【バイク】シールチェーンとノンシールチェーンのメリット/デメリットについて

はじめに

今回は、チェーンの大きな2つの分類、シールチェーンとノンシールチェーンについてまとめてみました。
メリット/デメリットという大きな括りの他に、どっちがオススメなのか、等の話題も少し載せています。

シールチェーンとは

250ccクラス以上で一般的に採用されるチェーン。
プレートとプレートの間に潤滑剤を閉じ込めておくための筒状のゴムのようなものがチェーンのプレート間に挟まれている。
この機構のお陰で金属間の摩耗が減り、ノンシールチェーンと比べると大分高寿命です。

下記写真のように、1ローラーを挟んでいるプレートと、外側のプレートの間に黒っぽいゴムが入っていれば、シールチェーンです。(手持ちの写真では分かりにくいんですが…)

ノンシールチェーンとは

250ccクラスかそれ未満で一般的に採用されるチェーン。
シールチェーンにあった潤滑剤を保持する機構が無い。

下記写真のように、1ローラーを挟んでいるプレートと外側のプレートに隙間は少し開いているが、ゴムは入っていない場合、ノンシールチェーンです。

シールチェーン/ノンシールチェーンのメリット/デメリット

シールチェーン

メリット

  • 高寿命
    • 前述の潤滑剤を封入しておく仕組みがあるため、摩耗が少なくチェーンが伸びにくいです。
      個人の体感ですが、ノンシールチェーンだと500kmも走るとチェーンが結構伸びるんですが、シールチェーンだと2000km位気にせず乗っていても大丈夫、位の感覚です。
      もちろん、チェーン清掃や注油はしますが。
  • メンテナンス頻度が少なくて済む
    • ノンシールチェーンだと、100kmごとには注油しないとガンガン伸びてしまうんですが、ノンシールはもっとメンテナンス頻度が低くても問題無いです。
    • チェーンの張り調整も、ノンシールと比べると伸びにくいため頻度は少なくなります。

デメリット

  • 高価
    • ノンシールと比べると高価です。
    • とはいえ、寿命を考えると実際はそこまで高くないんですが。
  • ウリクションロスが多い
    • ノンシールチェーンと比べると、重く、曲げたりした時に抵抗を多く感じます。

ノンシールチェーン

メリット

  • 安価
    • 有名な会社のチェーンでも、1000~2000円程度で入手することができます。
      シールチェーンですと、最も安いグレードのものでも6000円程度はしますから、結構差がありますよね。
  • フリクションロスが少ない
    • シールチェーンよりも軽く、抵抗が少ないです。

デメリット

  • 低寿命
    • シールチェーンと比べるとかなり寿命が短いです。
    • メンテナンスを殆どしない場合は、1000kmも走っていればダルダルのチェーンが出来上がります。
  • メンテナンス頻度が多い
    • 潤滑剤がシールチェーンと比べると早く無くなってしまいます。ですので、高頻度のチェーン清掃&注油が必要になります。
    • チェーンも結構伸びるので、チェーンの張り調整、チェーン交換の頻度も高くなります。

どっちがオススメなのか

多くのライダーさんには、圧倒的にシールチェーンがオススメです。

前述の通り、

  • 高寿命
  • メンテナンス頻度が少なくて済む

ですので、煩わしいチェーンメンテナンスから解放されます。

でも、高価/フリクションロスが多いというデメリットがあるじゃないか!
と言われそうですが、

  • 初期投資は高価に感じるが、ノンシールチェーンだと低寿命なので結局同じ距離走った時にチェーン代とチェーン交換工賃がそこそこかかるので、意外と差は小さくなる
  • フリクションロスが多いと言われるが、それは「ちゃんとメンテナンスしているノンシールチェーン」に比べての話で、現実はフリクションロスも大差ないのではと思われる

ため、シールチェーンのデメリットは小さく、メリット(高寿命、メンテナンスフリー)が大きいと思うんですね。

ノンシールチェーンがオススメなケース

では、ノンシールチェーンが意味ないじゃないか!と言われそうですが、オススメなケースももちろんあります。

  • ちゃんとこまめにメンテナンスする人
  • ダートを多く走るなど、チェーンに多大な負荷をかけるため交換サイクルが多い人
  • チェーン関連メンテナンスを学びたい人
  • ランニングコストよりも、とにかく初期コストを抑えたい人

には、ノンシールチェーンがオススメです。

あの気になる安価なKMCチェーンが気になる..

下記記事をご覧ください。

バイク用のKMCチェーンはそんなに悪くない。簡単にレビューなど

チェーン交換の方法が知りたい

下記の記事にまとまっています。

VTR250のチェーン交換

【VTR250】チェーン交換しました!

GN125のチェーン交換

【GN125】レストア2日目。チェーン交換です

250cc以上のクラスでは、シールチェーンが主に使用されます。
シールチェーンでは、ジョイント部がカシメジョイントになるため、専用の工具が必要となります。(VTR250側の記事に色々書いてあります)

125cc以下のクラスでは、ノンシールチェーンが主に使用されます。
ノンシールチェーンでは、ジョイント部がクリップジョイントになるため、専用工具は(チェーンカッター以外)不要ですので、少しハードルが下がります。

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