【グラディウス400 メンテナンス】 アクセルワイヤーとクラッチワイヤーに注油するよ!

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はじめに

今回は、珍しくグラディウスのメンテナンスのお話です。

グラディウスはあまりメンテナンスをしていなかったので、とある日に色々とメンテナンスをしました。
今回はそのうちの1つ、アクセル(スロットル)ワイヤーと、クラッチワイヤーへの注油についての記事です。

ワイヤーに注油って、何のため?難しい?大体どの位の周期でメンテナンスすればいいの?

ワイヤー系注油は、オイル交換、エアフィルター交換等と比べると結構マイナーな部類かもしれません…
やることは(文面では)簡単で、ワイヤーにワイヤー用のオイルを注油する、という作業です。

このメンテナンスを行うと、

  • スロットル/クラッチがとても軽やかに!
  • ワイヤーの寿命が延びるよ!

というメリットがあります。
1つ目は、スロットル側ではあまり恩恵を感じないかもしれませんが、クラッチ側はかなり嬉しいですよね。
メンテナンスをずっとしていない車両にワイヤーオイル注油すると、クラッチの硬さがかなり改善したりします。

2つ目は、かなり重要ですよね。旅先でワイヤーが切れたりしたら…と思うと怖いです…

 

ワイヤーオイル注油の難易度ですが、クラッチ側はとても簡単です。アクセル側は、車種によります。
アクセルワイヤーを外す作業の難易度によります。
参考までに、GN125 >> グラディウス400 >> VTR250 というのが個人的な作業難易度です。(左に行くほど簡単)
GN125は、右スイッチボックスを開ければ、とても簡単にワイヤーを外すことができます。
グラディウス400は、一旦アクセルワイヤー調整を最も緩めて、という作業が付きますが、その作業さえしっかりしておけば割と簡単に外せます。
VTR250は、全然外せませんでした…アクセルワイヤーをスイッチボックスから外すのに1時間かかった記憶があります…たぶん自分のやり方が間違っていたんでしょうけど。

 

メンテナンス周期ですが、そんなに頻繁にしなくても良いかと。
メンテナンス好きな方なら半年に1度、5000kmに一度くらい。
メンテナンスしない方でも1年に1度、10000kmに一度くらいはしておくべきだと思います。
グラディウスのサービスマニュアルを見てみましたが、明記されていなかった(はず)ため、今までの経験則で書いています。間違っていたらごめんなさい。

 

アクセルワイヤー側の作業

写真はありませんが、まずはスイッチボックス下部の2本のなべネジを外します。丁度スイッチボックスの真裏にあります。

次に、小さい赤丸のスロットルワイヤー2本を固定しているなべネジを外します。

次に、右の大きい赤丸のアクセルワイヤーの遊びを調整する部分を隠しているゴムブーツを外します。

ゴムブーツを外したら、今度はアクセルワイヤーの遊びを出来るだけ緩ませる側に調整します。
写真の赤矢印の方向に、ダイアルみたいなボルトと長細いネジの部分両方を左の方に寄せていきます。

これでアクセルワイヤーが緩まりますので、スロットルからワイヤーが外せるようになります。
(この作業をせずにワイヤーを外そうとして15分悩んでいたのは秘密)

後は、アクセルワイヤーのタイコ部分をワイヤーホルダーから頑張って外します。

ここまでくれば後は簡単です!ワイヤー2本を引っ張って抜いて、ワイヤーオイルを注油するだけです。
ワイヤーオイルは、個人的にはできるだけサラサラしているものがおススメです。
というのは、粘度が高すぎると全然ワイヤーの奥にオイルが入っていかないんですよね…
下の写真のデイトナさんのワイヤーオイルはとてもサラサラしていて使いやすいです。
いつか、小さ目な紫色のワイヤーオイルを購入したのですが、全然奥まで入っていかずに苦労した記憶があります…

これを、アクセルワイヤーの引き、戻し側両方に行います。

はい。以上でアクセルワイヤー側のメンテナンスは終了です!
戻す時は、特にアクセルワイヤーの遊び調整ナットを絶妙な所に戻すことを忘れずに。

 

クラッチワイヤー側の作業

こちらは、大体どのバイクでも同じような作業になります。
サマリとしては、クラッチワイヤー調節ネジで出来るだけ緩める側にし、ワイヤー調整ネジの切り欠き部分を合わせてワイヤーをサクッと外すだけです。

グラディウス400では、下記のような作業を行います。

まずは、赤丸部の結束バンドを外します。外さなくても頑張れば作業はできますが…面倒なのでカットして外しましょう。
また、画像では外れていますが、右下のワイヤー調整ネジを隠しているゴム部品を外して、調節部が見えるようにしておきます。

次に、クラッチワイヤー調整ネジをクラッチレバー側にできるだけ寄せます。

そして、調整ネジのどちら側にもついている切り欠き部分を合わせて、クラッチワイヤーを外します。

後は、アクセルワイヤー側と同様、オイルを注油しておしまいです。

はい。こんな感じです。
アクセルワイヤー側が手こずるかもしれませんが、割とお手軽ですが、効果は結構ありますので、暫くメンテナンスしていない場合は是非作業しておくと良いと思います。

 

数日後に乗ってみて…(2016/01/08追記)

アクセルの方は多少軽くなったな、位の印象で作業直後と変わりませんが、クラッチ側の方は、ビビるくらい軽くなりました!
今まで、VTRと比べて大分思い印象でしたが、VTR×1.2倍程度の負荷になりました!
ちなみに、VTRはかなりクラッチが軽い部類です。
恐らく、ワイヤーオイルが日を置いてちゃんと下側まで落ちて馴染んだおかげでしょう。良いメンテナンスでした。

 

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