【バイク】ロンスイとは?ロンスイのメリット/デメリットについてまとめていきます!

今回は、ロンスイ(ロングスイングアーム)のメリット/デメリットについてまとめてみます

少し前、私が所有するGN125というバイクをロンスイにしようかな…なんて思った時期があり、色々と調べていたのですが、いまいち上手くまとまった情報が見つけられなかったので、記事として残しておきます。

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そもそも、ロンスイとは?

下記のように、リアタイヤを支えるスイングアームの全長を長く(ロングに)するということで、ロンスイ化とかロンスイカスタム、という風に使われます。

「ロングスイングアーム化」を略してロンスイ化ですね。

また、ほぼ同じ意味で「ロンホイ」と呼ばれることもあります。これはロングホイールベース化を略したものです。特に、スクーター系のカスタムではロンスイ化というよりもロンホイ化という単語を使用することが多いですね。

ロンスイの例(3rd-garage blogさんのページから拝借)
ロンスイの例(3rd-garage blogさんのページから拝借)

よくロンスイカスタムが施される車両としては、YAMAHAのTWシリーズが多いですね。

類似したストリート系でもたまにロンスイ化されている車両を見かけます。

他に、画像でしか見たことがありませんが、ニュースクールと呼ばれるバイクのカスタムジャンルでも、多くの場合でロンスイ化されます。

ロンスイの起源としては、ヒルクライムにて車両がひっくりかえらないように、というところらしいです。

ちなみに、メリットから書き始めはしますが…率直なところ、デメリットが多いので、あまりロンスイはオススメできません。結構ビジュアル重視のカスタムになっております

ロンスイのメリットとデメリット

そんなロンスイについて、以降はメリットとデメリットをまとめていきます。

ロンスイのメリット

ロンスイのメリット1. 見た目が良くなる(人によります)

ロンスイする人は、殆どの人が見た目が良いから!という理由でカスタムするのではないでしょうか。(万人受けするかどうかはともかく)

ということで、第一のメリットはスタイルを変更できるから、が挙げられます。

主観ですが、例えば私の保有するGN125も、もう少しスイングアーム長さが長ければ、よりバランスが良くなると思っています。GN125もともとのホイールベースが短く、お尻が短くなってしまっているので、これをロンスイにすれば少し解消できる、というように見た目の調整に使われたりします。

GN125のみならず、カフェレーサーカスタムを行うビルダーは(特に海外の人たち)、リアタイヤの位置を調節するためにロンスイ化というか、スイングアームの長さ調整をすることもしばしばあります。

ロンスイのメリット2. 直進安定性が増す

ホイールベースが長くなると、一般的に直進安定性が向上し、乗り心地がよくなります。

ただ、ネットの声を見ているとロンスイ化で直進安定性が大きく向上した、ということはなさそうです…

ロンスイのメリット3. ウイリーしにくくなる

ロンスイにすることでフロントアップしにくくなります。

そのため、ドラッグレースなどの直線だけの速さが求められるシーンではよくロンスイカスタムが施されます

例えば、下記の画像はNinja H2のドラッグレースチャンピオンのマシンですが、超ロンスイになっています。

NinjaH2ロンスイカスタム(気になるバイクニュース。より)
NinjaH2ロンスイカスタム(気になるバイクニュース。より)

また、世界最速(2007年当時)の電動バイクも、相当にリアタイヤが後方にありロンスイになっています。

世界一速い電気バイク(GIGAZINE)
世界一速い電気バイク(GIGAZINE)

ちなみに、このバイクは0-100km/hの加速タイムは1秒だそうです。なにこれ。

ロンスイのデメリット

ロンスイのデメリット1. 旋回性が落ちる

メリットで、直進安定性がUPすると書きましたが、丁度その逆で旋回性ダウンというか小回りがききにくくなります。これは仕方がないですね。

ロンスイのデメリット2. 多くのケースでフェンダーレスになる(雨の日の跳ね上げが…)

リアタイヤの位置が後方に移動しますから、フェンダーが外されるケースが多いです。(もちろん移設すればOKですが)

リアフェンダーがなくなれば、当たり前ですがリアタイヤからの跳ね上げがすごいことになりますから、雨の日に乗るとリュックや洋服がすごく汚れます。

ロンスイのデメリット3. 強度不足になる可能性

スイングアームが長くなるということは、延長量にもよりますが補強無しでは強度が落ちます。
単に延長してもらうだけでは危険で、補強を考えたり、実績のあるロンスイキットを採用する必要があります。

ロンスイのデメリット4. チェーンが外れやすくなったり高負荷がかかったりする

スイングアームの振れ幅が、ロンスイ前と比べると大きくなります。

よって、純正のままのチェーンの遊び量では、ライダーが乗車した時にチェーンに過剰な負荷がかかってしまったり、逆に大きな路面ギャップを乗り越える際などにチェーンがとても緩んでしまって外れるリスクが増したりします。

参考⇒YAMAHA TW200E 参考動画(ホワイトベース)

ロンスイのデメリット5. ロンスイするのに結構コストかかる

ロンスイのデメリット、というわけではありませんが…ロンスイにするのにかかるコストは結構高いです。

ロンスイ自体も価格は高いですが、リアサスペンションも変更しないとサスのふわふわ感が目だってしまいますし…

他にも変更すべき箇所が出てきてしまうため、トータルコストは結構高くなります。

おわりに

本当は、私もスタイルのためにGN125のロンスイ化を考えましたが、やはりデメリットの多さに負けて考え直すことにしました。(※ 2019年5月時点では、結局やる方向になりロンスイ自体は購入済です)

それでもロンスイするよ!という方は、くれぐれもデメリットの部分(強度やチェーンの張り調整)に気をつけて、良いバイクカスタムライフを送ってください!

というところで今回は以上です!

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