました。
とはいえ、4気筒のバイクと比べればマシでしょうが。
VTR250の良かった/悪かった所
次は、主観ですが、VTRの良かった所、悪かった所を書いていきます。
VTRの良かった所
乗りやすい!
取り回しも気負わずにできますし、加速もフラットで変な癖もありません。最高速も十分出ますし、満足ですね。
コストパフォーマンス良い!
これは、私が当たりの機体を入手したからかもしれませんが…
年式が古いVTRは、結構安く手に入ります。
でも、少しメンテナンスをしてあげればしっかり走ります。
それなりに加速はしますし、最高速も140km/hは出ます。
エンジンも信頼性が高いですし。良い機体だと思います!本当に。
カスタムパーツがそこそこある
GNと比べたら、ちゃんとしたメーカーから、ちゃんとした品物が出ています。
とてもありがたいことですね。
カスタム/メンテナンスの情報が多い
グラディウスと比べたら、メンテナンスやカスタムの情報サイトが多いです。
サービスマニュアルが無くても、結構多くのことはネットの情報でなんとかなることが多いです。
VTR250の悪かった所
ヘルメットロックの仕組みはなんとかならなかったのか…
シートを外し、貧相なワイヤーにヘルメットを引っかけてシートを閉じる、という使い方らしいんですが…やってられません。
あと、シートを外すと、真上から見てタイヤが丸見え、というのもなんだか…
頑強なリアキャリアがない…
FIの方だと、割と安い金額で、しっかりしたリアキャリアが購入できます。(シートフレームの形状がキャブとFIで大分違うため)
しかし、キャブの方だと、2人乗りができるリアキャリアは、恐らくベンチュラしか選択肢がないんじゃないかと思います。
ですが、このベンチュラキャリア、すごく強度が心配です。
ちゃんと組み付けても、リアボックスを揺らしてみるとキャリア全体が揺れる揺れる!
耐荷重も2kg(リアボックスもこれに含まれますので…)ということで、一体何を収納させる想定だったのでしょうか…
キャブ型の前期のレギュレーターがパンクする…
放熱対策用のフィンが付いていないレギュレーターが、キャブの前期型には付いています。
これ、対策品に交換しましょう。
熱でダメになってレギュレーターパンク⇒バッテリー充電できずにどんどん電力消費⇒エンジン停止
のルートに入ってしまいます。
いつか、私もレギュレーターのパンクでレッカーにお世話になったのですが、その時の運転手さんは元バイク屋さんだったらしく、この時期のホンダのバイクは結構レギュレーターがパンクするらしいです。
交換自体は簡単ですので、できれば、対策品に交換した方が良いでしょう。
これは古いバイクだと大体レギュレーターがパンクすることが多いですので、VTR250の前期型を購入したら確認しておきたいですね。
おわりに
総じて、私はVTR250というバイクは良いバイクだと思います。今でも好きです。
はい。結構大雑把な感じでしたが、少しでも参考になればと思います。
今回は以上です!