【GN125】狂気!新GNに旧GNのエンジンを載せ替える。エンジン降ろし編。

【GN125】狂気!新GNに旧GNのエンジンを載せ替える。エンジン降ろし編。

はじめに

今回は、GN125のエンジンをスワップ(載せ換え)するよ、という話題です。

ちょっと長くなりそうな予感がしたので、エンジンを車体から降ろす記事と載せる記事で分けようと思い、今回はその降ろす編の記事となります。

一般的なエンジン載せ換え

エンジン載せ換えというのは、まああまり一般的ではないかもしれませんが、走行距離が多いバイクの延命措置として、O/Hする工賃よりも載せ換えるエンジン入手が安価であった場合などに採用される方法であると思います。

ので、通常はエンジンの載せ換えというのは、「これから自分が乗る(乗っている)バイクに、新しい(走行距離の少ない)エンジンを載せる」となります。

今回行うエンジン載せ換え

ですが、今回は、気が狂ったのか逆のことをします。

つまり、「これから自分が乗るバイクに、古い(走行距離の多い)エンジンを載せる」ことにしました。

ちょっとおかしい話ですよね。これは。というわけで、タイトルに狂気と付けてみました。

載せ換える対象は、下記記事にある3代目のGNと、初代のGNです。

【GN125】狂気!3度目のGN125H購入。カフェレーサーカスタムと比較してみたり

なぜこれから乗るバイクに古いエンジンを載せるのか

なぜこんなおかしなことをするのでしょうか。

それは、初代GNに対する思い入れです。

私は、かれこれGN125Hというバイクに乗り始めて7年になります。

この7年間で、私は様々なことをこの初代GNから学んできました。今回、GNをベースにもっと綺麗なカフェレーサーを創るために3代目のGNを購入したわけですが、どうしても初代GNをそのまま手放すことに抵抗がありました。

果たして私は、この7年間共に過ごした相棒を捨ててしまってよいのか。超悩みました。夢にも出てきました。

で、出した結論がこれです。

新GN(これから乗っていくGN)は、3代目をベースにし(フレームやフォークがかなり綺麗なので)、しかしバイクの心臓であるエンジンは初代GNのものを使う。

綺麗なカフェレーサーを創るという思いと、7年間付き合ってきたGNへの思いの折衷案です。

と、いうわけで、新GNに古いエンジンを載せ換える、という普通ではありえないオペが発生し、それが今回の記事になった、という具合です。

エンジンは、もちろん新GNについていたものの方が新しくて、走行距離も少なくて(5000km程度)、綺麗だったのですが、7年間の旧GNとの思い出が勝った形になりました。

はい。前置きが長くなりましたが、今回の趣旨であるエンジンスワップのエンジン降ろしについてやっていこうと思います。

ちなみに走行距離が少ないエンジンの方は、エンジンが全体的に綺麗な状態で、走行距離が多いエンジンの方が、エンジン右側に3つの爪跡のような傷?がついているのが特徴です。

エンジンを降ろすために部品を外していく

エンジンには、色々な部品が接続されています。まずは、その部品を外していきます。

※手順漏れ等ある可能性があるため、ご自身で作業される際は部品外し忘れがないかちゃんと確認してください。(指摘して頂けるとありがたいです)

また、エンジンが地面に落ちると大ダメージとなってしまうため、落としても大丈夫なように工夫を施しておきます。私は、いい感じのお風呂の床(?)に使用するアレがあったので、ひいておきました。

タンク/フューエルホースを外す

タンクは外すのは必須でないと思いますが、邪魔なので外します。後にキャブレターも外すので燃料ホースは外します。

タンク外しまわりは下記記事にまとまっています。

【GN125】タンクの外し方。というかタンク交換。

プラグコードを外す

プラグコードを外します。プラグキャップ部を引っこ抜けばOKです。

タコメーターケーブルを外す

エンジンから生えているタコメーターケーブルを外します。下記画像の部分です。(ちなみに、これは緩めた直後なんでちょっと隙間ができています)

