GSX250Rフロントマスク

レンタルバイクでGSX250Rに乗ったのでインプレする(タンデムです)

みなさん、こんにちは!

今回は、今年(2017年)の4月に発売されたSUZUKI GSX250Rに乗る機会があったのでインプレします。
どんな見た目のバイクかというと、下記のような感じです。

GSX250R 右斜め前から
GSX250R 右斜め前から

GSX-Rシリーズの250cc版となるマシンです。フロントマスクもGSX-Rのお兄ちゃんたちの雰囲気を纏っています。

かんたんにスペックなどを

まずは、GSX250Rのスペックを、本家ページから気になりそうな項目だけチョイスしてもってきました。

  • 最大出力
    • 18 kW〈24 PS〉/ 8,000 rpm
  • 最大トルク
    • 22 N・m〈2.2 kgf・m〉/6,500 rpm
  • 装備重量
    • 178kg
  • 燃料タンク容量
    • 15 L
  • タイヤサイズ(前 / 後)
    • 110/80-17M/C 57H / 140/70-17M/C 66H
  • エンジン
    • J517・水冷・4サイクル・(並列)2気筒 / SOHC・2バルブ

こんな感じです。

比較のために、他の250ccクラス現行フルカウル機の最大出力と重量をざっと載せます。

  • CBR250RR
    • 38PS/12500回転
    • 重量165kg
  • CBR250R
    • 29PS/9000回転
    • 重量161kg
  • YZF-R25
    • 36PS/12000回転
    • 重量166kg
  • Ninja250
    • 31PS/11000回転
    • 重量172kg
  • Ninja250SL
    • 29PS/9700回転
    • 重量149kg
  • GSX250R
    • 24PS/8000回転
    • 重量178kg

まず、最も気になるポイントは…「最大出力24PS」ですよね。

など、250ccフルカウルバイクの中では飛びぬけて…低いっ!!
もう、目立ちますよね。
このあたりはコンセプトの問題で、GSX250Rは馬力ではなくてトルクを重視して街中での扱いやすさの向上を、ということで、
確かにGSXは最大出力発生回転数8000回転, 最大トルク回転数6500回転とかなり低く、エンジンを回さなくてもパワー感が得られるメリットはありますが、それでも気になりますよね。24PS。

次に、車両重量ですが、178kgです。ベースになっているGSR250が183kgということなので、軽量化されてはいますが…思っていたよりも重いですね。
他の多くのマシンは160kg台(Ninja250SLは例外なんで)の中、175kgは少し重いです。

燃料タンクは15Lで、燃費が、国土交通省届出値:定地燃費値で41km/L, WMTCモード値32.5km/L(こっちが実際に近い値)ということですので、WMTC基準で走行可能距離を考えると、487.5km走れることになります。
これはすごい!

ちなみに、比較されがちなYZF-R25もインプレ記事がありますので宜しければご覧ください。

外観と装備について

今度は、見た目と装備に関するところを見ていきます。

フロントマスク/ヘッドライト/ウインカー

GSX250R ヘッドライト
GSX250R ヘッドライト

今回、私がなぜGSX250Rに乗ろうかと思ったのかというと、ひとえに「顔がかっこいいから」でした。
そのくらい私は彼のフロントマスクに惹かれています。

MotoRideさんのGSX250Rインプレ記事にありましたが、

今までスズキでは「乗れば良さが分かる」というモノ作りが多かったが、今回は見た目のカッコ良さも重要と判断し、「ひと目でめちゃくちゃカッコいい」と思ってもらえることを最優先事項としてスタイリングを作り込んでいったという。

ということで、見た目のかっこよさを重視した結果、このようなマジいけてるマスクが生まれたようです。
私は、2眼のNinja顔やYZF顔、CBR250RR顔も好きですが、結構単眼が好きなのでGSXの見た目はドストライクです。
これがプロジェクターだったら…最高にかっこよさそうです。そこはカスタムしてからのお楽しみという感じですね。
ヘッドライトのすぐ左右にある白い部分は、LEDのポジションランプとなっており、カッコいい光を放ちます。

ウインカーは、ハロゲンになっています。見た目はカバーがクリアでバルブがオレンジの今時のものですね。

スクリーン(シールド)は、他の250ccフルカウルバイクと同じようなサイズ感です。
他のバイクでもいえることですが、やはりこの小さなスクリーンでも有ると無いでは大きく体感が違いますね。
丁度タンク真上からライダーのお腹周りの風がかなり弱まります。長く乗っていると疲労感が違います。

