外れない/固いボルト(ナット)の外しかた。5つのポイント

みなさん、こんにちは!

今回は、固着、又は、錆びなどでとても固くなってしまったボルト/ネジの外し方についてまとめてみます。
プラス頭のなべネジなどは、また別の機会にしようと思います。
今回は、六角頭のボルトやキャップボルト等が対象です。(共通する所も多いですが)

2017/10/15
なめてしまったネジ/ボルトの外し方については、下記ページにまとまっています。

なめたネジ/ボルトの外しかた。9の戦略とポイント

はじめに

この記事は、まだボルト/ネジ頭が生きている場合を想定しています。

外し方の基本方針としては、当たり前ですが「力を掛けて回す」です。
もちろん何も考えずに力だけ掛けて回したら…舐めるかボルト頭がねじ切れて終わります。
できるだけリスク少なく、外しやすくするためのポイントを5つにまとめています。
1, 2は準備編、3以降は実際に回す作業でのポイントです。

ポイント5つ

工具は精度高めのもので。スパナはNG

まず、これは絶対守らないといけないことですが…

スパナは絶対ダメ!あと、モンキーレンチもダメ!

です。
絶対にメガネレンチやソケットを使用しましょう。
スパナを使用すると舐めます。マジです。

また、相手が特殊な形状のボルトで入手性が低い場合は、できるだけネジ頭にダメージを与えないよう、より精度の高い工具で挑むべきでしょう。
(もちろん、そうでない場合でも精度は高い方が良いですが)

レンチの柄は長いものを使用する

当たり前ですが、ボルトを回そうとする時に、
回転中心から近ければ近いほど多くの力を必要とします。
回転中心から遠ければ、少ない力でボルトを回すことができます。
というわけで、使用するメガネレンチなどは、できるだけ柄が長い物を使用しましょう。

もし、柄が短いものしかないのであれば、メガネレンチ同士を連結したり、鉄パイプなどで延長したりし、長さを稼ぐようにしましょう。

 

ここから、実際に回す時のポイントです。

まずはハンマーで

ボルト頭を、釘を打つようにハンマーで叩きます。
詳しく説明はできませんが…とりあえず、溝間の固着を剥がすためのおまじないです。

このハンマー戦法ですが、侮ることなかれ、かなり効果があります。
硬いけど…そこまで強くないボルトは、このハンマーで結構な確率で外れやすくなります。

潤滑剤を使う

潤滑スプレーをボルトとナットに吹きかけます。
潤滑スプレーとは、最も普及している製品ですと、呉工業のCRC5-56でしょうか。
こういったもので、ボルトの回りを良くさせます。

通常は、CRCで充分だと思いますが、もうどうしても外れない!!という場合は、グレードの高いものを購入すると良いです。
呉さんのスーパー5-56がCRC5-56の上位のようなので、こちらを使用するとか、
最も高い効果あると評価が高いのはWAKO’Sさんのラスぺネですので、こちらを使用するとかですね。

スーパー5-56で1000円弱、ラスぺネで2000円程(小さいサイズだと1200円程)と、潤滑スプレーの中ではかなりお高いですが、回らないボルトを外す為なら高くはないと思います。

回す時はレンチがズレないように

いざ回す時に、回転させる方向にのみ力を掛けるのは結構危ないです。
少しずつレンチがボルトから抜ける方向にズレていってしまうことがあるからです。
片手でレンチを押さえつつ回すか、友人に手伝ってもらうと良いでしょう。

レンチがボルト頭から外れないよう押さえてもらったら、後はそれなりの気合いと度胸と危なさを感じ取る勘を持って回します。

 

ここまでで中程度の硬さのボルト/ナットたちは外れていくと思います。

が、古いバイクで固着しているような奴らは、まだ外れない可能性があります。
その場合は、一旦冷静になって、3. ハンマーと、4. 潤滑スプレー を繰り返します。
とにかく、焦ったら負けますので、気長にやっていく心構えが大事です。
かなり強いボルトでも、3ターン位繰り返せば、大体外れます。

私が今まで出会った中で最も強かったボルトは、潤滑スプレーとハンマーのコンボを3回以上繰り返しましたがダメで、
半ば諦めながらもボルト/ナットをCRC漬けにして一晩寝かせてやっと外れた、という奴がいました。
とにかく、焦ってボルト頭を舐めるのが最悪なケースですので、焦らずにいきましょう。

その他の対策

バイク屋さんにメンテナンス依頼ついでにさり気なくお願いしてみる

VTRのエキパイバンドが完全に焼き付いてしまって外れなかった時、バイク屋さんにお願いしたことがあります。
その時は、ETC取り付けだかを依頼していたんですが、そのついでにお願いしてみました。
結果、かなり苦戦されていましたが、なんとか外して頂けました。
舐めた後に持ち込むよりかは賢い選択かと思います。

熱/冷却を行う

ボルトをバーナーで炙って膨張させて、冷める時に若干縮むことを利用して外す方法もあるようです。
この方法自体はよく耳にしますが、いまいち効果が分からなかったのでポイントとしては採用しませんでした。
ただ、確かにその通りなので効果はあるかと思います。
ナットも同時に炙ってしまうと…意味がないかもしれません。

冷却も同様で、縮小を利用して外す方法のようです。

 

というわけで、今回は、ボルトの外し方についての記事でした。
そもそも、外れないボルトを生み出してしまう前に、危なそうな所は凶悪になる前に自分で外して適正トルクで締めなおし、とかすれば効果があるかもしれません。
また、熱が原因で固着してしまいそうな場所は、スレッドコンパウンドなどで事前にかじり防止処置を行っておく、などの予防も効果的だと思います。

今回は以上です!

 

なめてしまったネジ/ボルトのはずし方はこちらにまとまっています。

なめたネジ/ボルトの外しかた。9の戦略とポイント

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