縦溝が入っている部分を、反時計回りに回せば緩めることができます。ペンチ的な何かを使用して緩めます。

傷つけないようにウエス等でガードして緩めます。縦溝の部品を完全に緩めたら、タコメーターケーブルを外すことができます。

ギアポジションインジケーターとニュートラルランプ用の配線等を外す

車体左側のフロントスプロケットあたりから伸びる配線を外していきます。具体的にこれが何の配線なのかは、こちらなどで確認してください。

下記のように、スプロケットあたりから出てる配線を辿って、タンク下あたりの配線がまとまっている部分まで見ていくと、カプラがありますのでそれを外します。

これがそのカプラです。

また、スプロケットカバー近くに、アースを取っているっぽい部分がありますので、これも外しておきます。

レギュレーター/ジェネレーターの配線を外す

先ほどのスプロケットあたりから生えていた配線は、タンク下に伸びている部分の他に、バッテリーすぐ横くらいにあるカプラと接続されている(はず)なので、それも外します。

また、レギュレーター(タンクすぐ後方)から出ている配線も外しておきました。(必須じゃない気がしますが)

エンジンのアース線を外す

アース(と思われるもの)がエンジンのボルトに共締めされていますので、間違いなく外しておきます。見落としがちですが。

 

写真はありませんが、フロントスプロケット近くをよく見ると存在を確認できます。

クラッチワイヤーを外す

エンジン側から、クラッチワイヤーを外します。

車体左側から見えるこの部分と、

車体右側から見えるこの部分を外します。

キャブレターを外す

写真は無いのですが…エアクリ側と繋がる部分のバンドと、エンジン側と繋がる部分のバンドを緩めた後、キャブレターを外します。

アクセルワイヤーも外しておくことを忘れずに。

どちらかは忘れてしまいましたが、バンドを緩めた後、キャブレターをエンジンかエアクリ側の何れかの方にぐっと寄せると、外れるようになります。

マフラーを外す

マフラーも外します。エンジンのエキゾーストマウント部と、タンデムステップと共締めされている部分を外せばマフラーを外せるようになります。

セルモーターへの配線を外す

完全に私は見落としていましたが、車体前方の法にあるセルモーターに伸びる配線も外す必要があります。

以上でエンジン降ろしのために外しておく配線等はもうなくなったはずです。

念のため、目視でちゃんと確認しておきます。

エンジンを降ろす

エンジンの周辺部品を間違いなく外したら、いよいよエンジン降ろし作業に入っていきます。何度か書いたと思いますが念のため、本記事には抜けがあるかもしれませんので、必ずご自分の目視にてエンジンに繋がっている部品がないかを確認してください

さて、部品が繋がっていなければ、次の工程に移っていきます。

ジャッキを仕込んでおく

不要かもしれませんが、エンジンハンガーを外した時にエンジンを支えられず、エンジンがいきなり落下してしまうことを防ぐために、ジャッキをエンジンの下に仕込んでおきます。

ジャッキがエンジンを傷つけないように、ウエスなどを挟んでおきます。

エンジンマウントボルトを緩めていく

ジャッキものセットが完了して多少のテンションをかけたら、エンジンマウントボルトを外していきます。

現状、下記のような状態になっていると思います。

まずは、ピボットシャフトを緩めておきます。まだ外しません。ピボットシャフトは、スイングアームとエンジンを共に締めているシャフトで、写真左下のステップすぐ上にあるシャフトです。

次に、各種ハンガーのボルトを緩めていきます。

全体のボルトを緩めたら、ボルトを抜いてエンジンを降ろすのですが、私は、スターターモーター付近のボルトから外すことにしました。

次にピボットシャフトを抜き、最後にヘッドカバーのボルトを外しました。

これでエンジンがフリーになりますので、左手でバランスを取りつつ、右手でジャッキを緩める方向に回していき、エンジンを少しずつ降ろしていきました。

で、無事エンジンを降ろせました。

外したエンジンはこちら。エンジンに異物が入らないように、ウエスを突っ込んでおきました。

さて、今回は車体についているエンジン同士のスワップなので、このエンジン降ろし作業をさらにもう一度行わないといけませんでした…地獄です。

そして、色々ありましたが、もう一台の方も無事エンジン降ろしが完了しました。

写真左側が走行距離の少ない綺麗なエンジンで、写真右側が走行距離の多い残念なエンジンです。

右側のエンジンの方が、7年間乗ってきたGNのエンジンです。

一応綺麗にしておきました。

おわりに

という、エンジンが無事降りた、というところで今回の記事はおしまいです。

いやー本当に、この作業は2人でやった方が良いですね…

GNは軽い方とは言え、エンジンってやっぱり結構重たいですし…

次回は、エンジンを載せる方の記事を書いていく予定です。

今回は以上です!

【GN125】狂気!新GNに旧GNのエンジンを載せ替える。エンジン載せ編

【文字数:3838文字】

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