フロントタイヤ/ブレーキ

GSX250Rフロントブレーキ/タイヤ
GSX250Rフロントブレーキ/タイヤ

フロントタイヤは、サイズ110, 扁平は80, 17インチとなっています。
YZF-R25は扁平70ですので若干丸まり気味です。

フロントブレーキは、キャリパー片押し2Pod, ディスク径は290mmです。
片押し2Podはこのクラスではスタンダードで、大体このタイプです。
ブレーキング時のフィーリングは、入力の直後からしっかり効き始める私好みのものでした。
2人乗りでしたが、特にブレーキングに不安はありませんでした。

エンジン/ステップ

GSX250R エンジンとステップまわり
GSX250R エンジンとステップまわり

GSR250とは異なり、シルバーではなく黒色のエンジン色になっています。

そういえば、GSR250も最大出力24PSで、エンジンスペックは一見変わっていなそうですが、最大出力発生回転数が500回転下がっています。少しエンジンも進化しているようです。

シフトフィールは…特にコメントはありません。ギア間になぞのギアがあったりとかも無いですし、素直です。

ステップ位置は、とても自然です。スポーツバイクというより、普通のネイキッドのようなライディングポジションです。

タンク

GSX250Rタンク
GSX250Rタンク

GSXは250ccの中では大柄ですが、タンクのサイズ感はそこまで大きくないです。
ニーグリップはとてもしやすく、安定感があります。
スペックの部分でも触れましたが、タンク容量は15Lです。燃料はレギュラーガソリンです。

ちなみに、燃費がWMTCモード測定値32.5km/Lとのことでしたが、実際に走行した結果、大雑把燃費計測で38km/Lとの結果でした。(110km走行で、給油量は2.9L)
いくらか誤差はあると思いますが、ネットの他の方の燃費計測結果を見ていても35km/L程度の報告がしばしばあるので、そこまでおかしな値ではないようです。
35km/Lがデフォルトの燃費だとすると…すばらしい低燃費さです。

シート

GSX250シート
GSX250シート

スポーツタイプのバイクで採用されている、メインシートとタンデムシートが分かれているタイプのものです。
シートは、メイン/タンデム共に意外とふかふかで、2時間程度の走行では殆ど痛みを感じませんでした。
VTRと同程度にはお尻に優しいシートです。
シート表皮の材質は、ツルツルというよりもグリップ気味で、私は好みでした。

また、タンデムシート部がキーロック解除で外すことができ、その下にごく僅かに収納スペースがあります。
このタンデムシートがヘルメットロックになっているらしいのですが…日常で使用するのはかなり面倒くさそうだったので、社外品のヘルメットロックを買った方が良いと思います。
いやほんと、YZFの時もそうでしたが、ヘルメットロックの場所くらい純正でちゃんと設けて欲しいですよね!!
こんな運用、とても日常では面倒でできないですから…

マフラー

GSX250Rマフラー
GSX250Rマフラー

黒い艶消しのサイレンサーに、ステンのヒートガードが装着された構成です。
グラディウスと同じ感じですね。
ヒートガード有りというのは良いですね。黒い艶消し部分ばかりでは安っぽさが目立ちますからね。
YZF-R25のサイレンサーはエンド部の材質もイマイチでしたが、GSXの方はステンで良い感じです。
スリップオンで交換(サイレンサー部分だけ交換)ができるようなので、これからのサイレンサーの選択肢に期待ですね!
GSR250では左右2本出しでしたが、やはり片側1本出しの方がサイレンサー交換のコストが少なくすんでいいですね。

マフラーの音は、GSR250と比べると音量は大きめで、そこそこ低音の聞いたやる気のあるサウンドです。

リアタイヤ/キャリパー/スイングアーム

GSX250リアビュー
GSX250リアビュー

リアタイヤはサイズ140, 扁平70, 17インチです。
140サイズというのは、Ninja250, YZF-R25, CBR250R, CBR250RRと同じですね。
このサイズが性能とコスト的には丁度良いのでしょうが、私個人的にはもう少し太いタイヤの方が…
次のタイヤ交換の時に変えて下さいということですね。

GSX250Rキャリパー
GSX250Rキャリパー

キャリパーは片押し1Pod, ディスク径は240mmです。
キャリパーはやはりスタンダードな形式ですね。

あ、ちなみに、2017年現在のモデルでは、前後共にABSは無しで、ABS有という選択肢自体が無いようです。
恐らくこの先は出てくると思いますが…

GSX250Rチェーンまわり
GSX250Rチェーンまわり

スイングアームはよくある角材のようなスチールフレームです。
CBR250RR以外はだいたいこんなスイングアームですので、標準的ですね。

チェーンサイズは520だそうです。こちらも標準的です。

テールまわり

GSX250Rテール
GSX250Rテール

ごめんなさい!
このテールランプは点灯している時に撮影するべきでした…
この状態では何の変哲もないテールランプなんですが、キーオン状態でフチが枠取られるようにLEDが点灯してとても綺麗です。

