【Talend Open Studio 入門01】開発環境の構築。Talendをインストールしよう

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はじめに

今回は、Talendでバッチ開発を行っていくために、環境構築を行います。
(かなりTalend起動エラーが発生しましたが、どなたかの参考になればと、格闘の記録も残しています)
環境構築は、大まかに以下のフローで行っていきます。

  1. JDKのインストール
  2. Talend Open Studio(Data Integration)のインストール

インストール作業

【1】JDKのインストール

まずは、JDKのインストールです。
Java JDK7を、Oracleの公式ページから入手しましょう。2016年8月現在、下記のページからダウンロードできます。

Oracle公式 JDK7ダウンロードページ

上記ページの少し下の方にあるJava SE Development Kitあたりで、環境にあったものをダウンロードします。

ここで、今さらですが、JDK8ではなく、7です。今回対象とするTalend5.6では、JDK8はサポートされていないためです。
結構重要です!

JDKのインストールは、インストーラに従っていけば問題なく完了すると思います。

【2】Talend Open Studioのインストール

下記で、Talend Open Studioを入手します。このブログで対象とするのは、DataIntegrationというものなので、それをダウンロードします。

Talend Open Studio for Data Integrationのダウンロードページ

2016年8月現在、上記ページにアクセスすると、デフォルトではBig Dataというタブが選択されていますが、それではなく隣のData Integrationを選択します。
紛らわしいのですが、割と上の方にあるDownLoad Free Tool ボタンをクリックしてしまうと、最新バージョンが入手できてしまうので、こちらは無視します。
丁度ページの真ん中位にある、Other Releasesの中から、Talend5.6系を選択してダウンロードします。
Windowsでしたら、.exeとなっているものが一番簡単にインストールできます。
勿論、5.6でなく、最新版でも構いませんが、私は一度も6系を使用したことがないので…違いが分かりません!

Talendインストール時、何処にインストールするかを聞いてきますが、デフォルトだとC:直下になっています。
流石にちょっと抵抗があるので、私はC:/Talendみたいなフォルダを作って、そこにインストールするようにしました。

インストールには割と時間がかかります。

Talendを起動するもエラー…

さて!
以上でTalend Open Studioのインストールは完了です。
早速実行してみましょう!

ん。64bit版?のexeは全く起動せず(TOS_DI-win-x86_64.exe)。
Javaのエラーが表示され、returned exit code 1だそうです。こっちはとりあえず置いておくことにしました。

Java8はサポートしていない、というエラー

気を取り直して、32bit版(TOS_DI-win32-x86.exe)を起動してみることにしました。
こちらは、起動している感じのTalendの画像が出ました!

・・・
しかし、本体は立ちあがりません。エラー画面が出ました。

tos_err

ふむ。なるほど。
私の端末には、JDK8も入っているので、そちらを見に行ってしまっているようです。
ネットを検索すると、とてもありがたいことに、解決策を提示して下さっているページがありました。

Talendのインストールと初期設定(Windows 8.1編) ~Javaのバージョンに気を付けろ~|Talend Open Studio によるビッグデータ分析(第2回)

解決策を要約すると、先ほどのexeのショートカットを作成し、そのショートカットを右クリック⇒プロパティでプロパティを開きます。
で、ショートカットタブのリンク先という項目の末尾にJavaのバージョンを明示する引数を渡します。

[shell] -vm "C:\Program Files\Java\jdk1.7.0_45\bin\javaw.exe"
[/shell]

上記のパラメータを、元々の文字列の最後に追加します。
もちろん、パスはJavaインストール環境によって異なるので、各自書き換えて下さい。

一応、リンク先、という項目の全文は下記のようになります。

[shell] C:\Talend\TOS_DI-Win32-20160127_1448-V5.6.3\TOS_DI-win32-x86.exe -vm "C:\Program Files\Java\jdk1.7.0_45\bin\javaw.exe"
[/shell]

繰り返しますが、インストール場所によって文字列は異なりますので書き換えて下さいね。

returned exit coe 13 エラー…

Java8問題はクリアしたので、今度こそTalendが起動できるはず!!

tos_err2

またエラーです。なにこれ?エラーは確かに変わりましたが、より深刻っぽい画面が。
Javaのreturned exit code 13だそうです。

もうなんなんですかね!!

仕方ないので、さらにネットで探すと、JavaとEclipseのビット数が異なることが原因なのでは、とのこと。

確かに、今、Talendの方は32bit版exeをキックしていますが、引数として与えたのは64bit版のJavaだ…
ということで、また新たに32bit版のJDKをインストールし、vmのパスを変えて再度実行!

talend_open

やっと起動しました…

Talendを起動する

次は、新規プロジェクトを作成します。
詳細、というボタンを押します。(こちらの画面でももちろん操作できますが)
talend_newproj

この画面だと、ワークスペースも変更できたりします。
とりあえずは、ワークスペースはデフォルトのままでokです。

作成ボタンをクリックします。すると、プロジェクト名、プロジェクトの説明を入力する画面になりますので、入力します。

talend_newproj3

これで新規プロジェクトができました。

次回以降は、このプロジェクトに、バッチジョブを作っていきましょう!

 

次回の記事はこちら⇒【Talend Open Studio 入門02】CSVデータを変換する。まずはファイル操作でしょ!

 

追記

64bit版exeが起動しなかった問題が解決

最初に64bit版exeで起動しなかった事象も解決しました!
64bit版exe(TOS_DI-win-x86_64.exe)に対応するiniファイル(TOS_DI-win-x86_64.ini)を、下記の通り編集しました。

[shell] -vm
C:\Program Files\Java\jdk1.7.0_45\bin\javaw.exe
-vmargs
-Xms512m
-Xmx1536m
-XX:MaxPermSize=512m
-Dfile.encoding=UTF-8
[/shell]

こちらも、JDK7のJavaを見るように-vmのパラメータを、-vmargsより先に記述することで無事起動しました!

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