はじめに
この記事は、BackWPupを導入した!
↓
ジョブ実行した!
↓
エラーが起きた…
↓
あ、あれ…ネットで検索してもこのエラーの対処法無いじゃん…詰んだ…
という方向けの記事です。
最近、BackWPUpというWordpressの便利バックアップ用プラグインを導入し、いざ手動バックアップを実行してみたのですが、エラーとなり、解決方法を探すも一切情報が無かったので記事として残すことにしました。参考になれば。
どんなエラー?
ジョブが開始されましたが、10秒間応答しません。
とのメッセージが表示され、ジョブが実行されません…
インフォメーションを確認せよ、とのことだったので、見てみると下記のような具合でした。
ふむ。分からん。
早速、原因ですが
どうやら、Wordpress HTTPSが悪さをしているようでした。はい。
WordPress HTTPSって何?という人向けに
このプラグインは、例えばロリポップなどで共有SSLという仕組み(SSLも使わせてあげるよ。でも、自分の普段使っているドメインとは違うよ みたいな感じの仕組みです)を採用しているレンタルサーバにおいて、Wordpressの管理画面を共有SSLを使用してSSL通信させてくれるというプラグインです。
このプラグイン、何が嬉しいのかというと、管理画面のセキュリティを向上させられるんですね。
URLがhttpsで始まるSSL通信を行っている場合、自身の端末から対象サーバまでの通信は暗号化されます。
ですので、管理画面にログインする時のユーザID, PWは暗号化された状態でやり取りされます。
しかし、http通信ですと…
特にユーザID, PWは暗号化されません。
これはマジヤバイことで、例えば公衆無線LANでHTTPで管理画面にログインした場合、悪意を持った誰かがパケットキャプチャでもすれば、たぶん、簡単にユーザID, PWを知ることができます。試したことはないですが、そのはずです。
という訳で、できればHTTPS通信で管理画面ログインしたいよね、という場合はこのプラグインを使用すると幸せになれるよ、という感じです。
結局、BackWPupのエラーはどう対処すればいいの?
具体的な手順としては書きの通りです。
- 一旦Wordpress HTTPS のプラグインを無効にする
- 安全なネットワークで”自身の(独自)ドメイン”の管理画面にログインする
- BackWPupを実行。通った!やった!
- WordPress HTTPSのプラグインを有効にする
という感じですね。はい。
そもそも、このエラーは、BackWPupは独自ドメインの方で繋ぎに行こうと思っているのに、独自ドメインでアクセスしにいくと認証ができていない判定になる(? 共有SSLと独自ドメインでは別判定になっちゃう)ために、接続ができないよ、ということらしいです。
ので、独自ドメインでBackWPupを実行するために一旦wordpress HTTPSを切る必要があります。
(このプラグインを無効にすると、現在表示される管理画面がスタイル崩れしますが、落ち着いてください。独自ドメイン側でログインすればちゃんと表示されますんで)
wordpress HTTPSを切ると、平文通信になってしまいますので、安全なネットワークで独自ドメインの方のURLでログイン⇒Backup実行すればokです。
おわりに
WordPress HTTPSプラグインは、とてもありがたいんですが、ちょくちょく制限があるんですよね…
例えば、
記事のプレビュー機能が使えなかったり、
記事のアイキャッチ画像を設定しても編集画面には写らなかったり、
ということが挙げられます。他にもあった気がしますが…忘れました。
しかし、セキュリティ確保のためにこれからもお付き合いさせて頂きます。