そうそう。
今回レンタルした機体は、リアキャリアが装着されていました。
メーカーは見た目では分かりませんでしたが、これだけ頑丈なキャリアが販売されているというのは、ツーリングをよくするユーザにとっては有りがたいことですね。
VTR(前期)には、まともなリアキャリアがなくて、いつも頑丈なキャリアを夢見ていました…

メーター

GSX250Rメーター
GSX250Rメーター

メーターは全てデジタルです。
YZF-R25ではタコメーターがアナログでしたが、GSXは画面上部にデジタルメーターとして内臓されています。
左下がスピードメーター、右側の数字表示がギアポジションです。あると結構便利ですよね。
一番右側が燃料計、右下がトリップメーター/オドメーターなどが表示されます。切り替えできます。
液晶部分よりさらに外側の左下、右下がウインカーインジケーターです。

夜間走行もしましたが、視認性はとても良かったです。

ハンドルまわり/ミラー

GSX250Rハンドルまわり
GSX250Rハンドルまわり

トップブリッジ周辺はこんな感じの見た目です。

フォーク径は37mmです。Ninja250やCBR250Rが37mmのようですね。
ハードブレーキングなどしていないので、剛性感についてはなんともいえませんが、250ccの他のマシンでも採用されているのですから問題は無いのでしょう。

ハンドル位置ですが、Ninja250やZZR250と比べるとごく微妙に前傾に感じました。
ネットのインプレによると、Ninja250SL > GSX250R > Ninja250 という具合に前傾度合いが高いらしいです。
とはいえ、全然ポジションがキツイなんていうことはないので、構えて乗る必要はないです。
むしろ、少し前傾が入ることでスクリーンの恩恵を受ける域が多くなって良いと思います。

GSX250Rミラー
GSX250Rミラー

ミラーは視認性良好です。
フロントから見た時も、スタイリングを邪魔しているという風には見えませんでした。
このあたりも考えられていますね。

乗ってみたインプレ

足つき

身長170cm, 体重53kg, 足の長さ普通のメンズが乗車した状態です。

丁度両足ベタ足になる、という状態ですね。
身長がもう少しある方や、体重がもう少しある方なら足つきは問題ないと思います。
シート高は790mmとのことです。
YZF-R25, Ninja250SLが780mm, Ninja250が785mmとのことで、それら機体と比べると若干高ですが、シート前部が絞られているお陰か足つきは悪くないです。

タンデムの場合は、サスが縮み、さらに足つきは良好になります。

取り回し

普段グラディウス400(206kg)で慣らしているので、特に重くは感じませんでした。
普通です。

ポジション

Ninjaなどと比べると若干前傾気味ではありますが、窮屈でもなく手首がキツイわけでもなく、という具合です。
YZF-R25のレビューでも同じようなことを書いているので、R25と同じくらいなのではないかと思われます。

足のポジションとしては、とても自然です。足の曲がり角度、高さなど身長170cmの筆者からするととても丁度良かったです。

★同乗者(タンデム側)からのコメント
「メインシートとタンデムシートが分かれているので、一体式シートと比べると運転手と距離があっていざという時のホールド感が不安だった」
(グラディウスやVTRはシート一体型で運転手と搭乗者の距離が自由なので、減速の時などは運転手にしがみつきやすい)

「タンデム側が座高が高く、前の景色を見ることができる」
(グラディウスやVTRでは、運転手の頭に隠れて前の景色が見えない。YZF-R25やGSX250Rはタンデム側が少し高めに位置している)

「乗りにくいし降りにくい!」
(普段乗るグラディウスは、タンデムステップ位置が低めですが、最近のカウル付きバイクはステップ位置が高いので乗り降りが大変だそうです。今回はリアボックスが無かったから良いですが、リアボックス有りの場合は乗車がさらに大変になるかもしれません)

振動について

振動は、大変少なかったです。
5000回転以下では、グリップへの振動、ステップへの振動共に少なく、4気筒バイクレベルでした。
5500回転くらいから振動のレベルが多少あがり、さらに7000回転からまた多少レベルがあがり、そこからは回転数に比例して振動が増えていく感じです。
R25は、5000回転以下でも手や足に細かな振動が伝わってきましたが、GSXはあまり感じませんでした。

