【バイク】正立フォークと倒立フォークのメリット/デメリットについて

はじめに

今回は、バイクのフロントタイヤを支持するフロントフォークの2つの種別、正立フォークと倒立フォークについてまとめます。

何れも、路面の凹凸による衝撃を吸収するという役割(ざっくり)は同じです。

正立フォークとは

正立フォークとは、フロントタイヤを支えるフロントフォークの上側が細いパイプ(インナーチューブ)、下側が太いパイプ(アウターチューブ)となっているフォークです。
概ね、ですが、400ccクラス以下、というかロードスポーツのようなバイクではこのタイプが採用されています。

正立フォークの例(グラディウス400)
正立フォークの例(グラディウス400)

倒立フォークとは

倒立フォークとは、正立フォークと丁度逆で、上側が太く、下側が細いという見た目になっているフォークです。
主にスーパースポーツなどのバイクで採用されます。

倒立フォークの例(CBR1000RR(HOND公式ページより))
倒立フォークの例(CBR1000RR(HOND公式ページより))

正立/倒立それぞれのメリット/デメリット

それでは、正立フォークと倒立フォークの特徴とメリットとデメリットについてまとめていきます。

正立フォーク

メリット

  • 安価
    • 倒立フォークと比べて部品点数や製造工程が少ないため安価となります。
      なので排気量が低めのバイクには正立が多く採用されているんでしょうね。
  • オーバーホール費用が安い
    • 倒立フォークと比べると、O/H費用が安いです。
      例えば、2りんかんの整備価格を見ると、正立だと15660円、倒立だと18900円と、3000円ちょっと正立の場合と比べて高く設定されています
  • 事故時にフレームまでダメージが届きにくい
    • メリットとしてカウントするべきか迷いますが…
      フォークがしなりやすいため、事故時などはフォークが衝撃吸収の役をかってくれることが多いです。
      よって、フレームまでダメージが加わることが少なくなります。(事故の規模によりますけど)

デメリット

  • 剛性が低い(倒立フォークと比べて)
    • フォークがクランプされている部分のフォーク径が倒立のものと比べて細いですから、剛性が低いです。ハードブレーキング時などではやはり剛性が気になるかもしれません。

倒立フォーク

メリット

  • 見た目がレーシーでかっこいい!
    • 好みといえば好みでしょうが、あのチラリと見える金色の図太いサスペンションから感じる圧倒的高級感!私は好きです。
      ネットの声を漁ってみても、やはり倒立フォークは見た目が良いよね!という声をよく見ます。
  • 剛性が高い
    • 最も負荷がかかるステムとの接合部分のパイプ太さが、正立フォークの場合と比べてかなり太く、剛性が高くなります。ハードブレーキング時などもフォークが負けて曲がってしまう、ということも少なくなります。
  • バネ下荷重の減少
    • バネ下荷重、というのは、サスペンションにおいてバネ部よりも下に位置するパーツの重さのことです。
      バネ下1kgの重量低下は、車体全体で見るとその数倍の軽量化効果がある、ようです。
      正立フォークと比べるとこの点かなり有利だそうです。
      バネ下荷重(重量)については、車のHPですが、こちらのサイトがとても参考になります。
  • 低フリクション
    • 正立フォークと比べて低フリクション(作動が軽い)です。
      倒立フォークの方が間合長を長くとることができて…うんぬんらしいですが、詳しくはこちらのページに書かれていますので、興味のある方はご覧下さい。

デメリット

  • 高価
    • 正立フォークと比べ、部品点数増/製造工程増により高価になります
  • オーバーホール費用が高い
    • 1つ目と同じような理由で、O/H費用も高くつきます。
  • インナーチューブが路面からの飛び石や、前走行車両からの巻き上げの影響を受け易い
    • インナーチューブが路面に近いため、仕方が無いですが…
      ダメージを減らすために、ガードが付いている場合もありますね
  • オイル漏れするとかなり危険
    • 正立フォークの丁度逆のように取り付けられているため、シールが駄目になってオイルが漏れてきた際に、そのまま下方向に流れ出してきます。
      これがブレーキディスクなんかについたら…
  • 事故時にフレームがダメージを受け易い
    • メリット側で記述されていますが、フォークの剛性が高いため、フォークが曲がって衝撃吸収があまりされません。
      よって、その先のフレームにダメージが加わり易いです。

おわりに

やはり、多くの場合で倒立フォークに軍配があがりますね。
見た目も走行性も。

メンテナンスを自分でしたい派の私としては、正立フォークの方が楽ですので(とはいえ倒立のO/Hしてないので比較できないですが)、その点だけは正立が好みです。

今回は以上です。

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