6速のギアで、
時速60km/hで4400回転、
時速100km/hで7600回転、
でしたので、時速60km程度で走行している際は、とても快適でした。
70km/h程度で走行していても特に問題無しです。

ただ、高速巡航レベル(100km/h以上)でずっと走行し続けるというのは、振動が出てきて疲れが溜まるかもしれません。

★同乗者(タンデム側)からのコメント
「振動はあまり感じなかった。普段乗るグラディウス400やVTR250と同じくらい」とのことでした。

サスペンションについて

フロント、リア共に硬いとも柔らかいともなく、標準的です。

★同乗者(タンデム側)からのコメント
リアサスペンションは「ちょっと固め。VTRくらい柔らかい方が快適」とのことでした。

加速/パワー感について

低回転フィーリング

日常域で扱いやすいように、最大トルク発生回転数が低めに設定されているお陰で、極低回転からパワーを感じられます。VTR250レベルのトルク感があります。(若干VTRの方がトルクがあったかも)

ですので、発進時はR25の様に、そこそこまわさないと始まらない!ということもなく、気楽に発進できます。

中~高回転フィーリング

加速感ですが、中程度加速したいな(アクセル半分開き位で大体6000回転でシフトアップしていく感じ)、という時は24PSを感じさせないそこそこの加速を見せます。
ただ、本気加速したいな、という時はなんだか物足りないんですよね。
直ぐに最大トルク6000回転に達し、気づけば9000回転、しかし、それまでの間にR25やVTRの高回転で感じるようなパワー感を強く感じることはなく、「あ、あれ?」、と思っている間に次のギアに上げて、という感じです。
こう、すごいパワーを感じる!というタイミングはありませんでした。

エンジンはシルキーに回るんですが、盛り上がり無く最大出力の回転数に達し…うん。
全体的にパワー薄まったVTR250のような感じでした。

24PSですからね。それを考えるとよくやっているマシンだと思います。

最高速

130km/hちょっと、というところらしいです。
確かに、100km/hの時点で回転数が7600回転を指していました。
ここで、GSXのレブリミットは10500回転、最高出力が8000回転ということを考えると、確かに130km程度が限界というのは妥当な気がします。

高速道路の走行はあまり得意ではないですね。
100km/hでずっと走り続けるのであればともかく、例えば、坂道に差し掛かった場合は追い越しの場合はパワー/最高速不足を感じる場面が出てくると思います。
また、大型バイクが多いツーリンググループ等では、付いていくのは結構大変だと思われます。

コーナリング

他のインプレ記事で、あまり曲がらない/直進安定性が高いバイク、というコメントを見ましたが、私が乗った時は「とてもよく曲がるバイク」だと思いました。
YZF-R25と比べると、ヒラヒラ感は薄いですが、一度車体を曲げ始めると、VTRやグラディウスとは比べ物にならない位倒れていきます。
R25バリに「もっと倒してくれ!」と言う声が聞こえてきます。

タンデムだったのであまり深くは倒せませんでしたが、これはクネクネ道はかなり楽しいバイクだろうな、と思いました。

GSR250Rのグラビア写真など

他にも何枚かGSXの写真を撮ったので、貼っておきます。

GSX250R左斜め前から
GSX250R左斜め前から
GSX250R正面から
GSX250R正面から
GSX250R右サイドから
GSX250R右サイドから
GSX250R左サイドから
GSX250R左サイドから
GSX250Rフロントマスク
GSX250Rフロントマスク

まとめ

色々書いてきましたが、ごく簡単にまとめると

  • GSXシリーズを踏襲したデザイン!とってもカッコいい!
  • 燃費がとっても良い
  • 加速性能は、24PSという数値よりかはしっかり加速する

という感じです。

最後に、このバイクがオススメな人と、そうでない人をまとめておきます。

GSX250Rがオススメな人

  • GSXの見た目が気に入った人
  • 燃費が良いバイクが好きな人
  • 振動が少ないバイクが好きな人
  • 街乗りが多い人
  • 比較的安価にカウル付きバイクが欲しい人

GSX250Rがオススメできない人

  • 見た目が好きじゃない人
  • とにかくエンジンを回したい/最高出力が欲しい/最高速が高いバイクが欲しい人
  • とにかくカスタムしたい人(2017年9月現在、パーツは他のマシンと比べて少ないです)
  • よく高速道路を利用する人

今回は以上です!

インプレシリーズ

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